「和階堂真の事件簿・処刑人の楔」なんてスマホゲームがございまして、何もした覚えがないのにスタッフロールに入っているぼく。なぜなんだ。
幸い好評を博したらしく、続編を出すことになったようです。そしてなぜか「博多で製作合宿をやるから行こう」とお声がかかりました。合宿の邪魔をしては悪いから近くの東横インを取ります。ついでに一人で観光します。
いろいろ検討した結果、神戸2泊・博多2泊・京都1泊の5泊6日という非常に頭の悪い日程となりました。まず初日、お昼くらいの時間に神戸のオフィスに到着。写真の有名なゲームが生まれたオフィスです。
「お昼食べました?まだですか。じゃあちょっと弁当買ってきますわ」
あら、オフィスのMさんたらありがとうございます。中松警部ばりの食い道楽であるMさんがあえて弁当というのが怪しい・・何か変わった趣向でもあるのでしょうか。
M「お待たせしました〜。あ、お弁当の他にカップもあるんで取ってくださいね」
オマケの味噌汁かしらとカップを受け取ると、食欲をそそりすぎるあの香り・・やたらと香ばしいカレールーでした。カレー弁当かな?でもそれにしたら少ないような。
そしてライスだけにしては弁当がやたらと大きい。開けてビックリ、なんだよこの見ただけでIQが8くらい下がりそうなメシはっ!
M「近くの市場にあるオリーブキッチンさんってお店なんですけどね、オリーブ定食〜男の夢叶えました〜ってパワーメニューがあって、こんな世だからテイクアウトできるんです」
パッと見ただけで山盛りご飯にエビフライ・鶏の唐揚げ・コロッケ状のもの・ハンバーグという茶色いカロリーたちwithミニカレーだよ!確かに男の夢は叶っているかもしれませんが、色々と大丈夫なんですかコレ。
M「大丈夫です。店名通りオリーブオイルで揚げているのでヘルシー!」
なるほど、ヘルシーの代名詞オリーブオイルなら安心ですね〜って・・ホントか?ちなみにこのオリーブ定食は1200円、他のメニューは700〜950円の揚げ物中心定食、お店で食べればご飯おかわりOKなんだそうです。
あまりの迫力にビビってたじろいでいる場合ではない。温かいうちにいただきましょう。まずコロッケ状のなにかから。やあ、クリームコロッケですか。中のクリームにしっかり味がついていてソースはいりませんね。おいしいおいしい。なるほどオリーブオイルのおかげか知りませんが、衣がサックリ軽くてこれはヘルシー、かも。
巨大な鶏の唐揚げがゴロンゴロンと3つ。竜田揚げ風のカリカリ衣が好みストライク。中はもも肉のようでじゅわじゅわウマ汁が出てきます。3つもあるし、これは他のお楽しみもできるな。
お隣はエビフライさん。エビが苦手な人は白身魚にチェンジもできるそうです。大ぶりのエビにサックリ軽い衣がうれしいのはもちろんのこと、自家製タルタルソースがさっぱりでマイルドで、これまたヘルシーうまい。
これはエビに独占させてはもったいない!唐揚げの1つにたっぷりつけてチキン南蛮風に楽しんじゃうぞ。
この辺で箸休めにサラダを・・ワハハ、サラダとは名ばかりのマカロニサラダであった。油、炭水化物、肉!カロリーこそ正義なストロングスタイルです。
そんなストロングスタイル弁当のメインイベンターはやっぱりこの人、ハンバーグ!半分とは思えぬ存在感、いや、これまるっと一つ入っちゃダメだろというボリュームです。
え、なにこのハンバーグ。箸ではしっかりつまめるのに、口に入れた途端に液体化した。デミグラとひき肉と肉汁が一体化して口腔内を満たす!
M「カレーは飲み物とか言いますけど、ここのハンバーグはリアル飲み物ですから」
これはご飯に最も合う形態のハンバーグですね〜。どれもこれもオカズ力が高すぎで、結構な量の白メシなのに配分に困っちゃう。
さらに困るのが、炒めたカレー粉が素晴らしく香ばしいこの半カレー。ちょっと食べると甘味と旨味を感じて、2口目くらいからじんわり辛くなる絶妙な配合。カレーだけでも本格店のソレです。
そうだ、唐揚げの1つはにこれをたっぷりつけて・・デラウマい!でもやっぱりメシに合いすぎる!そりゃそうだ!
ご飯に溝を掘ってカレーを流し入れてフォンデュしながら食べる者あり、フライとコロッケはおかずでなく単品メニューとして食べる者あり、あらゆる楽しみ方ができるおじさんランチはみんなを幸せにします。しかもこれだけ揚げ物を食べても後でもたれないんです、ホント。
M「オリーブ最強でしょ?」
完敗です。こんなジャンクメニューたちをサラッと軽く食わせるんだ、うまいわけだぜ・・というところ。やっぱり市場の食堂ってすごいな〜、いつか実店舗も行ってみたいな〜。そしてもう少しライトなメニューを食べよう。ゲープ。
オリーブキッチン 兵庫県神戸市東灘区深江浜町1-1 神戸市東部中央卸売市場 関連事業棟内C-1