神戸や博多の5泊6日旅、初日は神戸のオフィスでダラダラしていて、いつの間にか夜だ。ホテルに帰りましょう。
三宮駅近くに車を置いたらもう夜の9時じゃないの。昼に乱暴な弁当をいただいたので、こんな時間というのに軽く小腹がすいた感じだけどそうだよ、まだお酒を飲んでいないじゃないの。焼鳥屋さんとかのカウンターでちょいと一杯やりたいわね。
駅北の飲食店街に行こうかしら・・それともホテルの近くになんかあったかな・・どっちつかずな感じで駅近くを歩いていたら、「炭火焼鳥酒場」という赤提灯がぶらさがっているじゃありませんか。渡りに船、こちらに飛び込みましょう。「だんご 三宮東店」さんだそうです。
消毒・検温を済ませて案内してもらった店内はテーブル5・6卓にカウンターが8席程度、もちろんカウンター席に座ります。まずは飲み物ですね。生はドライ、瓶はラガーでどちらも500円とお手頃価格。でもビールは値段を見るだけで赤霧島ロックをお願いします。
お通しはいかにも焼鳥屋さんなざく切りキャベツと厚揚げです。は〜い、かんぱ〜い。何かに。
では食べ物を注文しましょう。本日のおすすめから鳥刺しと淡路産しらすネギポン酢、炭焼きは名物サクサク塩ミンチとふりそでをお願いしましょう。串焼きは1種が2本からということなのでまずはそんなもんかな。
「すみません、ふりそで終わっちゃったんですよ。さがりとかも出ちゃいましたね」
そうか、9時すぎだから希少部位は完売御礼か。では特選モモ肉生七味をお願いします。
注文の品が来るまで通常メニューでも見るとしましょう。ソリレスにそろばんにぼんじり、食べたい部位ばかりだけどもう無いかな。だんごって店名だから塩だんごが看板メニューなのかしら。
まず出てきましたのは淡路産しらすネギポン酢。淡路産というご当地感があり、さらに出てくるのも早いという素晴らしいツマミです。
しっとりとしたシズル感が美しい鳥刺しが来ましたよ。おや、薬味はミョウガですね。ニンニクと甘い醤油のパンチ力あふれる鳥刺しもいいけれど、ミョウガのさわやかな風味で舌触りを楽しむトリもまたいいじゃないか。
焦げ目はほぼなし、ふっくらと焼かれたこちらは特選モモ肉生七味ですね。なんだかんだでトリの基本はやっぱりモモ肉、プリップリでうまいうまい。生七味が泣けるほど合うな〜、今度見かけたら買おう。
名物というサクサク塩ミンチはなんだこれ、パン粉がかかっているのかな?ふぁ〜、ホントにサクサクして確かにつみれというよりミンチ、トリの焼きメンチカツといった感じです。おもしろ〜い。
「ふりそでが1本分だけ残ってましたんで、こちらサービスです」
あらあら、まあまあ、なんと嬉しやありがたや。手羽元と胸肉のいいとこ取り、ふりそで!今日は会えないものと思っていたので美味しさもひとしおです。
焼酎をポンポンお願いしていたら和らぎ水まで出てきた。先ほどのオマケといい、なんて親切なお店でしょう。涙?いえいえ、生七味がききすぎたんですよ。
なんか幸せな気分になってきたので調子づいてきた。創作串の中から1種くらい焼いてもらいましょう。まだありそうでウマそうな・・おお、これにしよう。
お願いしたのはささみ生わさびです。わさび大好き。炭火焼きの香ばしさとわさび、香りの競演!良質なタンパク質までゲットだ!
ホテルの近くにラーメン屋があるのでフラフラ入っては大変、ここでしっかり〆までいっておきましょう。
鶏にゅうめんに焼きおにスープのどちらもそそりますが、いかんせん昼がアレだからな、炭水化物は控えたい。
コラーゲンたっぷり鶏スープでいきましょう。アルコールによる〆のラーメン欲を塩分と水分で騙していく戦法です。
こいつがまた濃厚で、確かに脳は満足した…けれども、ウマすぎてツマミにしたくなる。焼酎おかわりしちゃったじゃないの、もー。
45分くらいですっかり満足、ごちそうさまでした!親切でうまくて良いお店ですねえ。看板メニューと思われる塩だんごを食べなかったし、三宮で飲むたびにフラフラ寄ってしまうかもしれん。
だんご 三宮東店 兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町5-2-2 三信ビル 2F