西側あまりプラン無し5泊6日ツアー2日目、昨日に引き続き神戸のシェアオフィスで雑談&会議&作業らしいです。つまりぼくは出番なし、島の花に水でもやっていろというところ。
シェアオフィスのOさんMさんを車に乗せて、とりあえず昼飯でも食べましょーとおふたりオススメの店を2軒回ったけど水曜日のワナ、どっちも休みじゃないの。
Mさん「そしたらあそこ空いてるかな〜。ダシとサカナですけどいいですかね」
ダシとサカナ!そんなのむしろ嬉しいです。いきましょいきましょ。
摂津本山駅と青木駅のちょうど真ん中くらい、住宅街にひっそり佇むお店は「出汁 さんろくぼう」さん。店名にまで出汁の文字が入っているあたり、Dang Dangどころでなく気になってきたぞ。
駐車場はお店の前にありますが、ちょいと難易度高めかも。車の方は運転に気をつけてください。
店内はテーブル3・4卓とカウンター数席だけ、目の届く範囲だけにバッチリ集中してくれそうな雰囲気です。
仕入れ次第の日替わりメニューのようですね。
店員さん「オススメは天然ブリとサーモンハラスですね。あとプレミアムのどぐろは残りがお一人様分だけになります」
プレミアムのどぐろ、ランチとしては迫力の金額だけど確定でウマいよな・・でも素直にオススメのブリもハラスもいいし、アマダイなんて関東ではあまりお会いできないから食べたい。決まるかっ、こんなもんっ!
ぼく以外の3名は「天然ブリ塩焼き定食!」ですって。なぬっ、じゃあのどぐろでいこうかな・・と思ったらあれれ、「金華サバとダシマキ玉子をお願いします」と口が勝手に言った。
嬉しいことに注文が入ってから串を打って塩を振って焼いてくれます。塩振りアクションが水戸泉か照強かという豪快さでかっこいい。もちろんあんなには振らないけど。
待つことだいたい20分でやって来ました金華サバ塩焼き定食!
こんがりと見事な焼き色、そして出汁を名乗るお店だけに大きな味噌汁椀、さらに塩焼き定食なのにお造りまでついてきちゃってこれは昼からアレが欲しく・・やあ、運転手はぼくだ。
前菜が刺身なんて贅沢がある?やはりナマのサカナを食べると心が躍ります。アジよアジ、そなたはなぜにこんなにウマいのか。ビバ青魚!
大きな椀に入っているのは粕汁かな?ずずっとすすると重厚な旨味。やあ、これは酒粕を使った豚汁か。
骨太なダシと根菜の風味に酒粕の旨味、トドメに豚のアブラが浮いちゃってこれはもう大変、旨味のカルテット・・いや、クインテット?ウマさと栄養面で完璧すぎて、正直この汁とメシだけでランチとして成り立ちます。
皮のぷっくぷくさ加減からもう美味しさが約束されたようなもんです、金華サバ塩焼き!どっさりついたしらすおろしも頼もしい。
コゲのついた皮目をちょっとむしって一口・・ああ〜、じゅわわ〜んと来た!上質な脂ノリノリだな金華〜!!
これはもう白メシの出番だっ!サバをちょいのせからワッシワッシとかきこむぞ!ぐむ、サバのしっとりとした身がご飯にからんで、そのご飯も粒がプリプリで非常に美味しいじゃないですか。こりゃたまらん。
Oさん「ブリもウマいけどやっぱりサバはずるいな〜!許せん!」
なんだかんだ〜でやっぱり白メシとサバはモーストデンジャラスなタッグチームですね。次はしらすおろしとサバの合わせ技、ぐはふは、これまたうんめぇ〜!
店員さん「お待たせしちゃってすみません、ダシマキ玉子です」
おおそうか、定食が焼き上がってから作ってくれていたのですね。しかしこりゃまたなんだ、タマゴ何個使っているんだというビッグサイズです。これで150円って、いくらランチタイムでも安すぎませんか?
お味はいかに・・いや〜ん、ダシ率がとんでもなく高い、ほぼダシ玉子じゃないですか〜。とんでもねえ!
白ダシで溶いたタマゴを飲んでいるような不思議な食感、それなのに熱々というさらに不思議な感覚で、これは新世紀卵かけご飯になるのでは。でも残念、ご飯残量はもう5%よ!あのサバと汁だもん、仕方ないよな。
夜メニューではさらにダシが爆発しちゃうんでしょう?じっくり飲みたい、いや、飲まねばならぬお店です。よく知っていましたね、すごい!
Mさん「ぼくが見つけたんです。Oさんの手柄ではありませんから覚えておいてください」
Oさん「でもウチの方が近いから通って常連になっておくよ!そしたら僕の店だから」
なんですかその変な権利争い。よし、ぼくも通う!
出汁 さんろくぼう 兵庫県神戸市東灘区本山南町5-4-58 1F