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World for Twoコンサートのために絵師のKさんと来た京都、つづきです。
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ピアノと弦楽のクインテットコンサートは感涙まったなし。ゲーム音楽×生演奏のコンサートを精力的に続ける椎葉さんは本当にすごいです。5月に東京でやるらしいから行かねば。
さて、良い音楽を聞いたら良いものを食べましょうか。京都だから和食かな。
「和食もいいけど、最近とにかく肉々しい赤いお肉が食べたい気がして」
赤いにくにくメニューといえば馬刺し…少し違うか。やはりステーキか焼肉ですかね。換気が必要らしい世の中ですから焼肉かな。よし、ひと焼き行こうぜ!
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三条大橋のあたりで周辺の焼肉を検索すると、なんかやたらといっぱい出てきた。京都って実は焼肉の街なの?選択肢多すぎも困っちゃうところ。
困った時はカンに頼ろうというわけで、なんとなく「炭火焼肉 焼肉の岩さん」に来てみました。いわさんかと思ったらがんさんだった。
なんと隣も焼肉屋さんです。やっぱり焼肉の街というか、もはや激戦区では。
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予約してませんが2人大丈夫ですかと聞くと、カウンター席に案内してもらえました。この後のお客さんは「席が空いたらご連絡します」とな。繁盛店なのね、危なかった。
本日のおすすめに躍る松阪牛の文字。えっ、提灯がぶら下がっていたから気さくなお値段かと思ったら、もしかして高級店でしたか。
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あわてて金額を見ると松坂牛上カルビが1700円で上ハラミが1400円。
「松阪さんの相場ってものを知らないけど、もしかしてお手頃なんですかね」
相当お手頃、ナイスディスカウントだと思いますよ。これは良店の予感。
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QRコードで手持ちのスマホから注文できるシステムでした。こりゃいいや、赤霧島に吉兆宝山、肉はこれとこれと…こんなもんかな。
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まずは必須のキムチです。甘味と旨味が強くて辛さ控えめ、大韓書籍とかのエラい人が怒らないやつです。
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ロースターの類がないわねと思ったら、注文してからドカンと七輪を置いてくれるスタイルだった。さすが炭火焼肉!
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肉の先鋒はタン五種盛り!いきなり飛ばしすぎかな。
「はえ〜、お祭りだぞう。あっ、白メシ頼まないと!」
そうだ、ぼくはサンチュを頼もう。
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五種ってタンだけでそんなにあるもんなの?こちらはタン元角切りとタンアゴだったかな。ご覧になればわかると思いますが、タン元はもう大量破壊兵器ですよ・・!贅沢なんてもんじゃない。
店員さん「お味が足りなければこちらのミルに入った塩でどうぞ」
お酒用に少し味を足そうとガリガリやったらビックリ、岩塩だけでなくガーリックチップが混ざっているじゃないか。こりゃいいや。
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あ、写真的にネギタンをスルーしちゃった。そしてタンスジに上タン!タンアゴとタンスジは噛み締めるごとにウマい汁が出る。上タンはまさしく上!
冷凍感ゼロのタンたちは皆さん素晴らしい、すばらしいぞう!思わずブラボーおじさん登場だぞう。
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お次は松阪の大先生が降臨、松阪牛上ハラミ!卓上には塩のミルしかないので、ここで初めてタレを見た。
ワギューでも最もエラいとされる松阪先生、上質なんてもんじゃない脂の風味がたまらん…しかも個人的焼肉の華であるハラミですよ。これで1400円とか素敵な世の中になったもんだ。
「タレと脂で染まる白メシ!むしろ一粒一粒が輝いてくるぞ〜」
うらやましい…いや負けるかっ、焼酎を追加だっ!
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店員さん「イチボの塊です。お好みの加減に焼いていただいたらアルミホイルで包んでお渡しください。程よい厚みに切り分けますので」
えっ、このタテだかヨコだかわからん肉塊が焼肉?名前に惹かれて注文したけど、あまりにも文字通りすぎやしませんか。ちなみに200gくらいだそうです。
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どジュジュぅ〜!!と焼きにかかりましょう。焼き色がついたら転がして次の面を…なんかローストビーフやチャーシューを作る工程みたいね。
「ビジュアルいいなあ〜」
全六面がそこそこメイラードすれば炭火の魔力で大丈夫かな。ベリーレアの少しレア寄りかしら・・くらいな気がする頃合いで火からおろして、ホイルでクルクル。は〜い、お願いしま〜す。
「どんな感じで帰ってくるのかな〜」
店員さん「お待たせしました、先ほどのイチボです」
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「きゃほ〜い!そうそう、こういう赤いニクが食べたかったの!」
スライスオニオン・ガーリックチップ・ワサビなんてオトモまで連れて帰ってきた!あ、イチボってシュハスコの主役であるピッカーニャのことじゃないか。塊で焼いて一番ウマいところですよね。納得〜。
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店員さん「ニンニクダレ・ユッケ風のタレ・ポン酢とご用意したのでお好みでどうぞ」
さらにここに来てタレの大盤振る舞いだ!711枚ゲットだ!
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どうですかこの面構え。ガーリック岩塩でも間違いなくウマいでしょうが、あれだけのタレとたくさんの薬味・・どう攻める?先手、K九段!
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「こんなの初手は決まってますがな!まずユッケダレの黄身をくずして、イチボをワンバウンド〜」
なんという正攻法!ストロングスタイル!
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「からの〜、白メシにワンバン!」
やめろっ、いいかげんにしろっ、ハレンチ画像だよそんなもん!
「おおおおおいひぃ〜〜」
く、くやしい〜!ぼくも食う!サンチュで!自分で言うのもアレだけど良い焼き加減じゃないの。旨味が活性しすぎのジューシー汁がドバドバ出るのはやはり炭火マジック!すんげぇ〜、うめぇ。
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「良いレアだけど、ここで追い焼きをして香ばしさを出しちゃうのもアリですな」
なんですなんです、その肉とメシの扱いのプロっぷり。網目が異様にウマそうじゃないの。
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「ご飯のラストひとカケにはガーリップチップとお肉をのせて、肉寿司よ〜」
なんてことだ!この白メシの魔術師、メシ・ザ・マジシャン、ミラクルメシ!
うみゃあうみゃあと食べていたらカタマリが瞬く間に終わってしまいました。いやコレ、わりと本気で全国の焼肉屋さんにマネしてほしいな。
こちらのお肉は1日2食という極めて限定、レギュラーメニューかどうかもわからんので予約推奨です。そもそも繁盛店みたいだから推奨どころか必須かもしれん。
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シメは最後の良心で炭水化物抜き、テールスープでいきましょう。ウマい焼肉屋さんはスープやメシものもウマい!
松阪の大先生とか極太タンまで食べてのお会計は果たして…なんと嬉しい、だいたい焼肉でイメージするくらいの金額で済みました。いや〜、京都の懐は深いなあ〜。
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「あのおにくが絵的に良かったんでこんなんできました」
・・え、これもしかしてあのカタマリ肉・・あらやだ、焼肉行く時の制服にしよう。
炭火焼肉 焼肉の岩さん 京都府京都市中京区大黒町71-22 ABCミュージアム 1F
カタマリ肉グッズはこちら・・ホントにあるらしいです