グンマのランチ探索を継続していますが、地元に知人友人が少なすぎて口コミ情報が全く入らない、逆アウェー状態なので地味に困っています。
というわけでSiriに聞こう。サカナ食べたいからお寿司がいいかな。ヘイSiri、この辺でランチが有名な寿司屋は?
「こちらはいかがでしょう」
なになに、築地すし大・美登利・すきやばし次郎…Siri、これらは「有名な寿司屋」だ。後半だけ拾うな。
仕方ない、自力で探そう。海なしグンマで良いお寿司にありつける率が高いのはやはり老舗であろうというわけで「太進寿司」さんに来てみました。
入ったことないけどずーっと前からあるからきっと老舗、昼時に前を通ると駐車場がいっぱいのイメージがあるのできっとランチが素敵。
開店の11時半ピッタリを狙ったので1番乗り、密にはほど遠いぞ。広い店内には2人用の小さなテーブル席もいくつかあって、ソロ専にはうれしいポイントだ。
メニューの冊子が開いたままスタンドに置かれています。そのページがこの得盛りすし定食、つまりこれがランチタイムのエースなのでしょう。
にぎり9貫に鉄火巻き1本、小付に汁に果物までついて税込1100円とは得盛りの名に偽りなし。いつもたくさんの車、みんなコレ食べに来るんだな。
得盛りでほぼ決まったけど、いちおう他も見てみましょう。立田揚げに生姜焼に寿司そば定食にその他、寿司だけではない豊富なラインナップ。ソースヒレカツ重…そう、この辺はソースカツ丼文化圏。玉子とじ好きは少し肩身が狭いの。
こちらは昼夜共通メニューかな。ちらし寿司か〜。いつもにぎりにいってしまうけど、空手バカ一代で芦原さんが食べていたのはやけにうまそうだったよな。たまにはいいかな。
にぎりメニューはこちら。特上の上に極上があるのね。ローストビーフとか炙りトロとか今どきメニューもしっかり押さえてあります。
でもやっぱり得盛り一択だよな〜。すみませ〜ん、とく…あっ、いや、極上寿司をお願いします。
ちょっと、今ゴクジョウって言った?どの口が?この口が!また勝手に動きやがったぞ。
お茶をすすりながら待つ間にテイクアウトの注文らしき電話がバンバンかかってきています。繁盛店だなあ。
「さっきの上2つの方、ミル貝はありますかだって〜」
「今日はないね。貝なら赤貝つぶ貝ホタテがあるかな」
「持ち帰りの人20分で出来ますって言っちゃったよ〜。お父さん早いから大丈夫だよね」
「ええ〜?」
良い雰囲気だなあ。みなさんご家族なのかな?
アボカド弁当入りますとか聞こえたけどなんだそれ。思わずテイクアウトメニューを見ちゃう・・なるほど、アボカド巻弁当550円。2色立田揚げ弁当も550円?こりゃテイクアウトもありだな。
多くのテイクアウトの前に握っていただいたであろう、ぼくの極上寿司が到着ですよ。目にも鮮やかで見るからに極上!
先鋒にもってこいの数の子とカニ。どちらもお正月のスターというイメージですが寿司でもおいしい。
こちらのにぎりはしっかりめですね。ネタと密着して箸で食べるのにちょうどいい。
白身は今まさに旬のヒラメじゃないか。いやはや、スッキリしたお酒がほしくなる。ウニはミョウバンのミの字もない鮮烈な海の味。いやはや、濃醇なお酒がほしくなる。
極上ともなると鉄火巻きもトロです。イクラは粒の固さがまさに頃合い。そのお隣は…え、白エビ?あれって冬に獲れた?
冷凍か、アマエビやガスエビの白い部分を切ったのか…正体はわからないけど美しさと極上の甘味でしわわせなので、ヨシ!
ここからトロの大連チャン…あ、1番右はトロに見まごうばかりのブリか!うっとりするほどの脂のりはまさに出世の頂点。うわーおいしい。
そしてっ、大トロ三連発でたたみかける!!赤身?なにそれ?マグロは巻物から何からオールトロ!
こちらのお店の極上、それは小細工なし、脂のり満点のゴージャスなネタをどんどんぶつけてくるスタイル!カラフルでデカいヤツらがバシャーンとぶつかり合う、まるで全日のような王道のお寿司でした。
大将のにぎりスピードはテイクアウトに間に合ったのか?確認する前に退店してしまったのが心残りであります。
太進寿司 群馬県太田市西本町54-23