せっかく地元ランチ探索をしているのだから、グンマらしいものを食べてみよう。たとえば焼きまんじゅう…いや、アレはメシでなくオヤツだし…そもそも好きじゃない。
あ、すごく有名なものがあるじゃないか、峠の釜めし!駅弁ながら駅で買う人はほとんどいない気がするけど、知名度は全国区だ!よし、今日は釜めしにしよう。
とは言ってもグンマの山の方なんだよな、近所にないしな…ということで、個人的に好きな釜めし屋さんである「かまだ家 邑楽本店」さんにやってまいりました。
好きな理由の一つとして、別館がなんと格闘技の道場になっているんですね。掣圏真陰流とリアルジャパンプロレス!もしかしたら納谷幸男やスーパータイガーもこの地で練習を…?1番右の拳法は知らない、なんだろ。法華経と少林寺のハイブリッドか。
まあいいや、入ろう。例によって開店直後に来たのですんなり入店、4人がけのテーブル席に案内してもらえました。
おや、土曜日でしたがランチがありますよ。日・祭日以外はあるのかな。日替わりうどん定食が釜めし用の釜で銀シャリを炊いてくれるというツワモノ、釜めし気分で来たけどそれもいい気になってきた。
メインの釜めしメニューは2ページに渡る豊富さですよ。五目・鮭・ほたてあたりがいいけど牛カルビ焼なんて変化球も食べてみたいな。
ちなみに持ち帰りを電話でお願いしておくと、炊き立ての釜ごと渡してくれまして、おうちまでホカホカのまま食べられます。たまに頼むの。
その時はミニ釜めしにしてイカバター焼も頼むんだな。なんか知らんがツマミメニューがどれもこれもウマいんです。
その他うどんや寿司もあるけど、やはり今日は初志貫徹の釜めしといこう。飲むわけではないからツマミ系はなし、レギュラーサイズ一本勝負とまいりますか。
あっ、思わずページをめくる手が止まった。かき釜めしがある季節か〜。これはもう決定、はい決定。かき釜めしを単品で願いま〜す。
待っている間に占いでも…星座に関係なく出てくると知った時は、プロレスの秘密を知ったあの日のようでした。
ここは秘伝の早炊き術があるそうで、釜めしだというのにあまり待ちません。ほら今日も早々に出てきたよ。じか〜ん…なんと13分!どんなワザなんだろう。
だが慌ててはいけない。まずはそのままで2〜3分蒸らすのだ。
そしていっぺんに山盛りにせず少しずつ、都度釜のフタはしめるのだそうです。
蒸らしている間にもやしナムルで気持ちベジファースト…お、ごま油なし、どちらかと言えば酢の物であった。口直しにいいから少し残しておこう。
あおさの味噌汁ってうまいですよね〜。海辺に行くと買っちゃう。
そろそろ頃合い、オープンザセサミー、ぱかっ。はわわわ、いちめんのかき、いちめんのカキ、いちめんの牡蠣。ぱっと見ただけで8・9匹の大盤振舞いじゃ〜!
釜めしといえば焦げですよね〜。ヘリの部分を軽く掘れば・・ほ〜らかぐわしい。なんて素敵な香りだ。コメっていいよなあ。サクナヒメが売れるわけだ。
茶碗に軽く盛って3杯程度は楽しめますのでね、まず手始めの一杯。絹さやの彩りと香りは個人的に釜めしのマストアイテムです。
そしてこのプリケツ!釜で炊かれてこれだけの大きさということは相当大ぶりですよ。そして海のエキスを凝縮した旨味よ・・!ハタチ前後の頃はこの世で一番好きな食べ物だったカキ。うまい カキ うまい。
2杯目はうずらと人参を添えて。おこげの比率が上がってきてたまらんぞ〜。しかしアレだな、釜めしのカキって非常にいい塩梅に火が通るんだな。
炊きたてのメシと旨味ブーストのカキ、大地と海の滋味を同時に楽しませるなんてけしからん、タイホする!五目や鮭もいいけどな、やっぱりカキの季節はこれ一択だな、うん。
やはりウマいなかまだ家さん。お願いするとありがたい仏像を拝ませてくれたり、初代タイガーの写真が飾ってあったりと雰囲気も満点、グンマにお越しの際はぜひどうぞ・・気楽にお越しになれる世の中にならんかな、もう。
かまだ家 邑楽本店 群馬県邑楽郡邑楽町大字篠塚1488-4