桐生のつかさ‥いや、アイドルじゃなくて上州牛ステーキ専門店の話です。元ステーキ王国・桐生に新星現る! ステーキ・ハンバーグ専科 つかさ(桐生市・桐生駅)

グンマ県桐生市の名物といえば・・ナイター競艇!いや、食べ物の話だ。え〜と、ソースカツ丼にひもかわうどんあたりかな?でもぼくの中ではステーキの街!

・・だったんですけど、数年前に最愛のステーキ店たるガウチョさん、そしてここ2・3年くらいで軽井沢さんにみはらさんといった名店が次々と閉店してしまった!なんてことだ!

ステーキ王国も今は昔・・と思ったら、上州牛のみを使用したステーキとハンバーグの専門店ができたんですって。これは行かねばなりますまい。

アイ・ホンが示すのは桐生で知らぬ者なしの美喜仁さんがある交差点あたり…もしかしてこの一方通行ですか。スナックやらパブが並ぶ路地だけど、ステーキ屋さんなんてあるのかしら?ああ、ちゃんと「ステーキ」の旗があった。

ものすごくスナックに見えるけど、上州牛の旗が3本もパタパタしているぞ。ここか〜。その名も「ステーキ・ハンバーグ専科 つかさ」さん!

つかさ・・桐生の・・つかさ・・「桐生 つかさ」はSEO的に勝ち目がなさそうだけど大丈夫かな?開き直って聖地化しちゃうのもアリかも?ナシかも?

なるほど、一方通行の先に駐車場があるのですね。手前のファーストパークとやらに車を置いてしまったけど提携しているようですね、よかった。会計の時に言えばサービス券とかもらえるのでしょう。

・・この文を書いたら思い出したよ。会計の時にばっちり忘れていたよ。200円損したぞい。

プッシュ式自動ドアが反応しない。でも営業中の札は出ている。故障かな?手動で失礼しま〜す。マスターがいらっしゃいと言ってくれたので開店していたようです。

店内は左側にテーブル3卓、右側にカウンター4席。サイズ感から見てやはりスナックを改装したみたい。

お一人でご来店のお客様、カウンター席でソフトドリンク1杯サービスですって。これはいい、カウンター席にしましょう。正面が壁だし今どきちょうどいいよね。テイクアウトありも今どきっぽい。

ランチメニューを見るとまさにステーキ・ハンバーグ専科ですね。よく見るとローストビーフ丼とビーフシチューもあるけど。

ステーキ王国の復権を見届けに来たのでハンバーグはスルー、ステーキに集中でいきましょう。選択肢はステーキの部位ということになります。ヒレ・サーロイン・リブロースの三択か。

いちおうディナーメニューも見ると、基本は同じでサイズとソースの選択肢が増えるみたい。ヒレは厚みでなく枚数が増えていくのか。リブロース360gは写真からもうドカンという迫力でいいなあ。

こちらは上州牛専門店、つまり立派なワギュー。ワギューのヒレ大好きマンなのでヒレステーキ120gで決定。パンかライスが選べるらしいのでライス少なめでお願いしましょう。

ランチにはドリンクもつくのですか。ではウーロン茶で・・あれれ、昼はカウンター席でも関係なかった?

まずはサラダとスープが登場です。このサラダがビックリ、オレンジ風味の爽やかなドレッシングですこぶるウマい!すんごい好みだ。売ってくれないかしら。

おまたせしました〜と来たのは紙製の円柱。ああ、油跳ねガードか。真上から失礼すると焼き目も麗しい上州牛がいらっしゃいますよ。

ガードがあるということはソースじゅわータイムですね。よし、かけよう。

じゅわわわ〜〜〜!

うわ〜、ええ香りだ〜!この瞬間のために自宅にも鉄皿が欲しいけど、お手入れとかめんどくさそうなのよね。

じゅわじゅわが引いてきたところで紙筒を外して、正式にお肉とご対面。

これはアレだ、お肉から付け合わせまで全てが清く正しく美しい、まさにあらまほしきステーキじゃないですか。

そういえば焼き方を聞かれなかったような。よく焼きはあまり好きでないけど大丈夫かな〜。

あ、なんの心配もございませんでした。見事な色味のナイスレア。どうでもいいけど手塚治虫先生はウエルダン一択だったそうですね。

では白メシにワンバウンド…むむ、少なめコールをしたけどなかなかの量だな。普通だったらどうなるんだろう。盛りがいいので有名なグンマの中でも、桐生は特に危険地帯なんです。

昔あったガウチョさんなんかね、1ポンドステーキにてんこ盛りご飯、付け合わせでデカいジャガイモがまるごと1個出たりしたんだから。

ライスにテンとバウンドしてガブっといって咀嚼…さすが上州牛、ヒレだというのに甘くて風味の良い脂がしっかりと。

おろし野菜の和風ソースは酸味が控えめで上品な脂にピッタリ。メシよりお酒を呼ぶタイプかもしれん。端的に言うと、山廃のような力強い日本酒が飲みたい、今すぐ。

うまいよ、上州牛やるじゃんと食べ進んでいたら若い女性2名が来ましたよ。「カットステーキとカルビステーキってどう違うんですか?」と大変良い質問をしてくれたので聞き耳をたてましょう。

「お肉が違うんですね。カルビはあのカルビですが、カットステーキは日替わりなんです。たとえばヒレなら120gで切り出すところ、どうしても100gくらいしか取れない部分とか出ちゃいますんで、それはもう全部カットステーキ用にしちゃいます。えーと、今日のカットはリブだったかな‥いや、サーロですね。うん、サーロ」

そういうことか〜。しかしサーロインをサーロと略すのは初めて聞いたな。マスターかっこいい。そしてもちろん二人ともハンバーグ&カットステーキを注文していました。

イモにコーンにブロッコリーに人参(食べちゃった)と付け合わせもしっかりなので、ライスなしのバンコランスタイルでも栄養面はバッチリ。サーロを頼む時はそうしよう。

ステーキには厚さを求める男おいどん原理主義者のぼく、120gということでその辺を危惧していましたがご覧の通りです。見事な厚みと文句ないウマさでお腹も心も大満足。実は120よりデカい?これではカットステーキに回る分が増えてしまわないか心配だ。

ランチかカウンターかどっちかのサービスであるウーロン茶でほっと一息。いや〜、サラダが抜群だし上州牛はウマいしマスターの弁は立つしと素敵なお店じゃないですか。ステーキ王国・桐生の新たな伝説はここから始まる・・かな?

ランチタイムもサイズの融通がきいたらもっといいなあ、なんて。

ステーキ・ハンバーグ専科 つかさ 群馬県桐生市本町4-79

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