プロレス観戦を中心にいくつか用事ができたので、例の宣言下である都内に数泊することになりました。用事だからね、うん、仕方ないね。
まず初日、神戸から来た友人と西武新宿駅付近で合流したのが18時ちょっと前。アルコールの提供って19時までですよね。あわてて晩飯を済ませようと近くの店を2軒ほど覗いてみたけどアウトであった。
そうだよな、通常は宵の口である18時だけど、時短営業の今はまさにラストスパートの時間だよな・・
大きめのお店ならなんとかなるかもしれんと飛び込んだのが「和牛焼肉ブラックホール 歌舞伎町本店」さん。よりによって今大人気の焼肉屋さんはダメの2乗な気がしたけど、運良くすんなり通してもらえました。しかも広々とした半個室みたいな感じで色々安心だ。
ザザーっと食べてガガーっと飲んでシューっと帰る秒殺焼肉でいきましょう。タンとハラミがあれば困らないタイプなんで、まずその辺からホイホイと頼もう。
黒毛和牛の希少部位に力を入れている感じですね。あ、希少かは知らんけどハサミで切る長いカルビがある。肉をバチバチ切るの楽しいよね、頼もう。
希少部位でも特に推しがザブトンなのかな?なかなか良いお値段の厚切りをいってみましょうか。
よしよし、牛のユッケがあるじゃないの。あとはキムチにサンチュに・・飲み物は黒霧島ロックを2つ。よし、こんなもんかな。
お通しにあたるキャベツはおかわりもできるそうです。ドレッシングがうまいのでワリワリ食べちゃう。
タン3種盛り合わせはタン先・タンスジ・タンモト。モトはいわゆる上タンですね、うまい。色が濃いのがタン先かな?コリコリ感がすごい。真ん中のスジはその名の通りスジっぽいけど味が濃い。一本のベロでも場所によってこんなに違うのね。
厚切りザブトンは本当に分厚いのが来た。名前的におケツに近い部位かと思わせますが、実は肩ロースのいいところだそうです。
旅館だったら陶板焼きステーキと言い張れるサイズのザブトンを炭火で楽しめるなんて夢のようだ。
パックに入ったものを店員さんが混ぜてくれての提供は王道ユッケ。ウマいタレと韓国のりの力でお酒がみるみる蒸発してしまう。焼酎のロックを2杯単位で注文していたら店員さんも呆れたのか
「デキャンタもありますよ〜」ですって。ありがたきしあわせ。これは忙しくなってきたぞ。
極上ハラミは見ればわかる極上っぷりです。いや、こいつはウマかった。横隔膜最高。しゃっくりが出たらハラミを食べれば治る、たぶん。
エリンギが刺さったこちらはな〜に?ああ、壺漬ドラゴンカルビでしたか。ハサミで切るやつですね。
ガララアジャラのように中の肉を取り囲んで焼きましょう。Switchでモンハン出ちゃうらしいけどガララはいるのかな。なお最愛はナルガですがどうでもいいですね。
アブラが落ちて火柱がボーボー、アグナコトルだったか。おかげでちと焦げたぞい。こうして見ると焼肉というよりベーコンのようだ。炎の元となった分厚い脂身がすんごくおいしい。これだ、これがワギューだ!
ザブトンの炙り肉寿司なんて罰当たりなものをいただく頃には全身に肉と酒が回って楽しくなってきちゃったぞ。これは危ない、気の緩みまったなし。とっととホテルに帰りましょう。
良いお肉を炭火で焼くので美味しいのはもちろん、店員さんの距離感が非常に良い感じだったなあとベッドに寝っ転がりながら思い返すのでした。
和牛焼肉ブラックホール 歌舞伎町本店 東京都新宿区歌舞伎町1-2-5 1F