ゲームミュージックのコンサートが開催されるので久しぶりに東京へ。ピアノと弦楽のコンサートなんて何の飛沫が飛ぶわけでもないから、ヨシ!
せっかくだから前日から乗り込んで、まずはランチといきますか。赤坂で友人と待ち合わせます。
「今日の用事は新宿なのに『赤坂にて待つ』だもんな〜」
おお来たか友人。そうなんです、断じて赤坂なんです。理由は着いてから説明しましょう。
赤坂駅から徒歩数分、はい到着。どうですこのレンガのかっこいいビルヂングは。
友人「スーパーやら焼肉やら色々入った、まあ…よく見る雑居ビルというか」
これを見てもそう言えるかな?ほらほら、定礎・西山正行さん!
友人「西山、西山‥ああっ、最近話題になったニシノフラワーとかセイウンスカイの!」
そうです。この建物こそ大馬主である西山興行さんの赤坂ビル。そして一階にある「たけくま」さんは西山グループ直営!だったと思う。
友人「聖地巡礼だ!ここで食べればフラワーちゃんのサポートが引けるのか!」
開店数分前に来てしまったにもかかわらず、ジェントルな店員さんにどうぞお好きなお席へと案内していただきました。
4人がけのテーブル席を拝借。こんな時期でしかも開店直後(前?)なのですんなり入れましたが、実は並ぶが当然の大繁盛店らしいです。
夜は高級中華っぽいけどランチメニューは千円台前半がメイン。「坦々麺と酸辣湯麺は必ずご賞味ください」と書いてあるのでどちらかは食べないとな。
友人「酸辣湯麺大好き!でも麻婆で白メシも行きたいよな〜」
麺類は小ライス無料だし、酸辣湯麺と麻婆はハーフサイズがあるし、組み合わせは結構バリエーションがありそうだね。サイズ感がイマイチつかめないけど。
友人「高級そうだし、たぶんお上品でペロリといけるサイズでしょう。よし!麻婆豆腐定食にハーフ酸辣湯麺だ!」
なるほど、辛い酸っぱいで白メシをワシワシいく作戦か!こっちはそうだな・・坦々麺にハーフ麻婆、ライスはナシでお願いしよう。一応ね、W炭水化物は避けるの。
なんかあっという間に来たのはハーフ酸辣湯麺…そしてハーフと言いながら、3分の2くらいの結構なサイズじゃないの。
友人「うん、この後フル定食が来ると思うとちょっと怖くなってきたぞ〜。でもスーとラーの綱引きがバッチリ!このおいしさならきっと最後までいける!」
これまた素早いサーブはぼくの坦々麺ですね。まあまあ、これは美しいじゃありませんか。コッソリ隠れている杏仁豆腐がかわええ。
見るからに濃厚なゴマを感じるスープにラー油が広がる様は赤き月のよう。センターには肉味噌。青梗菜は食べやすそうなサイズにカットされている。奇をてらわぬストロングスタイルな見た目です。
スープをいただくと見た目以上にゴマゴマしい!なんて濃厚な。下地のスープもゴマに負けない、きっとラーメンでもウマい中華スープだ。ラー油は見た目ほど辛くなく、唐辛子の良い香りがします。韓国産の唐辛子なのかな。
パツパツ感が少し残る茹で上がりの麺はいかにも中華っぽくていいぞ。濃厚スープをしっかり絡めとってくれます。
花椒とか山椒はあまり感じない。かわりにラー油の焦がしニンニクが素晴らしい風味を出してくれます。そぼろがゴロゴロ肉味噌にたっぷりラー油をまぶしてご飯にのせたい人生だった。
友人「麻婆豆腐を食べたらもっと白メシが欲しくなるよ〜!」
おおそうだ、ハーフ麻婆も頼んでいたのだった。
そのハーフ麻婆。やはりハーフは自称で実際は3分の2サイズというところ。写真を撮り忘れたけど、友人のフル麻婆はラーメン丼に近いじゃないの。
友人「めっちゃおいしいんだけど、スーラータンの方にも豆腐が入ってたのよね。ゴローちゃんなら『うーん、豆腐がダブっちゃったぞ』ってとこだよね」
では麻婆をいただきますか。あっ、こっちはお坦々より辛味が強い。でも旨味がもっと強い。やっぱり山椒の麻はあまり感じません。
こいつは絶品だ、やっぱりベースの湯が極上に違いない。レンゲが止まらん…が、間違いなく白メシを呼んじゃうヤツです。小ライスを頼むべきだったような、バッチリ満腹だから頼まなくてよかったような。
友人「豆腐一丁分くらい食べたかもしれん。上品っぽいちんまりした盛りだろうと勝手に思った俺たちがバカでしたね」
味と接客は高級中華、ボリュームとお値段は町中華というハイブリッドチャイニーズでしたよ。なんて素敵な商売をしているんだ。
友人「完食と思ったら杏仁豆腐もあった〜。豆腐デー!」
ピリ辛連チャンの後に冷たい杏仁豆腐のありがたさよ。舌もカラダもクールダウンだ。
友人「西山さ〜ん、すっごくおいしかったです!おなかいっぱいです!」
西山牧場さんはフラワーちゃんとスカイくんのお墓参りを受け入れてくれるらしいですからね。今の変な時期が終わったら行きましょうか。あ、そうだ。ガチャ引かなきゃ。
・・・ああ〜・・やっぱ一回食べたくらいじゃダメか〜。
友人「俺もダメだ〜。やっぱ真の聖地巡礼は北海道すな!」