昔ながらの清く正しく美しい仕事のお寿司!むしろ海なし県だからこそ遺っているのだな、と 魚恵寿司本店(館林市・館林駅)

以前にふらりと入った館林市のお寿司屋さん、「魚恵寿司本店」さん。その後すぐに母を連れて行ったりと、すっかりお気に入りの店になってしまいました。

そんなわけでまたまた来てしまった。ご時世的にアレなので、営業の確認も含めて一応予約を入れておきました。いつ見てもシビれる歴史がありすぎる建物です。

道路を挟んで2台分くらいある駐車スペースはこちらのお店のモノなのかな・・と思いつつ、駅前の駐車場に置いてきてしまった。いつかちゃんと聞かねば。

どうですかこの店内!仏壇か神棚か知らんけど、こんなお店って今どきある?道場か!

夜に来たならお酒と何かを切ってもらって・・となるのですが、車で来たランチですからね。メニューも見ないうちから店主おすすめにぎりをお願いしてしまいます。

同じタイミングでカウンター席に一人お客さんが来ましたので、いちいち握ってもらうのもアレかな。全部いっぺんで皿盛りにしてもらいましょう。

大将「おすすめはこちらになりますが苦手なものはありますか?」

もちろんどれも大好物であります。でも消えているさよりは少し食べたかったかも。

熟練の手捌きを見ながら待つのも楽しみ・・おや、大将がなんかタブレット端末を持ち出したぞ。

大将「最近ね、プロに写真を撮ってもらったんですよ」

はえ〜、これは見事なお写真。何に載っているのかしらと「魚恵寿司本店」で検索したらぼくのブログが真っ先に出てきた。なんかすみません。

よし、プロに負けるか〜!と撮ったのがこちらです。なかなか良いじゃありませんか。iPhoneの力と、何より元のお寿司が素晴らしいんだな。あでやかじゃのう。

1つずつ出してもらった時は煮切りが塗ってあったけど、皿盛りの場合は自分で醤油をつけるみたいです。見た目の華やかさか煮切りの味を楽しむか、次回から悩みどころだぞ。

タマゴは途中の口直しとシメに1つずつ配置するとして、まずはこはだからですかね。ビシッと締まった江戸なお味がたまりません。

ほたてはこりゃまたビッグサイズだな、まあご立派。カラダの9割が貝柱なんじゃないか。む〜っちりおいし〜い!

にちゃにちゃ感ゼロ、切れる歯ごたえのいか!そして香り高く味の深いまぐろ赤身の紅白軍団にうっとり。

彩りと甘味を添えるえび!こちらのえびを頂いてから、茹でえびのモブ扱いをやめました。今までスマン。

しまあじと酢飯の一体感で宇宙が見える。これホント。

・・おっといけない、はるかかなたまで飛んでしまっていたので吸い物で意識を取り戻すのだ。タイのアラかな?サカナの出汁を飲むと生魚の風味がリセットされるのが不思議。さあ、次のお寿司に行くぞ。

煮あなご煮はまぐりの江戸前ブラザーズ!こんな確かな仕事をしてくれて嬉しいじゃないか(むせび泣き)。

握りでなく単品の煮はまぐりと煮たこでお酒を二合くらいいただいて、ほたてとしまあじを切ってもらってまた二合…という流れをやりたし、やりたし!

長門と陸奥は日本の誇りとつぶやきたくなる、うにいくらの連合艦隊、発進!うにの箱をチラッと見たら、ぼくでも知っている有名なうに屋さんのものでした。高級なネタを気さくに出すなあ。

もう一人のお客さんも店主おまかせを頼んでいましたが、いくらを他にチェンジしていたようです。陸奥爆沈!

汚れなき白身の女王、ひらめ!寿司界の絶対王者、とろ!これはもう見ればわかりますね。参った。光速タップだ。

とろはホントになあ、酢飯と握ってこそ光り輝く寿司専用部位だよなあ。うむ、飲んだあとにシメで握ってもらうのはやはりこの両巨頭であろうか・・エア晩酌がはかどって仕方ない。

飲んだ後に熱いお茶をすすりながらつまむとろ握り!やりたい、やらねば!いつやる?今・・はダメなんだっけ。あ〜もう、なんでも打つから早く好きに飲ませてくれ〜い。

大将「おすすめは以上になりますけど、お腹の具合はどうですか?何かあれば」

はっ、いけないいけない、取り乱しました。そうですね、せっかくなので・・

やっぱりな、さばは食べないとね〜!こはだと同じようにビシっと締まったところに甘辛な煮切りがピッタリ!ああサバよ、汝はなぜにこんなにウマいのか。

寿司を食べている時の多幸感は他に得難い・・これをさらにアップするにはやはりお酒!実はお店の目の前に安そうなホテルがありましてね、禁酒法がなくなった暁には宿を取ってしこたま飲むんだ・・

魚恵寿司本店 群馬県館林市本町2-12-10

前回のおまかせ寿司

コメントをお待ちしています。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。