時間だ〜人数だ〜と覚えきれないほどの条件はありますが、まがりなりにも許可された都内の外飲み。さっそく予約して、向かうは上野広小路!
一度は来てみたかった焼き鳥の名店鳥恵さん。上野近辺に3店舗ありますが、公式サイト上で現在営業中は「鳥恵 上野広小路店」さんだけでした。普段は予約困難間違いないところ、こんな時期だけにすんなり席が取れました。
杉玉がぶら下がっているのにお酒が出ないなんて、そんなバカな話はありません。飲酒再開バンザーイ。平日の開店時間17時ぴったり。ゆっくりとは言わないけどしっかり飲めるであろう。
何をおいてもまずはお酒を頼まないと。トップにある栃木の姿…美味しいですよね。近所の酒屋さんに置いてあるから週一くらいで飲んでいる。
家飲みと同じというのもアレなので、まずは長野の大信州をお願いしましょう。
サラダに串にシメの丼まである鳥恵コースがオススメなのでしょうが、共に来た友人もぼくも胃の容量が低め。3000円の7本セットをお願いしましょう。
足りなければ単品や親子丼を頼めばいいわけで。うお、チーズの西京焼きなんかあるのか。7本の中になかったらコレ行こう。
撮り忘れたけどかっこいいワイングラスで来ました大信州。軽井沢の丸焼きを食べる時はだいたいコレを飲みます。丸焼きに合う、つまり焼き鳥にも合う、はず!
前菜は鶏胸肉の冷製に、このスープみたいのは…なんとヴィシソワーズだ。
ひんやりおいしい〜、ヴィシソワーズ〜。大好物だ〜。胸肉は噛むと旨味が染み出してくる。前菜だけで大信州の一杯目が蒸発した!
焼き物の先鋒は大山どりのせせり!せ、せ、り!せ、せ、り!これまた大好物だ〜。
肉質、焼き、塩加減・・パーーフェクトっ!本当に名店だ!
砂肝のゴリプリ感とイカニモホルモンな旨味は酒が進みすぎるじゃないの。
横浜の友人がいたら泣いて喜ぶ銀杏だ!ほくほくだ!
※業務連絡:お〜い、銀杏で一杯やることができる世の中になりつつあるぞ〜。
肝の香り高さとジューシーさは新鮮さとウデマエの証。
あれ、もしかして塩とタレでお皿の置き場所を変えている?細やかだなあ。
メニューの冒頭に「過度の飲酒はお控えください」と書いてあったんですけどね、どの辺から過度判定になるのだろう…なんて余計な心配でした。グラスが空きそうになると「お飲み物、大丈夫ですか?」とにこやかに聞いてくれる店員さん。
この辺で広島の白鴻・純米吟醸に切り替えましょう。食中酒にもってこいの切れる味なので鶏肉にピッタリのはずだ。
お次ははらみだ〜!せせりと並ぶ好物だ〜!トリのはらみは横隔膜ではないそうですが、結局のところよく使われている筋肉。つまり味も歯ごたえも濃縮!そいつを飲み込むと同時に白鴻で追う!ああ、しわわせ。
うずらの卵はエルフランスという大ぶりな品種ということです。なんとほんのりトリュフ風味。トリュフ塩なのかな?
みごとな半熟タマゴとトリュフ、究極のメニュー第一弾を食べているようじゃないか。
7本のラストはつくね!つ、く、ね!つ、く、ね!
こちらのつくねはふんわり感を強調、刻み入れてある軟骨との対比が面白い。鶏汁ドバーだしおかわりした〜い。
そうさな、7本食べて腹具合は…串が小ぶりということもあってもう少し食べてみたい。けど、そぼろ丼や親子丼はちと苦しいかな?串を2本くらい頼んでみましょうか。
つくねおかわり、ふりそで、皮といったあたりが迷いどころ。う〜ん、やっぱり皮かな。
その皮は見事にピンポン、大正解!この焼き色を見て〜!よく言う表現の「ぱりぱり、じゅわ〜」のさらに上!パリ…モニュ…じゅわわわ〜ん。
うまい 鶏皮 うまい
最初から目をつけていたチーズの西京焼きはカマンベールであった。食べ頃まったなしのトロトロ加減は手練のワザ。軽く西京漬けにすることで日本酒・焼酎適性が大アップ!
シメの鶏スープはコレでお酒が飲めてしまってシメにならないこと甚だしい。けしからん、芋焼酎をもていっ!
この品質で7本3000円はお安いわ〜。お酒が出せない期間はお客が来るほど赤字だったのでは?
安くてウマい上に店員さんが各テーブルにしっかり目を配っていて心地よい、さすが名店!系列3店制覇をしたくなる…再開、熱望っ!
鳥恵 上野広小路店 東京都文京区湯島3-40-8 栗田ビル 1F