梅雨明けを感じると同時にわかりやすく猛暑となりました。暑い時には辛いモノでカウンターを決めるのが昔からの鉄則です。カレー?トムヤム?・・おおそうだ、四川のシビれと辛味のダブルジェットなんかいいじゃないか。麻婆とかお坦々とか。
四川四川しせん〜、四川を食べると〜♪とやってきたのは、太田市が誇る中華の名店「関琳」さんです。ホントにここか?という小さな美容院のような店舗ですが大変な人気で、ランチタイムは満席まったなし。
ほ〜ら、開店直後の11時半に来たのにカウンター席すべり込みでしたよ。ぼくの次からは待ちになったようだ。予約席の札があったから昼も予約できるのかしらね。
海鮮あんかけ焼きそばと言いそうになったけど、今日のテーマは暑さを吹き飛ばす辛さ。四川と広東が選べる麻婆豆腐のもちろん四川、Aランチご飯少なめで願いま〜す。
ジャスミン茶がポットで置いてあるのが嬉しい。大学の時に学んだ中国語で身についたのは茉莉花茶(モーリファーチャ)の発音だけです。
まずはサラダ・野菜スープ・ザーサイのセット軍団が来たぞ。
サラダは黒酢と落花生油(かな)のコク深ドレッシングが素晴らしい。野菜スープは野菜の甘味がにじみ出る、まさに滋味そのもの。
目の前のシェフはひたすら材料を切って並べて並べて切って、はて、いつメインを作りはじめるのかしら?
なんて思っていたら、おもむろに鍋をつかむやいなや、カンカンカンカンとあっという間に仕上げる仕上げる。プロのワザだかっこいい〜!完全に炎の主人だ!
トドメにたっぷり花椒をふりかけてサーブされました四川麻婆豆腐!お皿が大きく深く、豆腐半丁以上はたっぷりありそう。注文通りの少なめライスはコメ不足必至、むしろ大盛りコールをすべきであった。
水戸泉が撒いたのかというほど振りかけられた花椒、皿のフチの赤い辛味油、これから始まる刺激タイムを予感しただけでシビれる!汗が出る!
まずはひと匙…アッチチィ!鍋でざざざーっと煽っただけに見えたのに、これでもかとアッツアツだよ!どんな火力なのよ。
ヘタクソが小籠包を食べた時のようにフウフウホロホロ、アツアツだしジンジンシビれるしもう大変。刺激的すぎて辣的な辛さがどんなもんか、この段階ではよくわからん。
麻婆豆腐といったらこうなりますよね。白メシと合わせて食べればやっと真の味がわかりそうだぞ。
ふむふむ、辣な辛さはピリ辛程度。もにゅもにゅすると豆鼓やら挽肉やらの旨味がたっぷり出てきて…そしてやっぱりとにかくシビれる!熱い!ンマーイ!
ネギやニラはシャッキリ見事な火の通り。シビれてシビれてウマくてウマくて、汗を拭き拭き次の一口。スプーンもおしぼりも止まらな〜い。
後半戦になると唇までジンジンして、目の周りは汗か涙かもわからないくらいビトビトです。ああ〜、四川はスポーツだ!
食べ終えたところに差し出される杏仁豆腐のオアシス感たるや。いやはや、良いシビれでした!熱さにウマさにシビれで発汗も代謝も加速装置、これで夏に勝てる!
次は海鮮と野菜の炒めシークワーサー風味かな〜。これまた夏っぽいよね。
関琳 群馬県太田市龍舞町5348 シンフォニア州栄別東 1F