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飲食と宿泊にがんばってほしいと無理やり理由をつけた北陸一人旅、つづきです。
「星野リゾート界 加賀」さんにチェックインしまして、個室露天風呂でほっかほかに温まった後は夕食!まさにメインイベントですよ〜。
17時半と19時半の二部制、前半を予約したので3分前に2階の食事処に向かいます。一人にはちと広めの半個室に案内してもらいました。
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前半のメニューがこちら。ふむふむ、なんとなくわかっちゃいたけど海鮮率が高いのですね。そうするとやはり日本酒か・・って、いつもそうだな。
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ドリンクメニューはQRコードからのスマホ注文であった。もちろん紙のメニューもあるそうです。
ほいほい声をかけるのも気が引けるので、ぼくとしてはありがたいスタイル。四合瓶ならさらに楽チンだな、奥能登の白菊をポチりましょう。
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すごいワインクーラーに入って登場のためラベルが見えん。お猪口もやっぱり九谷焼でかわええ。
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先付けから美しいじゃありませんか。金時草味噌と堅豆腐を合わせればお猪口では小さいくらいお酒が進む。
甘海老の麹漬けにはキャビアライムなんて珍しいものが乗っていて、プチプチして清々しい香りで面白ウマい。
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お皿が籠に乗って登場スタイルなんですが、籠の取手にも水引が。水引と九谷焼には不自由しない宿です。
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とうもろこし豆腐に唐黍つくねのお椀。つくねを突き崩しながら出汁を吸えば香ばしくて甘くてウマくて。はふはふ慌てて吸ったらあれ、鼻通りが良くなりすぎた…
軽く鼻をすすっていたらスタッフの方がティッシュとくずかごをサッと出してくれました。これがホスピタリティというやつか。
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これはすごいと声が出た、ひろ〜いお盆からタテに飛び出す3Dの迫力で来ましたよ。花瓶まであって撮影が大変・・おしぼりやお品書きが入ってしまったじゃないか。
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宝楽盛りの四方鉢はおとなり小松市にある萠窯さんの作品だそうです。欲しい。
合鴨ロースのオレンジ風味と丸十のおかき揚げの衣が本当におかきでカリカリ。うめえ。丸十はサツマイモのことで、薩摩島津氏の家紋からそう言うとかなんとか。
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お造りはカンパチ・サワラ・タイ。醤油の他に甘酒と梅の赤いタレがあって、赤い方はタイに驚くほど合いました。大好きだけど滅多に会えないサワラの刺身が嬉しい。
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後半メニュー確認。お酒の残量と胃袋の余力、オールグリーン。
それにしてもすごいのが、ちょうど皿が空く頃合いに次の料理が出てくるところ。ティッシュの時もそうだし、半個室なのにどうやって目を配っているのやら。
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ホラね、食べ終えたお造りのお皿を持ち上げて、どこの窯じゃろなんて見た頃合いに揚げ物がサーっと運ばれてきましたよ。「器お好きなんですね」なんて調子を合わせてくれたりありがてえ。
海老の新挽き揚げが素晴らしいじゃないですか。刻んだ海老と衣のもち米の食感が良き良き。
このお皿もいいわね〜と触れたらビックリ、揚げ物はお皿まで温かくしてあるのですね。ミスター味っ子を破った出張料理人のような心配りです。
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穴子けんちん蒸しは穴子・刻み野菜・あんをいっしょに口の中に入レルンデス。こういう上品なあんを作れるようになりたい人生だった。
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お次は・・なんですかこの名状しがたき料理のようなモノは。斬新なわかめしゃぶ?
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ありゃ〜、特別料理の1つ、鮑の若布包み蒸しでしたか!もしかして周大人も脱帽するアレか?
肝を溶いたタレならぬ、薬味の入ったちり酢でいただきます。蒸した鮑は甘味が出て歯応えはむっちり。そしてなんと言っても肝がンマ〜イ!!
ワカメも可食です。普段の味噌汁にいるヒラヒラとは違って分厚くたくましいです。
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特別料理その2はシメの食事。なんとのどぐろ土鍋ごはん!日本の大地のお宝と日本海のお宝が土鍋で合体!こんな贅沢が許されるのかしら?
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ほぐして盛り付けてもらって、いただきま〜す。
のどぐろの旨味を吸いまくった銀シャリ、出汁を放出してもまだ艶やかでしっとりした白身・・ああウマい。炊き込みご飯でお酒が飲める。思わずお酒を追加しちゃったよね。
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熱いほうじ茶でディナー終了・・と思ったのですが
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なんとビックリ、お誕生日おめでとうソルベが出た〜。人生初サプライズだ〜。そうか、予約フォームに生年月日の欄があったからバレたのか。
そしてここでも水引なのね。鶴さん持って帰ればよかった。
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土鍋ごはんを食べ切れるわけないのですが、夜食用にその場で折りに詰めていただいてありがたきしあわせ。
冷えて味が締まったところに経木の香りが効いて、お酒のアテならこっちの方がウマかったりして?
すっかり満足してお酒も回って気絶するように就寝。朝食編につづきます。
星野リゾート界 加賀 石川県加賀市山代温泉18-47