朝からうますぎ及第粥で胃もカラダも完全覚醒!そりゃ科挙だって受かりますよ! チャイニーズオーベルジ仙豆飯店・朝食編(伊東市・伊豆高原)

数年ぶりに来た無化調中華オーベルジュ「仙豆飯店」さん。相変わらずどころかパワーアップした料理に大満足、ここ数年のマスターの身の上話に大いにビックリ。満腹満足な夕食でした。というわけで今回は朝食です。

と、その前に。伊豆といえばの温泉につかりましょう。貸切露天風呂でぐで〜んと茹だります。2つあるお風呂の空きが部屋から確認できるありがたいシステム。

もっともこの日は貸切状態だったので入り放題でしたが。入りすぎでなんだかアヒルさんと仲良くなったようだ。部屋風呂にも小さいのがいたけど、なんなのこの子。

廊下には包丁人味平や美味しんぼにもやしもん、ザ・ファブルまで揃っているので、好きな本を持ってごろごろとクールダウン。これだ、これがバカンスだ!

部屋も清掃がゆきとどいて快適な・・しかしなんだ、コケコケコッコー聞こえるな?

ギョギョ、烏骨鶏さんがたくさんいた。マスターに聞いたところ、なんとタマゴから孵した子もいるそうで。安い孵卵器はダメという変な知見を得た。

おみやげに有精卵をいただきまして、卵かけご飯にしたらその日一日幸せになるウマさでした。

コケコケ大合唱で迎えた朝、朝風呂を決めてからの朝食!宿の朝メシはウマいものですが、ここのはさらにモノが違います。メニューを見ると・・あれ、少し品数が増えたかな?

朝からコースでも始まろうかという勢いでお皿が並びます。

でも大丈夫、昨夜食べ過ぎた上に深酒をキメたはずなのに、なぜか胃はスッキリしているのです。こんな〜中華は〜は〜じめて〜♪

メインはなんといっても及第粥!丸鶏・貝柱・蝦の旨味あふれる出汁がやさしく胃にしみこむ、しみこむ。クコと油条で滋養もアップ!

後半戦ではピリ辛のジャコで味変したりして、こんなの毎朝食べれば科挙でもなんでも合格まったなし!肉ダンゴやヒラメの刺身が入る美味しんぼ式は朝にはキツいよね。

友人「貝柱が効くところにジャコのピリ辛がツボだわ〜」

ホントここのお粥は大原社主に食べさせたいほどウマい。ここで朝粥が好きになりすぎて、タイに行った際の朝メシはお粥ばっかりでした。本当。

友人「トマトと卵いため、うんまっ!どうやったらトマトなんて水気のカタマリをこんな上手に炒められるの?」

お隣のキャベツのえび味噌いためも大変ですよ。キャベツだけ炒めるなんて、マンガ家のタマゴの自炊かっ?とか思ってしまって大間違い。シャッキシャキのキャベツにえびの旨味がしっかり絡まってうめえのなんの。

マスター「蝦醤って調味料があれば簡単にできますよ」

ウソだっ、それは絶対マネできないと知っている笑顔だっ!味は似るかもしれんけどヘニョヘニョキャベツにしかならない未来が見える。

昨夜の麻婆豆腐に引き続き、松阪豚を包丁で叩いたというしゅうまい

マスター「味が完成されてますので、醤油とかつけずにそのままどうぞ」

ほわぁ〜、ほろりとほどける豚肉が口に広がって旨味の爆弾だわ〜。中華街なんか問題じゃないわ〜。

葱油餅・・葱入り中華パイ・・はっ、雪に埋もれた別荘で山岡が作ったアレか。

パリパリさくさく、ネギだけでなく花椒も入って香り高い。このままで、ちぎってお粥に入れて、キャベツをのせて、どうやってもうんまいよコレ。

地物野菜のせいろ蒸しは塩でいただきます。なんだか強そうな名前の特別な塩だそうで、野菜の甘味を引き立たせることこの上ない。カボチャはあまり好まないはずが、これはバクバク食べちゃうね。

ウサギさんもいるくだもの盛り合わせでフィニッシュかな?

マスター「もう一品デザートがあります」

そして出てきたのは自家製豆富の生姜湯!え、自家製!?

ピロピロ豆富と甘い生姜湯の組み合わせが面白おいしい!揚げ菓子(?)も中華なスパイス感があって、なんだか薬膳ライク。お粥とコレをいただけば二日酔いなんかすっ飛んでいくこと間違いなしだ。

朝からボリューム満点だけど、どれもこれも優しいから結局食べてしまうなあ。こんなにウマい宿になんで5・6年も来なかったんだっ!ぼくのバカ!

よし、次回は大蒜蒸しとチリソースのダブル伊勢海老コースにしようかな。今から胃袋を広げる努力をしないと!というわけでマスター、今後もよろしくお願いします。

チャイニーズオーベルジュ 仙豆飯店 静岡県伊東市富戸1317-5719

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