加賀屋さんの帰り、いつものデンなら氷見でお寿司を食べて氷見牛を買って帰るのですが、今回は飛騨牛を食べましょう、飛騨牛。
母「飛騨牛ってことは飛騨高山?近いの?」
150キロ程度なのであまり近くはない、と思う。
母「グンマに帰るついでなの?」
方角的には遠回りになる、と思う。大丈夫、行ってしまえばどうとでもなります。
通行止めを迂回等で結局3時間近くかかってしまいましたが、「飛騨牛食処 天狗」さんに無事到着。飛騨牛専門の精肉店「天狗総本店」さんのお食事処なので、お肉の質は保証つきです。
広々とした空間に余裕あるディスタンスを取ってテーブルが並び、今のご時世にピッタリな店内。1番手前の席に座ってメニューを・・
この時すごくウマそうなカレーの香りが漂っておりまして、思わず飛騨牛ビーフカレーを頼みそうになった。
でもワギューの専門店まで来てカレーでもあるまい(隣の肉屋で買えるレトルトカレーはバカうまらしい)。
網焼きはいわゆる焼肉なので厚さが心もとない。ここは奮発して網焼きステーキのヒレ極上をお願いしましょう。税込8800円、ランチとしてはドキドキしますね。
しゃぶしゃぶもあったと思いましたが、鍋受難の時代なので休止中のようです。
まずは立派な箸袋とサラダが登場しました。キリッと冷えてシャキッと活きが良い。うまいサラダうまい。
そしてドカンとメインが出ました!極上飛騨牛ヒレステーキ!石舞台古墳のような分厚さ!グラム表記はないけど150くらいかな?そしてヒレだというのに見事なサシはまさしく極上の和牛!
メシ・汁・おしんこの定食三兄弟も揃いました、行きマスよ〜!
箸しかないのに、このカタマリをどう食べるの?と聞いてしまったのは初来店時。わかりませんよね。
実は見事に包丁が入っておりまして、サイコロステーキ的に楽しめちゃうわけです。成型肉のインチキサイコロとはモノが違いますとも。
はい!結構珍しいと思われるタテ霜降り!ビューティフル・・やはりステーキは厚切りと見つけたり。
焼きましょう焼きましょう。野菜もたっぷりあるのでバンバン焼きましょう。
タレは一種のみ。後はカラの小皿がありますので
おろし・岩塩・胡椒でお好みによって。いや、このシンプルさは肉に自信ありすぎでしょ。
そろそろ麗しい焼き色になってきましたかね〜。チャチャっと転がしてサイドを焼いて、いただきま〜す。
まずは塩胡椒でシンプルに・・
母「先週ね、歯医者さん終わったんだけど、行かなくても大丈夫だったみたい」
どういうことでしょう、奥歯で軽く挟んだだけで特ウマな汁があふれ出てくるんですけど・・しかも脂のくせにこんな軽やかな香りってある?反則だっ!
醤油ベースのタレにつけて白メシの上でワンバンすれば、ニュースでよく見る「頭が真っ白」の訳がわかります。ウマい甘い香り高いコメまでウマいとか、情報が多すぎると脳がフリーズするわけだな。
ニクはもちろん最上級の上なんですが、実は野菜も相当なもので。ネギのウマさったらないわ〜。
シメのアイスコーヒーまで幸せだ。ただ紙ストローだけはちょっと苦手だ。ウミガメさん、スマン。
もちろんお隣でもお肉を買いましたよ。左のサーロインを見てください。脂身をできるだけ切り落とした贅沢なカット。素晴らしいなあ。
しかし一泊二日でアホみたいに散財してしまいましたね。しばらくは梅干しを見ながらメシを食うしかない、かもしれない。
飛騨牛食処「天狗」(天狗総本店) 岐阜県高山市本町1-21