アレが落ち着いていた12月、今のうちにと野毛で忘年会。そうは言っても油断大敵です。いつもは終電までハシゴですが、今回は次のお店(3軒目)でおしまいとしましょう・・ところで横浜の友人、すごく痩せたましたよね。パラッパラッパーみたいに薄くなった!
友人「うん、20キロ痩せたよ!自粛で!」
20キロ!でも自粛って運動不足で太ってしまうもんでは?
友人「だって飲み会ができないから何も食べないじゃん!痩せるよ!」
え!食事イコール飲み会だったのか!
それならタンパク質を補給しないと死んでしまう。ニクかサカナで・・やあ、魚家って文字があるぞ。「弥平」さんでいいのかな。
相模湾天然地魚!高級魚のやがらに・・おじさん?面白そうだ、ここにしましょうか。
友人「野毛に何度も来てるけど、入ったことないよね」
野毛中央通りのアーチからすぐだし、何度も前を通っているはずなんですがね。石ころぼうしみたいにサーっと見逃してしまうお店ってあるんだよな。
間口は小さそうなお店ですが、中に入ると結構広い。テーブル3卓にお座敷4卓にカウンターまである。テーブル席に案内してもらいます。
まずは飲み物・・魚のお店となると日本酒だな。おやおや、大七に加賀鳶と家飲みでお世話になっているメンバーがいて嬉しい。
獺祭先生は無論のこと、昇龍蓬莱までいるじゃないの。表に雪の茅舎も貼ってあったし嬉しい悲鳴だ。ここは横浜、まずは神奈川の銘酒である昇龍さんから行きますかーッ!
お酒を注文したらいきなり皿盛りが出てきた。まだ料理は頼んでいなかったと思いますが。
店員さん「こちらお通しです」
え!一人4品くらいあるし、器も盛り付けも美しいじゃないの。こんなお通しってある?お通しは賛否ありますが、コレならお店の顔と言えちゃう。
切子のグラスに小皿のもっきりスタイル。お値段や器から見ると、割烹寄りの少し高級な居酒屋なのかな。まあよし、かんぱ〜い。しばらくはお通しだけで飲めるね。
友人「ダメだよ、刺身がないと死んじゃうよ!」
そうでした、栄養補給でしたね。
ご自慢という相模湾天然地魚を三人前でお願いしますか。
三種珍味盛り合わせにはホヤとこのわたの塩辛、つまり莫久来(ばくらい)が入っちゃうのか!頼もう頼もう。
友人「ホヤとナマコの塩辛?あなた好きそうね!」
酒を盗むこと間違いなしの鰹の酒盗!大根おろしと合わせると困っちゃうくらい美味しい鯛わた塩辛!そしてホヤとこのわたという珍味の双璧を一緒にしてしまった莫久来!
なんですかこの皿は!両の頭と胴体の全てが強力という幻の陣形、双頭の蛇か!
友人「ちょっと何言ってるかわからない。あ、どれもうまいよ!磯丸のメンマくらいうまい!」
あなた的には最大の褒め言葉ですね。
地魚盛り合わせが思った以上の迫力だったー!!やがらとおじさんは入りませんでしたが、カンパチにタカノハダイにタイやサバ、ブリ一歩前のメジなど赤い青い魚の舞い踊り!ついでに言えばこのお皿欲しい。
タカノハさんとサバ氏が特に酒を呼びまして、雪の茅舎を援軍として呼ばざるを得ない。
思った以上のボリュームでしたので、お腹にたまらないエイヒレも頼んでおきましょう。こちらは気取らぬ山盛りマヨネーズと、バランスが良いお店だなあ。
お腹いっぱいというのに弥平さんの手作りコロッケまで頼んだのは誰ですか?・・あれれ、男爵感バリバリのポッコポコでおいしい。野菜の盛りっぷりも素敵。
味よし盛りよし、もしかして一軒目に来るべきお店だったのでは?
友人「やっぱりは野毛はいいよ!まだまだ行くよ〜!次どこ?女の子いるとこ?」
あっ、危険信号だ!解散、解散〜。
友人「あと一軒、一軒だけ・・あれ、でもなんか足に来てる?もしかして痩せたせいで飲めなくなった?くやしい!」
徐々にリハビリしましょうね。横浜は近いのでいつでも来れます・・と、この時は言ったものの、οがなあ・・
友人「オーって何?」
o(オー)でなくο(オミクロン)です。疲れ目ですね、そんなあなたに・・と目薬リンクを貼るようなブログではなかった。何の話だ。
弥平 神奈川県横浜市中区野毛町2-90 桜木町スカイハイツ 1F