12月の半ば頃の話です。この頃はアレが少々落ち着いていたというのもありまして、横浜の友人と久しぶりに飲もうじゃないかとなりました。忘年会兼野毛会というヤツです。
野毛会恒例、昼の2時から集合。そんな時間からお酒を出しちゃう銀だこハイボール酒場で一杯やって、はい次はどうしましょう。
野毛小路から野毛仲通り、飲み屋ばっかりゾーンを歩きます。
友人「あれ?まだ3時なのにけんちゃんの看板が光ってるよ!」
野毛の超有名店、リーゼント居酒屋「酒蔵けんちゃん」さん!え、ここって5時から、しかも予約しないとほぼ入れないお店ですよね?
看板に負けないインパクトののれんをくぐって聞いてみると、90分なら大丈夫ですって。
時短営業ならぬ、早い時間に繰り上げ営業ですか。エラい人によると某ウイルスは夜間と県境において活性化するらしいですからね、上に政策あれば下に対策あり。
カウンター数席と4人がけテーブル3卓の小さなお店、厨房では見事なトサカの方がフライパンをふるっています。きっとけんちゃんだ、かっこいい。
酒蔵を名のるだけに、日本酒も焼酎も豊富なんですよね〜。霧島だけで8種類くらいあったと思います。まずは黒霧島EXデリシャスペンタゴンをロックでお願いしましょう。
ロック用タンブラーにもけんちゃんだぜ〜。かんぱ〜い。
お通しは冷たいおでん風煮物です。タコさんウインナーがうれしい。油揚げうんまい。
自家製ふわふわさつま揚げはお願いするとして、あとはどうしようかな。いちおうメニュー表はあるけれど、ここは壁を見た方が面白い。
友人「ぎんなんあるよぎんなん!頼もう!」
いいですね、では軽いつまみついでに漬物盛合わせもいきましょう。
自家製ぬか漬けは浅漬けを半歩すぎたくらい、まさに頃合いでおいし〜い。今どき味の素を振ってくれちゃうのが一周まわって嬉しいじゃないか。
ぎんなん炙りはカラごと提供、まったくツボを心得すぎて困ります。
友人「ぎんなんうめえ〜!さいこう!」
あなたは本当にぎんなんが好きですね・・
いか下足の唐揚げ(カレー味)はマヨネーズがこんもり。こんなジャンクなもの素敵に決まっている!めっちゃくちゃうめえ!茜霧島ロックを願いま〜す!
誰だっ!かにみそ甲羅焼きなんか頼んだのは。この大ばぐ者っ!
友人2「え〜、おいしいじゃないですか」
そりゃおいしいだろうけど、元カニアレルギーとして手が出せん。
友人2「そうでしたっけ〜。日本酒に合いますよ」
そんなの知っているから悔しいじゃないか。そもそもあなた飲んでいるのビールよね?まったくもう。
友人2「白レバー炙りも頼みました〜」
内臓好きだな〜キミは!うん、白レバーは大正義、許す。タレとごま油の二択が嬉しいね。
あらゆるおつまみが揃うけんちゃん、その中の東の横綱と言えば自家製ふわふわさつま揚げ!揚げたてでホントにふわふわ、ふしゅーと空気が抜けるような食感がたまりません。鱈のすり身がひろうすのようになってしまうとは。
友人「5時間煮込んだ鶏ガラのスープ餃子頼んでみようよ!5時間だよ!リーゼント特製だよ!」
リーゼント特製!5時間!そりゃ頼まなくてはいかんな〜・・あれ、前回来た時は4時間だったぞ?これがブラッシュアップというやつか。
トロトロの鶏白湯はラーメン屋さんが赤面しそうなほど濃厚でうまい!モチモチの厚い皮に包まれた餃子がぴったんこ!麺も入れたい!間違いなく1時間分パワーアップしているじゃないの。
やっぱり安くてうまくてロックなお店だな〜、混むわけだ!というわけで、あっという間に80分くらい経ちましたね。次の方に席を譲りましょう。
酒蔵けんちゃん 神奈川県横浜市中区野毛町2-69