神戸やら京都やら盛大に県またぎをしてばかりで、グンマで外食をしていない気がする。よし、あまり開拓できていない太田市の西側に行ってみよう。
前を通るたびに「で・・できる!」と思ってはいましたが、ついぞ入ったことはなかった「さかえや」さんに来てみました。定食・ラーメンの看板を掲げていますが中華屋さんっぽくはナシ、いわゆる大衆食堂とか定食屋さんになるのでしょうか。
Y字路の三角州スペースにあるお店、砂利の駐車場には3・4台置けそう。そしてY字なだけに、店舗の南北どちらにも入口がある変わった構造です。大きい通りに面した北側から入店しましょう。
「いらっしゃい」と迎えてくれるのは・・やったぜ、たぶん夫妻であろうベテランコンビ!お店と一緒にお年を召した感がたまらない。そして壁一面に貼られたメニューが試行錯誤の歴史を物語ります。いいじゃないか、絶対ウマいじゃないか。
かきフライカレーライス!かつ丼!さば味噌!どうしよう!
こういうお店のタンメンやもやしそばは鉄板だろうし、やきそば(ポテト)に餃子とか渋すぎるだろうし・・な、悩む!
なんだか定食も充実している感じなので、ここはひとつからあげ定食にいってみましょうか。あ、ご飯は少なめで・・
おばちゃん「え、大盛りでしょ?」
ノンノン、す・く・な・めです。
おばちゃん「大丈夫?そんな大きいのに!」
大きいからこそ余計に食べるわけにはいかんのですよ〜。
おばちゃん「あ〜、なるほどね!」
やたらとデカいギャバンの胡椒、年季は入っているけど清潔に保たれた調味料入れ、幾万本のタバコを迎えてきたかもわからぬアルミ灰皿・・うむ!
お冷やでなく熱いお茶が出てくるのもありがたい。どうしよう、もうこのお店好きなんですけど。
ジュジュ〜と軽快な揚げ物の音を聞きながらすするお茶のうまさよ。
おまたせしました〜と出てきたからあげ定食!おいおい、なんですこの給食然としたアルミのトレーは!ほ、欲しい!
豆腐とワカメがてんこ盛りの味噌汁は約束されたおいしさ。
そしてメインのからあげはデカいのが・・何個だ?立方体の数を数えるテストみたいで分からん!
これでもかと絞りだされたマヨネーズも頼もしい。
「足りなかったら言ってね」というご飯は注文通り少なめ。山のようなからあげとバランスよく配分なんて無理なお話なので、ここは完食のみに集中しましょう。
野菜も付け合わせなんてレベルでなく、立派なサラダのようにたっぷりです。喫茶店のオマケサラダ4杯分くらいあるのでは。
ここ最近貴重品とされるポテトもゴロゴロと。これまた大量のケチャップはからあげにも流用できそうだな。
ほいっと持ち上げたからあげは割り箸がしなる勢いで重い!ご飯にのせたら一個で一膳いけてしまうように見える。
竜田風の衣にシャオっとかぶりつけば、塩味醤油味は控えめなれどニンニクがっちょり!じゅわっとくるよ!ウーロンハイとかハイボールが恋しくなる、やっぱり昔ながらの食堂仕様!うめえ!
そんなわけで白メシ不在でもオッケー、配分に困らなくていいね!もちろんあればなおヨシなんだけど。
数も多いからレモンでマヨでケチャップでと七変化で楽しめるぞ〜!
・・・とはいえ後半はやっぱり満腹感との消耗戦、ご飯少なめ大ピンポンでなんとか完食だ!冷めてもうまそうなので、半分持ち帰って夜のツマミにするのもアリですね。
味よし、ボリュームよし、雰囲気よし!これは通わねばなりますまい。次回はカキフライカレーか?タンギョウか?大穴で目玉焼き定食?
さかえや 群馬県太田市上田島町388-1