11月頃のこと。柏崎市の「和ノ食 てのひら」さんに行きたいな〜と、ぐるなびでメニューをチェック・・あれ、50食限定おせち料理が25000円ですって。
おせちって買ったことないけど、あのお店のものならどんなにお屠蘇が進んでしまうことでしょう・・でも柏崎って新潟ですよね。グンマから向かうには大変な雪国ゾーンを越えて行かねばですよね。年末年始なんて立ち往生とかあっても不思議でないしな・・
発送は可能でしょうかと電話で問い合わせたら、1日前に作ることになるので風味の面で少し落ちるかもしれませんが、それでよろしければということ。よし、せっかくなら「てのひら」さんに行ったことがある友人と食べた方が楽しいな、神戸に送ってもらおう。なお送料着払い、おせち代は後日振り込みでした。
そして元旦となりました。大晦日に受け取ってもらっておいた神戸の友人宅にお邪魔します。あけましておめでとう、早くおせちを見せて!
風呂敷包みを開くといかにもめでたげな箸とプラのスプーンがついているぞ。
白木の箱は特製ということです。まあ、「てのひら」の文字の印がかっこいい。なんでもハンコはご勘弁いただきたいですが、印章そのものは素晴らしい文化ですよね。
フタを開けたら、コレだーっ!なんと色とりどりで艶やかな。盆と正月が一緒に来たような、そりゃそうだ、正月だ。
かねて用意の正月用のお酒、宮城の綿屋倶楽部・純米生原酒の干支ラベルでかんぱ〜い。ネコさんが寅と同じポーズを決めてくれました。
グンマから持ってきたモチで雑煮も完成!正月エネルギー充填120パーセント!2022年飲み初め開始、開始〜。
お品書きはこちらです。右上に国産車海老が来るのが正しい向きなのですね。よしよし。
グリッドなので分かりやすいな。回転して、カズノコとカラスミが散っているので元の位置らしきところに戻して・・だいたいがパテ状になっているからスプーンがいっぱいついているわけだね。
改めまして右上から国産車海老・柏崎真鯛の胡麻醤油焚き・気仙沼穴子煮・国産とらふぐ煮凝り・数の子土佐和え・佐渡14キロもの寒鰤大根。いきなり極上食材のオンパレードです。
車海老の鮮やかさと抜群の歯ごたえ!歯ごたえといえば数の子だ、こんなプッチプチに弾ける数の子は初めて!ブリ大根と真鯛はお酒もいいけど白メシもね、というところ。うめえ、どれもうめえ。
真ん中2列は魚沼サーモンとクリームチーズのパテ・岩手黒毛和牛ほほ肉岩の原ワイン煮込み・柏崎いくら醤油漬け・魚沼鮎と黒トリュフのパテ・佐渡南蛮海老塩糀和え・佐渡烏賊の沖漬け。牛以外は新潟スーパースターズか!
さすが酒どころ新潟、完全におつまみ天国。しかもワインまで対応してくれちゃいます。鮎とトリュフのパテってなんだよ、香りが華やかすぎるでしょ。
友人「いくらのところにある赤いチョロチョロは何?」
これはそのまんまチョロギです。なんかの根っこでおめでたいものです。そういえば正月以外見ないな。
最後の3つは出雲崎ずわい蟹 かきのもと酢橘ジュレ・秋田鴨 八色椎茸 平茸のコンフィ・岩手天然鮑 兵庫ボラ子の自家製からすみ。
友人「カニは全部俺のものということで」
紫の綺麗なのヤツがかきのもと、新潟の食用菊だそうですが、カニと一緒だから味見できない。
友人「シャッキリしてカニの甘味が下から出てきておいひいよ!」
くそ〜。あ、鴨と一緒にいるキノコがすんげえうまいよ。からすみも自家製らしく塩の当たりが優しくて、旨口の生酒にぴったんこ。
友人「どれもみっちり詰まって食べごたえがすごい!」
3・4人前はあるね。鯛とか穴子とかほほ肉あたりは明日あさってまでいけそうだから残しておこうか。
友人「よし、お茶漬けやらクラッカーやらで楽しむぞ〜」
お酒が進むなんてもんじゃない、あっという間に一本終わってしまった。これは来年も頼むべきかな?それよりなにより、雪がなくなったらまずはお店に行かんとな。
酔い覚ましには初詣だーっ!ということで、日本最古の厄除けという「多井畑厄除八幡宮」さんにお参りしたのでした。別に厄年でもないけど。しかし神戸の神社って・・
友人「みんなベビーカステラ食べてるの、なに?」
和ノ食 てのひら 新潟県柏崎市駅前2-3-51 興産ビル1F