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神戸で友人を拾い、やって来たのは
赤穂の海〜。
海辺のテラスカフェでローストビーフでも決めようと思ったのですが、この天気。みなさん考えることは同じのようでお店の前は待ちの列だ。ウェイティングリストを見ると、ちゅうちゅうたこかいな、ちゅうちゅう・・こりゃ無理〜、御殿場のハンバーグじゃないんだから。
道の途中でピンというかビンビン来たお店がありましたので、そちらに行ってみるとしましょうか。その辺のカンだけは結構なものなんですよ、たぶん。
赤穂海浜公園の近く、確かこの辺に・・あったあった、どうですかこの素通り禁止なムードは。「穴子にぎり」に「さばにぎり」なんてワード、運転しながらでも見逃すはずはございません。
なんてお店なんだろ・・あ、看板があった。「まるみ吉まん」さんだそうです。名前の意味はよく分からんがとにかくすごい風格だ。
入店すると「お持ち帰りですか店内ですか」ということで、もちろん店内でお願いしましょう。先客は二組、非常に静かで落ち着いた雰囲気です。
穴子寿しと鯖寿しの専門店なのか。サバスキーであるぼくも友人はすでにホクホク。
「ちょっとお時間かかりますので、準備できましたらご注文をうかがいます」
高齢のご夫婦だけでお店を回しているようですね。急いではおりません、ゆっくり待ちましょう。
メニューはこれか。上の列がいわゆる「上」で二人前盛り、下が「並」でこっちは一人前ということらしい。なるほど、本当にあなご・うなぎ・鯖に特化しているんだな。
・・待っている間に先客の方々が口を揃えて「美味しい美味しい」と・・思わず口に出るほど美味しいのか、うわー楽しみ。
5分くらいで注文を聞きにきてくれました。穴子と鯖のにぎりを2つお願いしましょう。
注文したら割と早く登場、穴子と鯖のにぎり・炊合せ・赤出し!なるほど、穴子と鯖だから押し寿司と思ったけど、ホントに「にぎり」なんだな。
まずは炊合せからいただいて・・
友人「おいし〜い!何コレ。お豆腐の中にまでしっかり味が染みてるし、柚子ががっちょりのはずのにフワッと香るくらいでちっとも威張らないし」
驚きましたねコレは。上品極まりないお味が本当に豆腐の芯まで染みている。野菜は野菜らしい食感を残した見事な炊き具合。この鉢だけで二合飲めるぞ。
友人「ご飯のかわりに豆腐を食えってダイエットなんかふざけんなと思ったけど、このお豆腐ならいける、むしろ毎朝食べたい」
いや、この豆腐では結局メシも呼んでしまうのでは。
友人「それな」
炊合せから素晴らしいのでお寿司への期待は膨らむ一方、そしてガン上がったハードルを軽く飛び越えてくれそうなビジュアルではありませんか。
穴子から攻めると、やっぱりというかスゲー美味しい。こりゃ間違いなく声が出る。ふっくらとしっとりが共存して、旨味もあるけど雑味もある穴子の雑味部分がまるで無い。あっさりめのツメが穴子の旨味を引き立てるったらないし、ああうまい。
鯖はもう見ればわかります、はい。たっぷりとした厚みの握りを頬張ると、ほぼ生のようなあっさり〆で鯖の強烈な旨味が弾け出す!うんめえ〜、なにコレ!
店主さんの話によれば、舞鶴産の鯖しか使わない、10匹のうち2匹くらいしか使いものにならないということです。産地指定かつそこから厳選ですか。選び抜かれた鯖を熟練の酢加減で〆ているわけで・・ウマいには理由があるのだな。
穴子についても語られていましたが、どこ産とか忘れちゃった(おい)。とにかく目利きと包丁の冴えがガッチリ噛み合ったすごいお寿司です。
味噌汁の四角いのはなんだろと思ったらエリンギみたいなキノコでびっくり。これまたウマいの。
これはにぎりの上や松前寿しもいただかないわけにはいきませんが、予約とか取り置きはできないそうです。盛大にキャンセルされることが続いて嫌になってしまったらしい。
お店の前を通って暖簾が出ている時だけ食べることができる、運任せの名店!いや〜、カフェが超満席だったおかげで結果は大吉ですよ。
次は祈りながらお店に来て、開いていたら持ち帰りをお願いして東横インで飲むんだ・・炊合せもタッパーか何かで持ち帰らせてほしいようだ。
その後は姫路のサファリパークなど行ってカピバラさんやホワイトライオンを愛でまして
夜はいつも通り(?)板宿の「鮓 ちかもち」さんで美味しいお寿司をいただたのでした。昼夜食べても全く飽きない、寿司最強〜!
まるみ吉まん 兵庫県赤穂市正保橋町3-170