「うまい ラーメン うまい」でおなじみ、みんな大好きラーメンショップ。フランチャイズでありながら各店舗がそれぞれオリジナリティあふれる・・のはいいのですが、特に太田市龍舞町のラーショは一線を画すどころかまるで別物。そもそも建物が元喫茶店の洋館風で薄暗くて怖いし、BGMは常に石原裕次郎だし・・でもおばあちゃんと言って差し支えない方の優しい接客がほっこりするのでたま〜に行きます。
そういえばここ1年くらいご無沙汰だったな。他のラーショにはないキリンラーメンでも食べるか〜っ!・・あれれ?ただでさえ満ち満ちていた廃墟感がアップ・・あのノレンもないし、お店閉めちゃったのか〜!コロナか?高齢化か?うわ〜残念。
なくなってしまったものは仕方ない、周辺の昼メシスポットを思い出すんだ。道を挟んでわずか数十メートルのところに「ステーキ牛吉」さんがあったな。よし、ラーメンモードからステーキモードに移行!お財布がちょっとグズっているけど気にしてはいけない。
開店間もない時間だったので一番槍かな?広い店内の一番奥にあるテーブル席に案内していただきます。以前は店主さんのワンオペだった気がするけど、店員さんが2名ほど増えている。
よし、五穀和牛ヒレを200グラム!いやウソです、あなたラーメン気分で来たんでしょ?それでマンシュウ超えはさすがにちょっとね。アメリカ産ハラミ200くらいにしておくか・・
おや、店員さんがミニ黒板を持って来てくれましたよ。ステーキとハンバーグだけの潔いメニューと思っていたけれど、いつの間にやら増えたようです。
レアステーキ丼にリブロース丼にコロコロカレーと、いかにもランチ向きなものが並びますね。3つどれも魅力的だな・・よし、和牛リブロース丼を願いま〜す。
天井が高くて居心地の良い空間で、ひとり料理が届くのを待つ・・ゼイタクな時間じゃありませんか。
20分ちょいで登場しました、和牛リブロース丼!ガーリックライスの上に薄切りの極々レアなリブロースと玉ねぎ、そして温泉卵という丼でしたか。想像と少し違ったけどこれもナイスビジュアル!
これは最初からテッテ的に混ぜてしまうべきか、少しずつ卵を絡めながら攻めるか・・とりあえず黄身をプツン、とろ〜ん。
ちょいちょいと軽く混ぜてひと口。あ、うまい、声出た。
ステーキが乗ってくると思っていたのに少々肉が薄いような・・と、最初は思いましたとも、ええ。ところがサッと炙られた薄い肉のおかげで肉寿司っぽいライスとの一体感が出てね、アリですよコレ。
そのライスがエエ塩梅のガーリックライスですからね。正直ライスだけでうまい。
おおっ、これはレアのリブロースと卵とガーリックライスが見事に絡み合った最高のひと匙!うめえ〜!
五穀和牛ってグンマのワギューでしたか、すごく良い香りがする。ドキドキするお値段のステーキも食べてみたくなるじゃないか。
丼を食べ終える頃に味噌汁が出てきた。入っているのは麩と・・なんだこのクニュクニュした美味しい物体は。もしかしていわゆる肉カス?おもしろ〜い。
美味しかった〜!けど、少食に定評のあるぼくにバッチリな量なので一般の男性は大盛りコールが必要かもしれない。
リブロース丼とレアステーキ丼の違いも検証したいしコロコロカレーも食べたし。ラーメンショップはなくなってもこっち方面は忙しいなあ、もう。
ステーキ牛吉 群馬県太田市龍舞町558-2