最近月イチ弱のペースで飲んでいる宇都宮。今回は友人オススメの中華料理店で飲もうとなりました。宇都宮で中華といえば餃子なのでしょうが、少し違ったご趣向らしい。
駅から離れたお店というので友人が車で迎えに来てくれました。帰りは地方の救世主、代行です。
たどり着いたお店は確かに駅から遠い、簗瀬の業務スーパーのすぐ近くにあります「小閣樓 東簗瀬店」さん。店頭の写真を撮り忘れたので、泊まった東横インの写真でも置いておきましょう。
交差点の角にあるので駐車場の難易度はややハードというところ。ご来店の際はお気をつけて。
店内は待ちが出るほどの盛況です。席を予約しておいてよかった。では飲み物を・・ちなみに「メニューの撮影はご遠慮ください」と書いてあったので写真はありません。こっちは忘れたわけじゃないのよ。
那須烏山の地酒・東力士があるじゃないか。一本ください。
店員さん「一杯じゃなくて一本?」
はい、一本です。友人はとりあえず生ですね。お通しの極太メンマも勇ましいところでかんぱ〜い。
ちなみに一本で2,300円程度とお安く、生はエビスの中が600円程度だったみたいです。
中華のスグデル系といえば皮蛋。500円くらい。皮蛋とタレと香菜、みんな強烈でみんないい。
友人「ほとんどの人が担々麺を食べてるお店なんだけど、他の料理なんでもイケるんで」
いいですね〜。町中華や格安台湾料理より本格的だけど、高級という価格帯でもない。まさに好みの線じゃないか。
黄瓜海螺、キュウリとサザエのニンニク和えなんて町中華ではまず見ないメニューです。
ニンニクが効きつつあっさりサッパリでサザエがコリコリ。ツマミにも口直しにもなる一皿でひたすらウマい。700円くらいでたっぷりした量もありがたい。
友人「せっかく宇都宮なんで餃子もいきましょうか。ここは水餃子がオススメ」
うおお、手作り疑いなし、チュルンと来てパッと入る分厚い皮の官能!おいしいおツユがピュッとくる、ちょっと濃いめの味付けの餡!名物にうまいものあり!コレ1個あたり100円は嬉しくてメガネがくもるなあ。
満を持しての登場、小閣樓さんの名物・上海チキン!この一皿で一羽分、2,700円だったかな。
小ぶりなサイズの若鶏を中華包丁で豪快にぶつ切り。コレを手づかみでいただくわけですね。
どうですこの照り具合は。いいなあ、「酔拳」のジャッキーがかぶりついていたトリそのまんまじゃないか。
プリっと音がしそうな勢いで弾ける皮!うめえぇぇ!ほとばしる汁!なんだよ君、トリのフリした小籠包かよ!
見た目に反して濃すぎない、まさにトリの旨味を引き出す味付け。トリの素性と焼き加減のストレート勝負だ!
丸焼きの弱点であるムネの内部もパサつきなど微塵もありません。しっとり食感にほんのり味も染みてパーフェクト。これはもう肉ひと筋も残さじとしゃぶりつくさねば。
友人「いつも一人で来るから半羽でも頼めなかったんだけど、おいしいなあ」
正直週一で食べたい極上チキンですよ。でもアレですね、やっぱり本格中華はシェアが楽しいですよね。一人じゃ麺とギョーザで試合終了だもんな。
友人「じゃあもっとシェアしよう。麻婆豆腐もオススメ」
900円というお値段で結構な量が出てきた。花椒がふわっと香るけどシビれるほどではない、辣も抑えめで豆鼓の旨味が楽しい麻婆ですね。辛さマシもできるらしいけど、このくらいが酒のツマミにはちょうどいいな。
友人「ご飯をドボンといきたいけど麻婆はツマミに回して、シメに麺をシェアなんてどいきたいなと」
いいねえ、白黒赤と三種のお担々が揃っているところでアレですが、中華のシンプルな鳥そばが大好きなんです。ありますかね?
友人「鶏肉スライスサッパリ塩味って書いてあるコレかな」
まさにソレだよソレ!とお願いしました鶏麺、たしか960円とかその辺。鶏の旨味がたっぷりに決まっている白濁スープ!鶏肉・ネギ・香菜のみの潔いトッピング!まさにコレだよコレ!
料理ごとに取り分けの器を持ってきてくれるのもありがたいところ。ではシメの麺、いただきま〜す。
・・・ものすごく、逆に特筆できないくらいに想像していた通りのトリそばだ!つまり好み中の好みだ!この鶏麺と水餃子をお昼に食べて、上海チキンと黄瓜海螺を持ち帰って晩酌という生活をしたい。切実に近くに欲しいお店だ。
宇都宮にもう一軒、東京の大塚には本店があるんですよね。もう一丁、グンマの太田大泉あたりにお願いします!
中国料理 小閣樓 東簗瀬店 栃木県宇都宮市東簗瀬1-4-1