京都二日目です。予定は・・夜まで何もない。とりあえず朝ごはんでも食べるとしましょうか。
ここは四条烏丸の東横イン。ホテルの無料朝食を食べている場合ではありません。なぜって?
徒歩10分くらいで「SPICE GATE」さんにたどり着くからです。スパイス満載なのになぜか京情緒があふれる朝カレーを楽しむことができます。最近の京都のお楽しみです。
開店の7時半にピッタリに到着したので一番乗り、カウンター席に陣取りましょう。
「京風スパイス朝定食」は確か2種類。前回はこの鶏キーマと魚介出汁のカレーをいただきました。アオサを入れて風味を出す魚介出汁カレーって何を言っているんだと思うでしょう?味噌汁ぶっかけご飯みたいな味だけどやっぱりカレーで、ビックリするほど美味しいんです。
初めて食べて度肝を抜かれたのがサバとみょうがの冷やし出汁カレー。サバ・みょうが・冷やしと使用されている単語全てがカレーらしからぬパワーワード。でも食べてみるとスパイシー冷やしぶぶ漬けというか、なんだかんだ京風カレーなんですよ。不思議なんですよ。
店員さん「期間限定のメニューもありますので、よろしかったらどうぞ」
え、2種類じゃないの?
あっ、コレか!トマトのおでん出汁カレーっ!トマト・おでん・出汁とこれまたすごそうな組み合わせですね、コレください!あとラッシーを願います。
調理中の香りもインドネパールカレーのソレとはちょっと違う。スパイスはスパイスなんだけど、なんだか軽快なのよね。この香りとお冷やがあればアルコールなしでもトリップできそう。
13分ほどで登場しました、トマトのおでん出汁カレーっ!アチャールやキーマカレー等、具材盛り盛りのライス皿と・・え〜と、お隣は・・カレーでよろしいんですか?
出汁に浸ったまるごとトマト。いやこりゃおでんだろ、おでん。なんか鰹節までかかっているようだし。
まずはこちらのプレートのみでいただきましょうか。
京都の煎茶で炊いたバスマティライスと鶏キーマカレー!鶏のうまみと軽やかなスパイスとバスマティの香り〜。これだけ丼に盛られていてもペロリといけます。
キーマの上のアオサはアレだろうか、前回食べた魚介出汁のカレーと同じように
出汁に浸して風味を増すのが正解なんですかね?もはやカレーかおでんか味噌汁か、名状し難きカレーのようなものになりつつある。
ハーブ香る焼き野菜とスパイスがふりかかったゆで卵は暴力的な美味しさ。夜だったらスパイスハイボールか白ワインを注文してしまうこと疑いなし。もっとも営業時間は16時までですが。
アサリとメースの佃煮や大根のカシミールチリ千枚漬けという京印コラボメニューも独創的すぎるしうますぎるんですが。
佃煮と千枚漬けと来ては、そろそろぶぶ漬けタイムですかね。
ちょっとトマトを崩してジャジャっと出汁カレーをかけてみる。
・・・えっ?ホントに出汁なんだけど・・でもライスと食べると間違いなくカレーだ、カレー!鶏ガラスープに醤油とカレー粉を入れれば味平カレー、おでん出汁にトマトとスパイスを入れると京都カレーになるのか!うわあ〜!
梅キクラゲ・トマト・バスマティライスを出汁で和えたモノがしっかりカレーになるとは・・なんとも恐ろしい時代になったもんです。どこをどう混ぜても美味しくてたまらない。スプーンが止まらん。
止まらぬスプーンを無理やり止めて、卓上のミックススパイスをガリガリとやればインド成分がグーンとアップ!
残っていた出汁を全投入してシャバシャバに、まさしくぶぶ漬け!アサリの佃煮とアオサとトマトが出汁と一緒に流れ込んでくる未知の快楽。途中でパリッと来るピーマンがまたうまいんだなあ。ちっとも辛くないのにとんでもなくうまいカレーなんてあるんだなあ。
スパイスと一戦交えた後のラッシーは最高ですよもう。朝から京情緒を満喫してしまった・・カレーなのに。
サバ冷やし・魚介出汁の2大巨頭と今回の限定で、朝カレーメニューは制覇したのかな?昼のメニューも食べてみたいな・・お店のインスタを見たら「牡蠣のホワイトカレーと牡蠣のレモンカレー合い盛り」とかすさまじい限定メニューがあるんじゃないかよっ!次は昼だ、昼!
SPICE GATE(スパイスゲート) 京都府京都市下京区恵美須之町546 しきさい寺町ビル 2F