グンマの板倉という真の田舎(失礼)で星たっぷりの田舎蕎麦!汁はもちろん鴨です、はい そば処 勘兵衛(邑楽郡板倉町)

週2回設けてしまった休肝日。白メシの満腹感で脳をだます作戦が成功しているので、糖質のバリエーションを増やしてみようか。たとえば美味しいうどんをたくさん食べてみるとか。

善は急げ、大好きな持ち帰りうどんのお店で買ってくるとしよう。ついでにイートインスペースで昼メシもうどんだ〜と張り切って行ってみると、お盆期間中につき麺の販売のみの営業でした。

どうしようかな‥すぐ近くにそば屋さん、ちょっと離れたところに創作系のうどん屋さんがあった気がする。近い方から覗いてみるか。

まず来てみたのは「そば処 勘兵衛」さん。暖簾とノボリがはためいているということは見事に営業中ですね。お盆というのにありがたい。

先ほどのうどん屋さんで見たプリウスも駐車場に入ってきたので、考えることは同じと見えます。ありゃ、一緒にミニバンも入ってきたから2台連れか。しかもおじさんばかりゾロゾロ降りてくるじゃないか。「ビールの人〜」からの注文祭りが始まっては大変、撮影もそこそこに入店しましょう。

テーブル数卓に小上がり少々。外観から民芸調の広いお店と思ったら、中は商店街のそば屋さん的サイズだった。手前のテーブルをいただいてメニューに目を走らせます。

たぬきときつねの「冷やし」軍団はもちろんのこと、入口脇に貼ってあった「冷し中華」が気にならないと言えばウソになる。そば屋の冷し中華はなぜかうまいのだ。

大根肉汁そばなんて郷土そば要素たっぷりメニューもあるのね。

カラコロ・からあげ・とんかつあたりのセットメニューが中心なのかしら。ご飯ものは今日はいいかなとか思いつつ、半カレーセットor単品カツカレーがあったら頼んでいた自信がある。

あれ?にらそばって栃木の名物じゃありませんでした?グンマも板倉くらい東寄りになると栃木文化圏なのかな。いやホント、北関東の郷土そば見本市のようだ。

オクラと芽カブの山芋あえなんて納豆以外のヌルヌルは大体おさえたようなメニューまで。こりゃ真剣に悩んでいたらプリウス軍団に先を越されてしまうぞ。困った時はアレに決定だな、鴨せいろを願いま〜す。

10分ほどで登場した鴨せいろは‥おかしい、大盛りコールをした覚えはないのに汁もそばもどっさりだ。写真では分かりにくいですが、鉢も皿もデカいんです。

でもほら、このネギと鴨とキノコ、そして何より鴨のアブラがたっぷりのを見れば安心。そばを持て余すことは絶対にないはず。

てんこ盛りのそばに取りかかりましょう。萩焼のような色味の肌には透明感があり、多数の星が目を惹きます。やや平打ちで星入りとは、なんだか赤城の名店のようだね。

たっぷりの星のおかげか、すする前から鄙びたような香りがただよっている。秘境グンマでも特に田舎(失礼)の板倉で食べるから本物の田舎そばということだ。いいじゃないか。

ずるっとすすれば活きの良い元気なそばだねコレは。弾けるような歯ごたえとツルツルのお肌。瑞々しさもすごいので、汁にたっぷり漬けて映える子だな?

そうと分かれば鴨汁に5分の4ほど沈めてズズっと。冷たいシャッキリそばと汁の熱でヤワめになった部分の対比が楽しい〜。汁は甘め、具の旨味たっぷりで力強いです。これまた田舎な感じでうめえです。アブラがうまくて汁でお酒が飲めるヤツです。

ネギをちょい足し、ワサビをちょいつけ。そばが多いので薬味大活躍。

鴨さんもたっぷりいらっしゃるからね!鴨とネギとそばの相性良すぎ三銃士をまとめてガブリムシャリズルリ。ぐはふは、うんめえ〜!

盛りが良いはずなのに、たちどころすすり終えてしまった‥うまいから仕方ないね。そしてお楽しみそば湯タイム。ほぼ一番乗りだったので、そば湯というかおおむね白湯。変に濃いよりこっちのが好きです。血圧のことなど忘れて完飲だ〜うわ〜。

うまいそばをたっぷり食べることができて、しかもセットメニューが豊富とか近所に欲しいお店だなあ。冬場はちゃんぽんとかすき焼きなんて謎なそばも食べてみたいところ。夕食用のうどんを買ってからこちらで色々なそばを試すコース、これからもアリだな。

そば処 勘兵衛 群馬県邑楽郡板倉町岩田2346-1

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