本来こちらはメシブログでイベントブログは「いしのなか」の方なのですが、相当書き進んでから間違っていたことに気がついてしまいました。やりなおすのも面倒なので今回は番外編ということで、ゲームイベント行ってきたブログです。ちょっと長めです。
「今年もビットサミット行こーよ。車で」
いきなり何を言い出すのですか?ポケットガール等の人気ゲームを作り出しているざぼ様・・でも確かに去年行きましたよね。今回は誰が・・あら、room6さんもスカシウマラボさんも出展するのか!確かに行かない手はないですね。
ざぼ様「じゃあ行きたい人集めてぞろぞろ行こうよ!デカい車借りて!」
あ、借りて運転するのは私・・?まあいいやということで人員を募ったところ、「aQua」等のアプリやUnity経典で有名すぎる関東アプリ開発界のボス、いたのくまんぼう和尚(以下和尚さん)・自作ゲーライフ1・2でKindleランキングをいわしたマネタイズ王ひさしさん・世界初の「Cocos Creator」教本を書いた朱鷺(ときねこ)さん・アプリ開発界の難癖王にしておねショタ王、ねこバタ会議さん(以下ねこバタ)・開発界の綾野剛モドキぷにーにゃすさん(以下ぷにー)という、関東開発軍が京都にカチコミと思われても仕方ないメンバーが一台の車で向かうことになりました。ゲーム開発界的にはすさまじすぎる(濃すぎる)メンツです。
はい、京都は平安神宮隣接のみやこめっせに到着!では帰りの集合時間を決めて、各々行きたいブースに行くことにしましょう。でも一人で回るのもアレだな。誰か一緒に・・ひさしさん・・はもういるわけないですね。去年と同じようにコップの水もこぼさぬドリフトでどこかに行ってしまった!
ねこバタ「とりあえずroom6に行ってまさしさんにあいさつしましょうよ」
まさしさんじゃなくてデザイナーのsainoさんでしょう?
ねこバタ「もちろんそうですよ。まさしさんがトイレとかでいなければベストなんですけどね。えーと、パンフによると・・ああ、ここです」
まあ、かわえ〜展示が。イベントに多数出ているだけに手慣れたものです。
sainoさん「お久しぶりで・・もないですけど、来てくれてありがとうございます!でっかわ彼女のクッキーどうぞ」
あら、最近立ち上がったアイコンクッキーラボさんのクッキーをさっそく導入ですね!綺麗だな。
ねこバタ「さっそくでっかわ彼女を・・」
ぷにー「OPAKEやらせてください!」
sainoさん「どうぞ!試遊できますよ!」
ねこバタ「・・でっかわ・・」
ぷにー「どんなゲームなんですか?」
sainoさん「オバケのオパケちゃん、引きこもりの子なんですけど」
sainoさん「とうとうパパに怒られて、人間の世界に出されちゃうんです」
ぷにー「なんか他人とは思えない。心が痛む・・」
私もです。なぜだろう・・・
sainoさん「で、アオちゃんという女の子に拾ってもらって、おつかいをやりながら強くなっていく・・・感じにしたいなーと」
まさしさん「いやー、当たり判定がギリギリまで間に合いませんであせりましたわ〜」
うわっ、まさしさんいたの!?・・・え?当たり判定って、まさかのアクションゲーム?絵の雰囲気からストーリーアドベンチャーか、もしくは脱出的なゲームかと・・
sainoさん「オパケちゃんは引きこもりだからメンタルが弱いんで、他のオバケを見ると心が死んじゃうんです。だから他のオバケから隠れながら目的地に行くアクション風ゲームです」
本当に引きこもりだ!つまり敵が来たら隠れるゲームなのね。ぷにーさんのプレイを見ていたら、とにかくオパケも敵キャラも動きがかわいすぎるんですが・・・これってもしかして・・
まさしさん「はい、キャラに悶えていただくゲームです」
うわー、早く出して悶えさせて!!」
1日目はねこバタさんが気になって仕方ない「でっかわ彼女」の展示がほぼなかったのですが、2日目はなんとPVが完成していました!
ねこバタ「でっかわ彼女とにかく楽しみなんですー。早くやりたい」
さすがおねショタのエヴァンジェリスト、大柄な女の子と普通の男の子をおねショタ的に捉えて・・
ねこバタ「いや、そういったメタファー的なアレではなく、単純に絵のかわいさと音楽の素晴らしさに期待大なのです」
そうでした、音楽はかの隠れすぎた名作「プリンキピア・マスターオブサイエンス」の椎葉さん作曲でしたね。荘重な弦楽四重奏とかわえ〜イラストのコラボ!早くやらせて!!
・・・でもどういうゲームなのかいまだによくわからないぞ!放置ゲーでしたっけ?
sainoさん「放置ゲーム要素のある漫画みたいにできたらいいな〜と思っているような・・とりあえず今はオパケちゃんに全力投球です!」
ねこバタ「うん、仕方ないですね。待ちます!」
噂によるとタイトルコールとか素晴らしいボイスが入っているらしいですからね。気長に待ちましょう!
まさしさん「出たらダウンロードしないと首斬るど!!」
と、まさし社長が鬼のような形相です。いや、ダウンロードも課金もいくらでもしますから、早く出してね。
お次はえーと、ああ、今をときめくスーパー人気クリエイター、ところにょりさんの新作が展示されているのでしたね。行ってみましょう。ほうほう、「あめのふるほし」ですか。
にょりさん「とにかく雨が降っているゲームが作りたくて」
相変わらず作家性の塊みたいな発言ですね。
にょりさん「雨の日に動くロボットが、他のロボットの残骸から遺言を探して歩くのを見ているだけという・・」
ああ、その遺言がユーザーが書いたヤツなわけですね。ひとりぼっち惑星のパワーアップ&楽チン版みたいなものなのかな?くそー、やっぱり発想とか雰囲気とかが天才のソレですね・・!なんて言っていたら、今回のBitSummitのビジュアルアワード的な賞を獲ったそうです。すごすぎるぞ、ところにょり先生!今度おごってください。
こちらはyutaさんの「Strange Telephone」です。すでにスマホでリリースして、有料版にもかかわらずスマッシュヒットをとばしていますが、PC版も出るわけですね。
yutaさん「実はもう普通に動くバージョンまでできていたのですが、Unityでイチからやりなおしています。でも近いうちリリースできるかと」
6ケタの電話番号によって色々な部屋に飛ばされるという斬新なシステムといい、雰囲気にあふれすぎのドット絵といい、素晴らしすぎるゲームですよね。実は音楽も好き。PC版も出たら買いますよ〜。
ねこバタ「にょり君とかyuta君とか天才ばかりと話すとMPがなくなりますので、なんか癒しのバカゲーが欲しいですね」
あ、これバカそうですよ。えーと、ピーポーパニック。「釣竿の先のUFOを人やビルにかざすと吸い込めます。吸い込んだ人数を競おう!・・だそうです」
ぷにー「これは待っていた感じのゲームですね。やりましょう」
ねこバタ「うわー、ほんとだ、人がどんどん吸い込まれる!こりゃ面白い」
あれ?ぷにーさんったらビルまで吸い込んで大量得点!
ぷにー「ビルや車は長時間かざすと吸えるみたいです」
へー。面白いなあ。バカだなあ。
結果は・・1525人で133組中100位・・ダメダメじゃないですか!
ねこバタ「システム解析に意識を奪われたということで・・」
解析できたのですか?
ねこバタ「機会があったら公開しますよ。とりあえず、こういったゲームショー的なヤツは多人数でワイワイできるゲームが人を集めますよね。回転もいいし」
こちらはわけんさんの「Solokus」です。実はもうインストールしてありまして、非常に上質なパズルゲームで面白い。開発はプログラム・音楽・デザインの三人パーティーですが、三人とも京都の某大メーカー出身とかなんとか・・
ねこバタ「道理であの大メーカーっぽい雰囲気が漂っているわけですね・・・あれ?このゲームの音楽ってでっかわ彼女の椎葉さんですよね。あの人はなかじまさんが製作中の『Flom_.』の音楽もやってるし、インディーゲームの音楽総ナメ?」
なんかそんな雰囲気になってきましたね。昭和のアイドルみたいな古典的なイケメンで某大メーカー出身で実際の音楽も素晴らしいとか、ところにょりさんもイケメンだし、世の中はどんだけ不平等なのか・・
おづみかんさんの「IN:DARK」は下に落ちていく縦スクロールアクション。美しいグラフィックに滑らかな動きで非常に面白そうなのですが、なめらかすぎてロクな写真が撮れなかった!
まともに撮れたのはおづみかんさんのやっつけ名札だけ!学生さんということですが、やっぱりというかこの野郎というか、当然のようにイケメンです。
ねこバタ「才能も顔面も不自由な我々は死ねということですかね?」
ねこバタさんはまだいいですよ。実は既婚者だし、一宮に通っていたラブホテルがあるくらいだし・・・
ぷにー「あれ?ところで朱鷺さんは?」
さすが長野の山奥在住、人混みに酔って1時間もたたずに離脱したそうです。普段カメムシとしか話していないみたいですから仕方ないか。
ぷにー「何しに来たのでしょう」
そしてやって来ました、実はメイン目的、「京ゆに」さんブースの「スカシウマラボ」!iOSのApp storeでフィーチャーされたりるをさんの「太陽人間」等、なにかと話題の京ゆにさん。
看板もシャレオツです。かっこいいな!でもこのゲームやらなかった!ごめんなさい。
実は怪作「サムライ地獄」の続編のプレイアブル展示があるというので来たのです。えーと、作者の神戸ロードウォリアーズ、tkokさんとオデーンさんは・・
オデーンさん「来ましたね。やってみますか?」
これをやりに京都に来たのでやりますとも。なんでも2人同時プレイ可ということですので、ねこバタさんは1Pの森友守友をお願いします。私は2Pで霧丸。
りるをさん「霧丸さんの胸筋・・!」
ねこバタ「すごいサクサク移動!動きの早いファイヤーエムブレム的な!」
なんですかそれ?
ねこバタ「ああ、この人は京都の大メーカーのゲームは知らないのか・・・えーと、ランス2の戦闘シーンがサクサクいくみたいな感じです」
なんだって!それは最高だろ!!
ホントだ!各キャラを自分で操作できるソードワールドPCみたいな!
ねこバタ「もっとわからないけど、つまり動きに一切ストレスがないシミュレーションRPG的な、ですね。これはいけるゲームかもしれません」
おっと、ボス来たー!スキルだ!爆弾だ!うわー。
ねこバタ「負けたー!!」
め、めちゃめちゃ面白くないですか?コレ・・しかもハクスラなんでしょ?早く発売して!
tookさん「無事展示もできたので、開発はこれにて終了しようかなーと」
ダメです。早く出して!
オデーンさん「出すためには費用が必要でして・・このような資金集めを行っております。名付けて『Tシャツ買うと首斬られるどファウンディング』!!Tシャツを買っていただくと、あなたの似顔絵が敵キャラになって首を斬られます!」
3000円の足軽で雑魚、1万円の無双で中ボス風、10万円の龍神でゲームバランスブレイカーか・・!よし。無双2枚!
オデーンさん「マジで無双買うの?しかも2枚!?バカでしょこの人!」
「いや、それが当たり前ですよ」
おや、猛烈なゲーム愛と鋭い批評に定評のあるゲームレビューブログのゲームキャストさんじゃないですか。
ゲーキャスさん「このシステムは正解ですよ。海外だったら爆発してますね。でもただ一つ間違いがある!」
オデーンさん「間違い?どこですか?」
ゲーキャスさん「このTシャツと似顔絵あわせて3000円とかのコースとかいらないでしょ。1万円コースからじゃないと嘘!」
と言いながら万札を突き出した!か、かっけー!!
オデーンさん「3分で無双が3枚売れたよ!何が起きたかわからないよ!!」
あ、和尚さんとひさしさんも来た。
ひさしさん「首斬られ税を払いに来ました。武将でお願いします」
さらっと買いますね。まさか和尚さんも買うのですか?
和尚さん「いや、『首斬られ似顔絵』は許可したけど、写真付きで『私も斬られています』は聞いてなかったから、使用料をもらいに来た」
tkokさん「あれ?和尚の首はフリー素材だと聞きましたが・・」
和尚さん「そんなこと言ってないよ!!でも面白いからいいや。もっと言いふらして!」
あらー、喜んでいますよ!
和尚さん「でも帰りに首使用料はちゃんともらいに来るからね!シャツの売り上げの8割ね!」
そんなこんなで初日が終わりまして、2日目。ビットサミットと同じ会場の2階で「MEGABIT Convention」というこれまたインディーゲームのイベントが開催というので、ちょっと覗きに来てみました。ビットサミットと違って手作り感にあふれた雰囲気。
中はものすごく広いスペースに、20個ブースがあるかどうか・・・
ざぼ様「超涼しいよ!いいねココ!あ、ノナプルさんいるから行こうよ」
こちらの広〜いブースが「ノナプルナイン」さん!エッチで科学でとにかく色々つまった異常にクオリティの高いゲームで、リリースを心待ちにしている作品の一つです。ホントにすごいからヒマな方は検索してみてください。
そして巨大なプロジェクターに映っているのは、10数年前に(少し)流行ったブリーフカラテでは?なぜ今ここに・・・
ゲーキャスさん「今日は第一回ブリーフカラテ世界大会なのです。俺本気で世界を狙ってるんで、みんな参加して!」
じゃあエントリーしますか・・操作もよく知らんけど。
和尚さん「帰る前にまさしさんとランチ行くからもう出ようよ」
あら、まさしさん来てくれるのですか。じゃあ三人不戦敗でお願いします!
ゲーキャス「なんだよ!権威が落ちるなあ!」
その後ランチ中にTwitterを見たら、ゲーキャスさんが初代世界チャンピオンになったそうです。おめでとうございます。
ざぼ様「でも大会前の練習で俺はあの男に2戦2勝したからね。つまり真の最強、豪鬼は俺だね」
確かにそうでしたね。今回の遠征の収穫は、ざぼ様が殺意のブリーフを履いた漢になったということで。
和尚さん「・・あっ、首代ぶんどってくるの忘れた!」