池袋駅東口、外の喧騒がウソのようなお店でゆったり鴨南蛮をいただきます 宮城野(豊島区・池袋駅)

昨年末のまさに末、大晦日ちょっと前くらいの頃に寅さんを見ようと池袋までやってきました。

駅に着いてしまったけど上映開始まで1時間以上あるじゃないか。お昼時だからメシを食べますか。

映画の途中で御不浄に行きたくなっては大変だからお腹に優しそうなもの・・うどんとかそばとかいいわね。やあ、ちょうどいいところに手打そばの看板があるじゃないか。

「本日のそば 山形県 最上郡大蔵村産」ということは、日によってそば粉が違うのかしら。山形のそばというと太いものが板にのって出てくるイメージだぞ。

薬味の香いをかぐとどうしても暖簾をくぐりたくるわたくし。ランチはこちらに決定だ。

かわえ〜うさぎさんがそこら中にいるお店は「宮城野」さんです。白鵬炎鵬の宮城野部屋と関係はないと思います。

1人の旨を伝えると2人用のテーブル席に案内してもらえました。池袋駅のすぐ近くなのにまるで別世界のように落ち着いた店内。いい感じだなあ。

静かなお店となるとそば前を決めたくなりますが、映画鑑賞前なのでガマンの子。まっすぐそばメニューを見ましょう。

こちらは冷やしメニューか。日替わりのそば粉ということは、せいろでそばそのものを楽しむのがいいのでしょうか。でも鴨せいろという文字を見ると心が鴨一色になる。

こっちは温かいそばですね。金色とか力王とか精進とか強そうな名前のメニューがズラリ。実は種物推しのお店なのかしら。心が鴨で種物が豊富・・鴨南蛮に決定してしまうじゃないの。

このお店では鴨南と略すのか。花と雪で540円もの差があるのはなんだろう。月がないのもなんだろう。よくわからんけどランチだしお安い方、鴨南の花を願いま〜す。

7・8分で出てきました鴨南・花!花を模した丼だから花・・かどうかは知りませんが、端正で凛とした姿はまさに百花にさきがけて咲く梅のようだ。

山形の粉ということで太い無骨なそばをイメージしていましたが、細打ちでシュッとしたそばですね。軽くすすっただけでつるる〜っと喉まで一気にすべりおちていきます。飲み込む時に内側からそばが香ってダシが香ってついでに柚子が香る。

熱いツユでもダレないしっかりシャッキリしたそば、いいじゃないですか。とか言いつつ、ビシッと冷えたこのそばもすすってみたいとか思ってしまう。そばそのものが非常にうまいんだもの。

2回ほどそばをすすったら薬味のネギと七味を投入、鴨肉を味わいましょう。こりゃモモ肉かな。みっちり詰まった肉感がいいぞ。

後半はもちろん乱汁乱そば乱鴨乱ネギ!ズバズバと夢中になってすすりこみます。カツオがきいたツユに鴨が入るとな〜んて美味しいんでしょ。やはりそばには鴨だ〜!というわけで結局全部飲んでしまった。塩分?知りません。

しかしアレだ、おすすめメニューに「なめこ唐揚げ」って謎の文字が見えたんですよね・・どんな唐揚げだろう。これはやはりそば前を決めろということか・・

朝一に映画を見て、昼前からなめこ唐揚げでお銚子1つ2つ、半合くらい残しておいて鴨せいろのツユでいただくなんて最高じゃないか。そんな妄想をしたくなるほど落ち着いた良いお店でした。

宮城野 東京都豊島区東池袋1-12-8 富士喜ビル 2F

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