普段のお昼はおにぎり・ゆで卵・トマト・ヨーグルトという定型メニュー。マス大山が「昼は軽くするべきだ」と著書で言っていたので実践しているわけですが、割と飽きないのはおにぎりの偉大さでしょうか。
飽きないとはいえ毎日毎日鉄板の上で焼かれていてはブログが書けない、あまり重くない外食でもするとしましょうか。重くない昼・・蕎麦か寿司といった和食かな。地元でまだ行ったことのないお寿司屋さんにしてみよう。
太田市の南矢島町。長らく飲食店不毛の住宅地でしたが、数年前に354バイパスが通った前後から小洒落たカフェがポコポコできて、いつの間にやらランチ激戦区になっています。
そんな中でちょっと雰囲気が違う、洋食やカフェのメニューでなく「寿司・ふぐ・天ぷら」を掲げる「和食 くぼ田」さん。立派な店構えと「ふぐ」の文字からお高そうなイメージが漂います。
ところがどっこい、サービスランチメニュー千円よりですって。「とってもお得ですョ⭐︎」の殺し文句に誘われて、フラフラ〜と吸い込まれてしまいましょう。
入店するとやっぱりお高そうな雰囲気・・と思ったのもつかの間、女将さんらしい方がにこやかにカウンター席にどうぞと案内してくれます。なんだか気さくでカジュアルな感じでひと安心。
ランチメニューの本丸であろうにぎり寿司セットは天ぷらに茶わん蒸しにデザートまでついて1500円ですか。とってもお得ですネ!これに決めたと思ったけど他も見てみましょう。
にぎり3カンとちらし半人前に天ぷらのハーフ&ハーフセットだと?こんなちょこちょこ盛りなんて映えすぎじゃん!軽めという趣旨にもピッタリな気がするし、これかな?
さらにページをめくると丼からはみ出す勢いの穴子天丼セットが1000円ときたもんだ。穴子の天ぷら!寿司蕎麦脳が一気にリセット、天丼モード、突入!すみませ〜ん・・
本日のおすすめランチ、ふぐ天丼を願いま〜す。
・・注文直前に目に入ったメニューに侵食されたっ!だってさ、ふぐ天丼なんて食べたことある人いる?ぼくはないぞ。
ご飯大盛りは無料とのことですが、普通でお願いしましたとも。
いかにもお寿司屋さんといった熱々のお茶をいただいて配膳を待ちます。湯呑みにもふぐの文字が。ふぐ食べたいよふぐ。
ちょいと待ちまして、おおむね20分でふぐ天丼の登場です。ふぐだからか茶碗蒸しはリストラされていますが、コース以外の茶碗蒸しは食べるタイミングがつかめないので、ヨシ!
でもお椀にデザートまでついて1200円は間違いなくお得ですョね。
お椀は嬉しや、好物のしじみ汁。お茶と汁が美味しいのはお寿司屋さんの約束です。
香の物も見るからに自家製で素敵。もっとくれてもいいんですョ!
深さより径の大きさを重視した丼一面に広がる天ぷらは迫力満点。これから盛大にはみ出す穴子も見てみたいもんです。
さっくり軽い衣からプリンとはじける白身はまさにフグの真骨頂!タレも上品な甘辛でンマーイ!!すごい、フグがこんなにメシを呼ぶもんだとは知らなかった。
ナスはトロリ、カボチャはポックリ揚げられて、いやはやカボチャもこんなにメシに合うもんだったのか。天丼ってあまり選択肢に入ってこなかったけど、なんか開眼してしまったかもしれん。
ババロア的なデザートには今どき珍しい缶のチェリーなんかのっちゃって、まあかわええ。
少数精鋭のランチメニューは全種制覇を目指したくなる。とりあえずお次はハーフ&ハーフセット・・いや、せっかく開眼したところで穴子天丼・・どっちも千円だもんなあ、困っちゃうなあ。
くぼ田 群馬県太田市南矢島町848-1