サクラエビにホタルイカ、海なし県グンマに春の海が到来!のたりのたりと寿司屋酒、ですよ 江戸っ子寿司(桐生市・桐生駅)

毎週木曜の午後イチくらいに更新される、とあるブログを開いたところ

銚子の本マグロなんていいですねえ。やや、駿河湾のサクラエビに富山のホタルイカ・・春爛漫じゃないか!

そう、お寿司屋さんの仕入れ情報ブログです。毎週木曜の早朝に豊洲まで足を運び、直接買い付けをしている海なし県グンマの希望の星。その名は

江戸っ子寿司」さん!ちっともグンマっぽくない名前なのは秘密だ。

今のところ完全予約制です。徒歩数分にある桐生駅前の東横インも予約して、お酒をいただく準備はバッチリ。

入店したらすぐ下駄箱があるので靴をしまいましょう。そして左手の襖を開けて掘りごたつ式カウンター席に降りて行くという面白い造りになっています。

本日はカウンターに二人組、そして奥のお座敷にご家族連れがいるようですね。カウンターの一番左端に案内していただきました。

メニューも見ないで鍋島の冷やを二合お願いします。尾瀬の雪どけや赤城山といったグンマの地酒も揃っていますが、鍋島というは飲むこととみつけたり。

さてどうしようかな。とりあえず良いところを切っていただきましょうか。

うわ〜、良すぎるところが来た〜!ここがグンマであることを忘れてしまう海鮮祭り!

サクラエビが春を告げ、サザエや貝類がこれから暖かくなる予告・・グンマはググっと暑くなる。

これまた春代表のホタルイカはウマい肝をパンパンに膨らませて。目玉を取り去るひと仕事も効いています。お隣はヤリイカのゲソかな?コリコリもっちりと、いいねえ。

さっぱりとした初ガツオはたまらなくお酒を呼ぶ!エゾバフンウニでさらに倍!

トドメは銚子産の生本マグロ!赤身の香り高さとトロの脂の爽やかさよ。この刺し盛りで二合ではまるで足りん。鍋島もう一本〜。

イカ焼き屋台の上位互換みたいな香りがするな〜と思ったら、二人組の方が蛍烏賊の醤油焼きなんて注文していた。こんなの嗅がされては焼き物を頼むしかないでないか・・しかし見たところすごい数なので、一人ではちと持て余すかもしれん。よし、さざえ壺焼きをいただきましょう。

生け簀というか水槽からガバッとすくいあげたサザエを焼きにかかってくれます。とれとれ、きときと〜!

素晴らしい香りがただよってきて、登場したのは随分と大ぶりなサザエさん。ひゅ〜、食べやすく刻まれている〜。包丁が光る〜。

醤油とサザエ汁に浸った身をくにゅくにゅいただく幸せよ。さすがの磯の香り・・あ、あの人の姓はフグだったか。

最後のクルクルと残った汁こそがハイライト!そばはそば湯のために食べ、サザエはここのために食べている、かもしれない。

くちびるを尖らせてチューと最後の一滴まですすり、鍋島をキュー。ああたまらん。よし、いい感じになったところでお寿司モードに突入だ!

生シラスはおしまいということで、初手サクラエビ!ほのかな甘さとこぼれんばかりのおめでたさ。ああ春、とにかく春。

コハダは佐賀産ですか。あら、鍋島と同郷ではいただかないと。そういえばこちらは新子が食べられそうなお店を探していて見つけたのよね。新子のはかなげな淡い風味、コハダのしっかりサカナ味、みんなちがってみんないい。

サザエで貝のウマさを思い出したところでホッキ貝をいただきましょう。こちらはそろそろ時期の終わりですね。ご飯もホッキも噛めば噛むほど甘くなる。

銚子のマグロは非常に香りが立ったな。よし、ここはひとつ鉄火巻きにしてもらいましょうか。海苔ってうまいよね。

ひとつ口に放り込んでは鍋島をクイっ・・はっ、もしかして海苔巻きってにぎりよりツマミ向きではないかしら。にぎり1カンでお酒ひと口って燃費悪いと思っていたんですよ。

こちらのお店はワサビも中伊豆の極上モノなので、次に来た時は涙巻きでもお願いしてみようかしら。

とは言ってもね〜、良いマグロがあるんじゃトロのにぎりは頼まないとね。はい、パァァン!!

シメに玉子焼きをいただいて・・

おおそうだ、メネギもいいわね。シャキシャキすっきりと磯の香りを洗います。

熱いお茶でごちそうさま。例によってバカみたいに飲んだので万を出てしまいましたが、基本的にはすごく良心的なお値段です。時価じゃないのよ。

ネタよし、大将よし、値段はお手頃と素晴らしいなあ。次はどうしよ、イワシが良さそうな梅雨あたりに伺うとしましょうか。

江戸っ子寿司 群馬県桐生市宮前町2-16-3

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