ステーキが好きなあまり、ハンバーグというものからずいぶん遠ざかっている気がします。あ、静岡のアレはステーキにカウントされますからね。
久しぶりに食べてみるか。洋食屋さんのふっくらしたやつをデミグラスソースで。
しかし近所にクラシックなハンバーグなんかあったかしら。記憶をたどり、メニューに「和牛・デミグラス」の文字を見た気がする大泉町の「ヨーロピアンレストラン カプリ」さんに来てみました。
開店早々の時間なので一番乗り、入ってすぐの2人用テーブルに座りましょう。
ランチメニューにたしか・・ほらほら、ありましたよ。「コトコト、コトコト、三週間かけてたっぷり煮込んだデミグラスソース」の和牛ハンバーグステーキ!しかも和牛というのに税込1,200円!よしよし。
店員さんを呼ぼうと厨房の方を向くと、日替わりランチの黒板が目に入った。冷たい若鶏と野菜のトマト煮・・だと・・?冷製のトリにトマトなんて、そんな夏に嬉しい話がありますか。しかも千円ポッキリとか。
ハンバーグはレギュラーだからまた後で。日替わりの冷たい方を願いま〜す。
カウンターに置いてあるコーヒーは飲み放題。ゆっくりすすりながら・・やや、店内BGMがライムライトの「テリーのテーマ」じゃないか、最高か。おかげで帰ってからモダンタイムス観ちゃったじゃないか。
まずはスープがやってきた。コーヒーっぽい見た目ですが、エノキやワカメといった具が入った和風スープです。
スープを飲み終える頃にプレート盛りが登場!いいですね、鮮やかで心躍りますね。
ライスorパンはパンにしました。冷製のトマト味はそんな気がした。ホカホカのパンに塗るのはマーガリンならぬマリンフードのホテルバター!嬉しい!
クレソンがジュディオングのように広がるサラダはシンプルなドレッシングがおいしい。
これまたシンプルなパスタは口直しにもってこいです。
つけあわせのスパゲティを見るたびにつげ義春の「秋山村逃亡行」というエッセイを思い出しませんか?読んだこともないですか、そうですか。
メインのチキンは切ったものではなく、一枚肉をナイフとフォークで食べるやつでした。これはご馳走感がありますね。ゴロゴロ野菜に自家製と思われるソーセージなんかも混ざっていて楽しそうだぞ。
分厚いながらもスカッと切れる鶏肉は、煮込みというよりサラダチキンの上位互換といった感じです。そこに冷たいラタトゥイユをぶっかけたようなもんでしょ?そりゃうまくて涼しいよ。野菜たっぷりでおいしくてつよくなるよ。
パンを頼んで大ピンポン、結構な勢いでかけられたオリーブオイルの風味でムシャムシャ進みます。うまいうまい、日替わりにして大正解だ。
3日に1度くらい昼メシをコレにすれば夏バテ知らずなんじゃないだろうか・・日替わりと言わず、夏場はレギュラーメニューにしてほしい。とりあえずサラダチキンを買っておうちでマネをしてみようかな。
カプリ 群馬県邑楽郡大泉町北小泉2-12-1