無性にカレーが食べたくなる、これは仕方ない発作ですね。しかも今回は定食屋さんやそば屋さんの、スパイシーから25光年くらい離れたカレーが食べたい。カツカレーならなお良し。
心のブックマークに入れたまま、すっかり積みゲーならぬ積み店となっていたあそこ、確か口コミサイトでそんなカレーを見たような。
やって来たのは太田市由良町、宝泉小学校のすぐ近くにあります「ことぶき」さん。
以前乗っていた車のナビではなぜか辿り着けず「積み店」となっていましたが、Googleマップで来たらすんなり着いた。それなりに交通量のある通り沿いなのに、今までちっとも気がつかなかった・・なんでだろう、駐車場がやたらと広くて通りから建物が見えないからかな?
11時45分、営業中の看板を確認、入店します。大小いくつかのテーブル席が並び、奥には広いお座敷もあるようです。二人用のちっちゃいテーブルをいただきましょう。
ランチメニューはこれですか。やあ、カレーと半ラーメンのセットがあるじゃないか、コレに決め・・る前に、日替りランチってなんだろ。
店員さん「本日の日替りはカツ丼と半ラーメンのセットになります」
なんと、カツ丼と半ラーメンで880円?カレー気分でなかったら即決していたところ。生ゆば丼とか麦とろのセットとか、胃の調子がすぐれない時にはすがりついてしまいそうなメニューもあるね。
しかし今日のお腹はわんぱくである。カツ丼という響きにグラグラ揺れるほどに。半ラーメンという文字が輝いて見えるほどに。
カツ丼があってカレーがあるということは・・そりゃありますよね〜、カツカレーっ!
カレー半ラーメン・カツ丼半ラーメン・カツカレーによる三国鼎立。困った時は店員さんを呼んでしまえば口が勝手に注文するはず。
「カレーと半ラーメンのセットをお願いします」
ほらね。結局最初と同じだったな。
気持ち大きめのお冷やが出てきたのはカレーが辛いのだろうか。それともこれが普通なのか。気のせいかしら、妙に水がおいしい。
目の覚めるような香りと共にカレー・半ラーメンセットの登場!ホントかよというほど黄色く、たまらないほど香ばしい!清く正しく美しい食堂のカレーっ!
ナルトが恥ずかしそうに沈んでいますが、その身を隠しきれないほどに澄んだスープ。色味からして佐野の古い食堂っぽい懐かし系の・・
ではなかった。ブタトリの出汁がドンと効いて、生姜が効いた香味油もなかなか強い。だけど「優しい」の範囲にギリギリ収まって、ご飯もののオトモにふさわしいスープです。特にチャーハンのオトモにピッタリかも。好き。
麺はわかりやすい中華麺でこのスープにはバッチリ。なんだかウマくてラーメンばっかりすすってしまいそうだ、いかんいかん。
ロータリーエンジンを思い出す形状のお皿に盛られたのは、新潟のバスセンターに来ちゃった?と勘違いするほど黄色いカレー!とにかく香ばしいです。お腹が空きます。
たっぷりの玉ねぎにニヤニヤしつつ頬張ると・・うむ、狙い以上に狙い通りだ!
小麦粉とカレー粉を良いアブラとスープでのばした、良質な手作りカレーです。そば屋さんのソレほどではないけど和の風味も感じるような。まさしくカレーライスではなくライスカレー!
ライスカレーとなればもちろんアレの出番ですね。卓上にないなと思ったら、惣酢ってあなた。
ソースをかけ回せば、スパイス感と酸味でスープの旨味がグーンと引き立つ!そしてラーメンをひとすすり。至福・・!
忘れちゃいけない真っ紅な福神漬けは、薬味と言うより具の一部。合う、合いすぎる。ついでに言えばご飯もウマい。
わ〜い、肉もいっぴゃあ入っとるでヨ!みんなウハウハウハウハ喜ぶ、それがカレー!半ラーメンもあるでヨと来てはウハウハが止まりませんってば、ねえ。
カレーがセットのサイズをちょいと超えていてボリューム満点。こりゃカツカレーも食べなきゃウソというものでしょう。ソースがさらに合うもんな!
石焼ご飯セットはオムライス風とチャーハン風が選べるというし、今までお店の前を通りすぎていて損した!また来る!
ことぶき 群馬県太田市由良町2080-1