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板宿の「鮓 ちかもち」さんに行くのが最近のお楽しみ。カフェ等で顔を覚えられるのが苦痛という方もいらっしゃるようですが、カウンターがメインの料理屋さんで覚えられるのはメリットしかございません。
大体のお店において一撃で覚えられるのはすこしふしぎですが・・なんでだろ。
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はい、そういったワケでまたまたまた来ました、「鮓 ちかもち」さん。大事なことなので店名を二度言いました。
予約のみ、6,600円か11,000円のコースのみ、カウンター9席のみ。インスタで早いタイミングから予約を受け付けているので、狭き門だけどなんとかなります。
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今回はL字カウンターのカド席。コースなので決めるのは飲み物だけです。本日のメンツは・・おや、飲んだことない方がいらっしゃる。
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奈良萬の酒未来、いただきま〜す!旨味たっぷりまさに芳醇、でも後口さわやか〜。
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最初の一品はシャリなしイワシ巻き、なんですが・・いきなり大変なことになった。うまい、うますぎる。
あらゆるサカナが不漁の中、唯一豊漁というイワシさん尊い。あまりにも青魚風味が気高くて尊い。ネギや大葉の薬味による後味の清々しさも尊い。
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お次はサワラのお造り酒盗ソース。大好物であるナマのサワラ!そんなウマい刺身に酒盗ソースとかダメだよっ!そんなことしたら!
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揚げサトイモとあん肝・タコ柔らか煮・自家製カラスミと肴トリオが一皿に揃いました。こんなの回転寿司で流れてきたら永遠に取っちゃうでしょ。
あん肝をつけて食べるイモですが、カラスミと合わせて食べるイタズラもしてみる・・いやそりゃウマいよな!
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てっさの炙りと皮・白子ソース!ダメだこりゃ、一発レッドです。片口のお酒が退場してしまいました。お酒おかわり!ついでにてっさのおかわりも欲しい・・!
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ホタテの茶碗蒸し・酒粕あん。ホカホカの茶碗蒸しに三平汁テイストまで加わって、身体の内部からホッカホカ〜。
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ご当地の竹泉に切り替えましょう。コメの旨味と後から来る酸味がいかにも食中酒じゃないの。好みのタイプだ。
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蒸し鮑の肝ソースにシャリまでついてきた!おにぎらず寿司!肝ソースをまぶした酢飯のうめえこと。酒盗・白子・肝とチートなソースを連発して、お酒を余計に売ろうという作戦ですね、受けて立ちましょう。
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ここから握りのスタートです。まずは明石の海の名刺代わり、タイ!快い歯ごたえが白身オブ白身だ。粒を感じる酢飯と混ざると甘味が出てきて・・寿司ってホントにいいもんですねえ。
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タイラギはさっぱりとした甘さにワサビが映えること。流れた涙はウマさのためかサビが効いたのか。
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おやなんでサザエの殻?いや、よく見たらアシュラマンじゃないの。なんですコレ?
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中はウニでした〜。ウニの高騰が少しマシになってきたと聞きましたが、これだけの上物はまだまだお高いはず、ありがたく押しいただきましょう。しかしなぜこの器なんだ。
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捌き方がイマイチわからんので自宅では食べない魚の代表、タチウオは炙りでいただきます。ふっくらして甘くて、少し火を通すと大化けしますよね、この子。
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火を通す、そう、茹でてこそ映えるのがこのお方。クルマエビの登場だ!鮮やかな色にはち切れるような食感!
イカと共にスペースを埋めるためのオマケと思われがちなエビですが、クルマさんを茹で上げればぶっちぎりの主役です。
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マナガツオの炙り!うわ〜、関東ではめったにお目にかかれない!風味の良い脂と玉ねぎポン酢がバッチリだなあ。
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ウナギ白焼きは海苔を巻いて手渡し。カリカリで熱々のウナギはお約束のおいしさ。
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満を持しての登場、握りの王者ホンマグロ!ふは〜とため息が漏れるトロっぷり!でも脂に全くクドさがなく、清々しい風が吹き抜けていくようです。ふは〜。
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しっとりした身に旨味たっぷりのツメ、デザート感のある蒸しアナゴで握りの終了。
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最後は赤出汁と熱いお茶でほっこり・・板宿近辺の名物といえばぼっかけとかそばめしになりそうですが、こんなに素敵なお寿司もあるのです。
というか、板宿に通って1年以上経つのに、その辺のモノをほとんど食べていないことに気がついた。昼にぼっかけ焼きそば、夜はやっぱりこちらのお寿司・・やらなきゃ。
鮓 ちかもち 兵庫県神戸市須磨区平田町1-1-20 谷崎ビル 1F