板宿で洋食を楽しみ、三宮で諸々用事を済ませたらまた板宿に戻ってまいりました。
理由はもちろん、ほぼ毎月のお楽しみである
「鮓 ちかもち」さんでの夕食のためです。板宿駅北出口1から徒歩2・3分の好アクセス。
カウンター9席の完全予約制、夜は11,000円おまかせコースのみ。予約はインスタのDMが便利です。そのためにアカウントを作りましたが、オススメに出てくる画像が吉岡里帆さんばかりなのはなぜなんだもっと出せ。
あ、1月からテーブルチェックからの予約もできるようになったみたいですね。
食べ物は決まっているので飲み物をお願いしましょう。栃木の望 純米大吟醸があるじゃないか、ください。なんか栃木のお酒がよく置いてある印象ですね。
栃木は強すぎぬ香りで食中にもってこいなお酒が多い気がする。でも華やかさはちゃんとあってね、こりゃスイスイ行ってしまって危険だね。
まずは伊勢海老の炭火焼き、エビミソと殻のソース！ミソとカラってつまりアメリケーヌソースですよね。いきなりヨーロッパ修行（旅行）の成果が！
歯ごたえと甘味がこの上ない伊勢海老に海老が香りすぎるソース‥ふはぁ〜！
ヤイトガツオの玉ねぎポン酢。カツオ界で最高級ポジションにいるヤイトさんが淡路の玉ねぎをしょって来た！皮の香ばしさ、たっぷり乗った脂と爽やかな玉ねぎのがっぷり四つ、たまらんぞなもし。
タコの魚醤いため、ひよこ豆のソース！うわあ〜、こんな所にも欧州、西班牙の風があ〜！ひよこ豆とかレンズ豆ってペーストにするとなんでこんなにうまいのか。いやこのお皿はズルいですもっとください。
セコガニの茶碗蒸し‥のはずですが、ぼくの所に来たのはハマグリの茶碗蒸し。自動でアレルギー申告済み、行きつけのお店はありがたいですね。
ありがたいといえばハマグリ、大好物なんです。出汁に多大な旨味を提供しているのに身がまだうまいとは、どんだけコハク酸を貯めこんでいるんですかあなた。
アンキモのクリームチーズ和えなんて山岡キラーな佳肴を出されては困ります。クリームチーズがサッパリ担当になってしまうなんて、アンキモのコクはどんだけなんだ。
蒸しアワビが肝のソースに浸って登場。もちろんクニュクニュ楽しいご馳走なんですが、
後付けのひと口酢飯なんて秘密兵器、こちらが本番だった！肝ソースを余すことなく拭き取らせる悪魔の所業だ！
ガリが置かれて握りのスタート。まずは明石の門番にして海の王者、タイです。タイやヒラメの白身が舞い踊ると、竜宮城に来たかのような夢心地。
モンゴウイカで包丁と握りの冴えを楽しみましょう。ちょっと温度低め、粒がキリッとした酢飯がイカの歯ごたえや甘味とバランスバッチリなんだな。
鰹出汁で低温調理された半熟イクラですって。温泉卵のように垂れるや垂れざるやといったトロトロ感、イクラもやっぱり卵なんだね。
この彩り、元気な歯ごたえ、鮮烈な磯の風味。赤貝バンザーイ。
タチウオを炙るとなぜこんなにふっくらするのでしょう。ほあほあな白身を塩でいただくしあわせ。
明石前なのに江戸前、華やかあでやかクルマエビ。エビなんてパック寿司の穴埋め係だなんて思っていてすみませんと素直に謝りたくなります。
光り輝くキンキさんの香りと脂に思考回路はショート寸前。やっぱり皮目を炙ったお寿司は最高なんだな。
そして握り界の沈まぬ太陽、白夜の覇王ホンマグロトロ。
煮切りとワサビと酢飯が覇王の輝きをマシマシにしてくれる。赤身は刺身や丼がいいけど、トロは握り専用機と思っております。ネギトロはタクアンと巻かれちゃうと幸せですねえ。
ウニよウニ、汝はなぜそんなにうまいのか。そしてなぜそんなに歩留まりが悪いのか。生殖腺しか食べる所が無いってすごいよね。掘るの面倒だし高いわけだね。
お寿司屋さんの汁物とお茶は美味しい確約。渋味の効いた赤出汁でお酒と魚の香りに染まった舌をリフレーッシュ。
香ばしさと甘さがたまらない焼きアナゴで見事なフィニッシュ。
アテも握りも楽しく美味しく幸せなひとときでございました。さっそく次回の予約と行きたいけれど、年明けは台湾に行くかも？行かないかも？というわけで予定がハッキリしないんですよね（結局行かない）。
次回はちょっと先、2月か3月になってしまいそう。うう、毎月来ていたのに‥ちかもちさんロスに陥ってしまうかもしれん。早く次行かなきゃ。
鮓 ちかもち 兵庫県神戸市須磨区平田町1-1-20 谷崎ビル 1F