パンも肉も力強いバーガーで原作準拠の雄山ごっこ Page Burger(太田市飯塚町)

後にはラーメンを豪快にすすってみせたりして、庶民フードの研究にも余念のない海原雄山ですが、初期しんぼではハンバーガーの食べ方すら知らない設定だったのは秘密。

その回は「ハンバーガーを作るなら肉だけでなくパンもうまくしろ」というだけの話なんですが、雄山の食べっぷりを見たさに何度も読んでしまいます。

そして読んだら最後、「バクッ」とバーガーにかぶりつきたくなるのは必然。

全国チェーンのバーガーは「紙粘土細工みてえ」らしいので、本格派のお店に行かないとな‥‥しかし紙粘土って、言い方。

脳内GPTにパンが美味しいハンバーガー店について聞いてみたところ、瞬時に回答がはじき出されました。やってきたのはパワーモールおおたのすぐ北にあります「Page Burger」さんです。

アメリカンな雰囲気のカウンター席に案内していただき、メニューを見ましょう。いきなり目に入ったのはアサイーボウル。こんなハイカラなのあった?

バーガーメニューは変わらないようだ。具材がアイコン表示されているので分かりやすいね。

マンガで使われていた具材はハンバーグ・玉ねぎ・トマト。もちろんオチに必須のピクルスも忘れずに。

普通のハンバーガーにはトマトが入らないのか。一番近いのは‥チーズが足される以外は合致、お店の名前そのままのペイジバーガーですかね。ちゃんとピクルスも入るみたいですが、ついでに好物のハラペーニョをトッピングしましょう。

サラダプレートなんてこの辺では珍しいものもあるから、34巻のサラダ勝負を読んでしまったらここに来るとしよう。さすがに鉢植えトマトはないけど。

注文は自分のスマホから。店員さんを呼ぶのがヘタなぼくには気楽で助かる。QRから開いたら若鶏のローストなんて出てきたぞ。やだ、好物じゃないの。

ワインまであるのか‥なぬっ、安くて美味しい代表・ココファームワイナリーの農民ロッソ?危ない、売り切れでなかったら注文‥いやまだ昼間だし、そもそも車だ。

ワインは見なかったということで、セットのドリンクはレモネードをお願いしました。はちみつレモンの時代から好き。最近は伊右衛門の京都レモネードがお気に入りです。

来た!ペイジバーガー・サラダセット!高級感あふれる、まさしく「原価がかさんでたまらない」雰囲気だ!

チーズと共にトロトロうまそうな部分はスパイシーケバブソース。他にオーロラとBBQが選べます。いつもオーロラだったので気分を変えてみました。

‥ちょっと待ってください。この標高で「バクッ」といけるのか?

まずはサラダを食べて落ちつこうか。

付け合わせにポテトかサラダどちらかを選べるのは嬉しいですね。ゴージャス系バーガーにありがちなイモ多すぎ問題を見事に解決してくれます。

メニューにサラダプレートがあるほどなので、葉っぱもドレッシングも見事なもの。姉妹店のピッツェリアもサラダがおいしかったな。

でっかい「ハンバーガーを食べる用袋」に移して、アイアンクローでメキョキョと圧縮‥‥できない!そうか、レタスというクラッシャブルゾーンがないのか!

ええい、ままよ!そのまま‥バクッ。

‥むう‥どっしりとした歯応え‥思わず雄山と同じ感想が漏れる。実際にペイジバーガーさんのパンと肉は力強くてうまいのです。

しっかりしたパンとしっかりしたハンバーグがあってこそ、焼いた玉ねぎの風味やチーズの旨味も楽しめるというもの。

トマトとハラペーニョの爽やかさがスパイシーなケバブソースにバッチリじゃないか。ジャンクな食べ物には忘れまいぞ、ハラペーニョ!

さらに忘れてはいけないマスタードは当然のようにハインツです。かければかけるほどバーガーやドッグがうまくなる、黄色い悪魔。

でっかいバーガーだけど、イモがないのでちょうどいい満腹感じゃありませんか。包み紙のおかげで「手が汚れてしまった!」なんて理不尽な説教もございません。こういう時はなんて言うんだっけ?そうだ‥

この店ひいきにするぞ!

Page Burger 群馬県太田市飯塚町707-4

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