関サバの刺身から山菜とホタルイカを天ぷらで。締めにいくつか握ってもらって・・なんて素敵にジャパネスク 寿司天ぷら 牡丹(宇都宮市・宇都宮駅)

ランチタイムにおまかせ握りをいただいて、これは車で来るお店ではなかったと思い知らされた宇都宮の「寿司天ぷら 牡丹」さん。すぐに夜の予約をしたのは当然なのでした。何せカウンター6席のみ、昼夜問わず予約推奨となります。

専用駐車場はないので、車の場合はコインパーキングを使うことになります。もちろん今回はホテルを取って徒歩で来たから問題なし。宇都宮駅西口から10分もかかりません。

大谷石のかっこいい建物にはためく暖簾。予約の時間となったので入店すると、カウンターの真ん中2席、大将の包丁を目の前で見ることができる特等席をいただきました。

とりあえずの一杯はどうしよう。大信州に新政に播州一献と綺羅星の如き芳醇が並びますが、まずはご当地の鳳凰美田から行くべきでしょう。

突き出しはエビとホタテのマリネ・メヒカリの一夜干し・タケノコの天ぷらと季節感満載かつ色々な調理法でなんと贅沢な。とくにタケノコ、白だし的なエエ塩梅のお味で困って困ります。いきなり一合消えてしまったので二合徳利を追加しましょう。

さて、それでは食べ物を頼むとするか。寿司天ぷらのお店だからな。何か切ってもらって、揚げてもらって、いい心持ちになったところでいくつか握ってもらう作戦だな。

本日の一品よりの刺身はマハタと関サバ!青魚教の狂信者たるわたくし、関サバを頼まないわけにはまいりません。

友人「マハタって知らないから食べてみたい」

では両方切ってもらいましょう。刺身で飲みつつ、春の天ぷら盛り合わせとホタルイカ天ぷらを作ってもらいますかね。

天ぷらはその他野菜や魚介を単品で頼むことができます。寿司ネタ用の魚もお願いすれば揚げてもらえるそうで、ホタテとかサヨリなんて美味しそうだね。

マハタの刺身がドカンと登場!

大将「お好みで肝醤油も使ってみてください」

良い感じに寝かせたのでしょうか、コリコリすぎず適度な歯ごたえとたっぷりとした旨味がたまらない。そしてなんと言っても肝醤油!カワハギじゃあるまいし、なんてことをしてくれちゃうんですか。うまいが2倍どころか2乗になってしまうじゃないですか。

ああダメだ、ひと目見ただけでお酒が飲めてしまう関サバ刺身。輝く皮と紅白の身のコントラストがあざやかあでやか関サバマン。しあわせだなあ、おいしくて・・おいしいなあ。

友人「海なしの宇都宮でこんなにおいしいサバを食べられるなんて。ありがたいお店ができましたねえ」

初期型山岡が一番ウマい刺身はサバだとか言った訳がわかりますね。ありゃたぶん松輪サバだけど。サバのウマさに驚いた雄山がくれたわけでもないでしょうが、お皿もかっこいいですね。

鳳凰美田がみるみるなくなってしまうので別のお酒にしましょうか。

大将「新政はNo.6だけじゃなくて珍しいのもありますよ。裏面に」

なんと、お酒に文字通り裏メニューがあったとは。では新政No.6秋櫻の飲み比べとまいりましょう。

春の天ぷら盛り合わせが揚がってきましたよ。ウド・セリ・アスパラと春爛漫の山の幸。アスパラは野か。うまいからどっちでもいい!

野生のタラノメ明日葉、そして木の芽と来たもんだ。木の芽を薬味でなく主役にしてしまいましたか〜!サクサクの衣からあふれ出る山椒の香り!ほわわ〜。

ホタルイカの天ぷらってどんな感じ?答えはイカダ状の芝エビ方式でした。贅沢なホタルイカ5兄弟は肝が温められて最高のツマミ。優勝だ。

あら煮をお願いしてみたら、なんと嬉しや金目鯛。コレが500円とか許されるのですか?目の周りのゼラチンゾーンは涙ながら友人に譲り、ぼくはヒレ下の筋肉ゾーンを掘削いたします。ひと掘りで1杯飲める憎いあンちくしょうです。

さて、そろそろ握りタイムと行きますかーッ!一貫いくらの明朗会計なので安心だ。

初手は白身がいいいかな。本日の魚より黒ソイを握っていただきましょう。

これを甘辛く煮つけると、いやたまらねえ旨さだよ!と言いたいところですが、握ってもたまらねえ旨さです。煮切りで身の甘味が引き立ってこたえられん。

あら煮があるということは、もちろん身があるということですね?では金目鯛、願いま〜す!見た目の美しさ、皮目の脂のり・・稲取漁協の電話番号が連絡先に入っている程度には金目鯛好きだったりします。

忘れてはいけない、関サバっ!握りでもお願いします!

こちらで取り扱うサバは関サバもしくは金華サバだそうで、海なし宇都宮にはまさに福音。同じく海ナシのグンマ人であるぼくも、ちょっと車を走らせればこの青魚の頂点にたどり着けるわけですね。ROAD TO THE TOP!ありがたいありがたい。

お寿司となったら忘れてはならないマグロさん。天然生ホンマグロの赤身と中トロを願いま〜す。

まずは赤身、酢飯と絡みあう旨味の洪水。ちょっと待てコレ一貫500円とはどういうことだ。よく使われるフレーズで言えば、銀座なら4ケタよ?

赤身からわずか100円マシで中トロになってしまう・・しかもコレって中と大の間くらいなトロよね?日本はメシが安い国になったそうですが、宇都宮はさらに・・?

玉子をいただいてシメとしましょう。

玉子で芋のロックをいただいたら、この辺で今は濃いお茶が怖い。

お店の前で待ち合わせをしている時、「このお店気になってるんだよね〜、覗けないかな」とか通りすぎた人もいたし、他の寿司屋さんで「蔵のお店、牡丹って行った?どうなの」と聞かれたり、なんだか気にかけている人が多いお店みたいです。

安心して予約してください、雰囲気・味・お値段全て素晴らしいですよ!

寿司天ぷら 牡丹 栃木県宇都宮市一番町3-1

まかせ握りはこんなでした

コメントをお待ちしています。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。