宇都宮にスシテンプラの新星あらわる!然れば寿司、愛し 寿司天ぷら 牡丹(宇都宮市・宇都宮駅)

シン・仮面ライダーを観に宇都宮へ。わざわざそっちまで行かんでもと思いますが、せっかくなら友人と観て感想を語りたいもんで。

例によって賛否は分かれているそうですが、Black以外うろ覚えのぼくには素晴らしい娯楽作品でした。原作Blackのグロ描写も彷彿とさせて良いですよ。

さて良い映画を観たので良いモノを食べましょうか。こっちまで来たもう一つの理由、それは最近多い気がする宇都宮の新規お寿司屋さん調査だったりします。寿司&感想戦の開始、開始〜。

やって来たのはJR宇都宮駅西口、ホテルニューイタヤの近くにあります「寿司天ぷら 牡丹」さん。風格ある大谷石の建物が宇都宮っぽい。駐車場はありませんが、近くにコインパーキングがいくつかあります。

このお店の存在を知ったのは、やはり宇都宮の新店「鮨 縁」さんのインスタを見ていたらオススメに出てきたから。このオススメ欄がクセ者で、まだ気になる寿司屋和食屋がモリモリ出てくるんですよね。宇都宮に洒落た和食のお店が増殖中のようでうれしい悲鳴。

カウンター数席だけということで予約をしておきました。この日は予約がかぶったようで、飛び込みのお客さんは入れなかったようです。大将は苦笑しながら「いつもこうならいいんですけど」とご謙遜。

ランチメニューは海鮮丼・おまかせ握り・特上にぎり寿司・天丼セットの四種ですか。

特上にぎりで少し足りなければ、白身の魚や貝としし唐あたりを揚げてもらったりなんかして・・するとアレが必要になってしまうな・・ああ、車でなければ。

お好みにぎりや刺身は時価でなく明朗会計なのですね。最初に天ぷらを盛り合わせでもらって、2ネタくらい刺身で切ってもらって、好きな握り3つ4つで締めるなんて最高だよなあ・・そう、車でなければ。

おまかせ特上にぎり10貫5000円なんてのもあるね。よし、お酒の予算をこっちに回すか。特上2人前願いま〜す。

見るだけなら酔わないということで、気まぐれ日本酒をチェック・・鳳凰美田に大信州に新政・・ぐふぅ、ほんの致命傷だ。字面で酔ってしまうわこんなモン。

いいよいいよ、お茶だっておいしいんだから。

手際よく下ごしらえを進めていく大将。見ていると紙のようなモノでサクや半身を包んでいて、ただのとれとれキトキトではなく熟成させたりしちゃっているのだろうか。モリモリ期待値が上がっていきます。

初手、マルハタ!え、高級中華の清蒸に使うような魚じゃないの?握っちゃうの?いきなり贅沢の極みだなあ。

ものすごい旨味があふれ出す白身、ほどけた酢飯と絡むと飲み込むのがもったいないようだ。いきなり柏手をパアァンと・・鳴らしませんが鳴らしたい。うまい 寿司 うまい。

次は天然生ホンマグロ!?ちょっと飛ばしすぎじゃありませんか?ひと目で分かる美味しさはやめてください困ります。

友人「ハッカクって初めて。どんな魚なんだろう」

魚本体はいかつい顔にデカいヒレでちっともウマそうじゃありませんが、香りの良い脂が密に入った白身で北海道民のご自慢です。まさか栃木でお会いできるとは。

メタリックカラーが美しいサヨリは白身のフリをした青魚。アジやサンマに通じるような旨味があって好きだなあ。

クロソイだ!買ったら何も考えず煮てしまう魚だけど、握るとこんなに素敵な白身なのか!ただコリコリしているわけでなく、もっちりした食感と深い旨味が素晴らしい。

お寿司屋さんの味噌汁大好き。しかもあら汁だ!やったー!

タチウオは炙って風味と食感がアップ、見事な包丁に染みる煮切りでさらに倍。もう3つばかり欲しいようだ。

皮目が値打ちのキンメダイだ!うつくしいうまいうれしいうまい。

大好物のマイワシも見事な包丁が入り、鳳凰美田ください!と叫ぶのをどれだけ我慢したことか。白身は旨味を引き出して、青魚はピッカピカなところを出してくれる。すばらしい、すばらしいぞう。

目の前でビビッと頭と尻尾を引いてくれたアマエビ。なんて約束の甘さだアマエビ。

そういえばアマビエさんと黄ぶなさんが頑張ってくれたようで、暑くなる前にマスクを外すことができてよかった。汗かきマンにはつらい時代でした。

ドカンと来ました、大トロの大先生!寿司といえば思い出す、はるかなトロ・・ぶちアゲ脂よ!ウェイウェイウエ〜イ!日頃の陰キャが裏返るウマさでウエ〜イ!

からの、ウニ〜!ブチ上げ三昧にクラクラしそうなんですが・・ここってホントに海なし県ですか?

タマゴは落ち着く甘い味、コレと梅干しで弁当が完成しそうなラブリー厚焼きであった。ギョクってことはこれでシメかな?

あら嬉しい、ランチの時間だからサービスということで、杏仁ミルクプリンでごちそうさま。

大変おいしゅうございました。海が無くても目利きと仕込みで素晴らしいお寿司になるのだなあ・・ああっ、サバを握ってもらうのを忘れたっ!

というわけで、次回の予約を入れてしまいました。今度は夜、ふはは、刺身と天ぷらで鳳凰美田を決めてお好み握りで締めるのだ。

寿司天ぷら 牡丹 栃木県宇都宮市一番町3-1

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