ボカロPのM崎さんと神戸をフラフラして、大阪の飲み会に参加してからの翌日‥十三の東横インで目覚めてから、なぜか梅田の東横インに車で向かうわたくし。
飲み会に参加していた名古屋のゲーム作家Fるあぷさんに「今から名古屋に帰るなんてバカバカしい、車で送っていくから東横インに泊まりなさい」とか無茶を言ったのでした。
Fるあぷ「そして滋賀でお昼を食べていこうということでしたね」
そう、近江八幡市の道の駅でぶりぬたという珍しい料理を食べることができるとか‥さあ着きました。あれれ?ぶりぬたが売り切れだ。
Fるあぷ「そうなんですか?うーん、そしたらどうしましょうか」
へーいSiri、近所のランチは?
Siri「はい、こちらはいかがでしょう」
‥えっ?ここをオススメしてくるのか、キミって人は‥!たしかに車で5分と近いけどなあ。Fるあぷさん、少しお高めでも大丈夫ですか?
Fるあぷ「おいしいものなら全く問題なしです」
では行きましょうか。みんな大好きワギューの名店「近江牛 毛利志満」さんです。もりしまと読みます。
Fるあぷ「なるほど、店構えからお安くはなさそう‥だけど、すでにワギューの香りがただよっていますね!おいしそう!」
しっかり襖が閉まるタイプの個室に案内してもらいます。2人でも個室なのね。
ではメニューを拝見しましょう。ランチメニューの設定はなく、昼夜ともに同じである模様。
Fるあぷ「名物はこの石焼コースみたいですね」
駐車場のかぐわしい香りはこちら由来ですかね〜。6480円から‥近江牛のコースとしてはお手頃、と思う。
和牛はすき焼きかヒレステーキが好きなんですよね〜。すき焼きコースは‥ふむふむ、石焼コース同じお値段ですか。でも「2名様より承ります」だから、Fるあぷさんを巻き込まないとダメだな。
したらばヒレステーキは?ほうほう、120gで6480円。だいたいこのお値段なんですね。
Fるあぷ「すき焼きに巻き込まれましょうか?」
いや、すき焼きコースとなると私はお酒を飲まねばならないのです。ねばならない、マストです。お昼だし運転もあるし、お膳形式なメニューでもあればいいのですが。
ああ、御膳メニューがあった。ビーフシチューにロースステーキのはなやぎ御膳なら5千円を下回るのですね。だんだん近江牛が身近な存在になってきた。
ステーキ重もお昼って感じでいいかもしれん。
Fるあぷ「ここに来てエビフライ定食もアレですね‥あっ、お店の名前のメニューがありますよ」
毛利志満御膳3450円、ステーキと牛肉の一品‥写真で見ると牛刺しっぽい。ステーキと牛刺し‥
Fるあぷ「いいじゃないですか。これにします」
私もそうしましょう。毛利志満御膳2つ、願いま〜す。
さあさあ、嬉しい出会いの時ですよ。なんとまあ、華やかじゃありませんか。
華やかさのエースはコレだ、エディブルフラワーがのったサラダ。あっさり和風ドレッシングでおいしい。アイスプラントが入っているのもうれしい。
麩の味噌汁は好きなんだぞ。出先の味噌汁は出汁も味噌も未知で楽しいなあ。
そしてご飯がビックリ。つやつやもちもちで甘味もたっぷり!コメも炊き方もすんばらしい。
Fるあぷ「これはまさに銀シャリですね!」
これが近江米というやつですか〜。実は「うおぬまちほー」の米を日常的に食べているわたくし、あまり外食の白メシには驚かない方なんです。でもこのご飯は尊い!おいひぃ〜!
この銀シャリをさらにおいしくいただいてしまうには、やはり‥
Fるあぷ「肉オンザライスですね!」
それです。このエディブルフラワーとみまごうばかりの美しき牛刺しからいきますかーっ!
白メシをノリでなく近江牛で巻く!そんなのアリか?アリなんです。
Fるあぷ「霜降りの脂がいい感じに溶け出しますね〜」
噛むとみるみる溶けて口の中がワギューの香りと甘味で満たされます。こ、これは‥
Fるあぷ「そのあと日本酒をキューですか」
ですよ‥ねえ。
ステーキ前に冷奴で舌をリセットと思ったらビックリ、湯豆腐というか温奴だったぞい。豆腐そのものもネギもおいしい。
Fるあぷ「お隣の菜の花とあわせて一杯やりたくなりますね」
どうも危険な罠を感じる膳ですよね‥こりゃ昼に来る場所ではなかった。
と言ってもまだメインにたどり着いていないのです。想像よりはるかに立派なサイズのステーキ!食べる前からとんでもなく香ばしいステーキ!
(撮影:Fるあぷ)
Fるあぷ「おいしそうですよね〜!」
ちょっと待て〜い!なんかそちらの写真の方が圧倒的にウマそうに見えるんですけど、同じ膳ですよね?
Fるあぷ「いや〜、スマホのカメラがいいだけですよ」
私もあいぽんXSだからカメラは強めなはずなのにな‥ウデマエの問題か‥自称メシブロガーでいっぱい写真撮っているはずなのに。
気を取り直して、まずは塩だけでいきましょーか。レア寄りのミディアムレアといった感じのかわい子ちゃんを、白メシの上で軽くテンテンとしてパクリ。
はぇ〜。食べる前から香ばしかった肉ですが、口の中から鼻に抜けるとさらに香りが大変なことになるじゃないの。
Fるあぷ「旨味も香りもギュッと詰まった感じですね!とろける肉じゃなくて、ご飯と一緒にもぎゅもぎゅしておいしい肉」
ギュッと詰まっているけど不思議と脂が軽いなあ。ワギューを食べると割とすぐに来る「飽き」が来ない肉です。好き。
お次はタレでいきましょうか〜。タレというかおろしポン酢かこれは。
やはりご飯にトントンして、ガブー。
Fるあぷ「あっ、コレはそういったアレですね」
旨くて軽いワギューに爽やかさがプラスされるじゃろ?これはもう‥お酒を呼ぶじゃろ?
Fるあぷ「大丈夫!ご飯にもめっちゃ合いますよ!」
そうですね、すんげ〜合います。ずっとずっともぎゅもぎゅしていたいけど、そこはやはり近江牛。歯ごたえがあるとはいえ、口内の滞在時間は短いです。もう一回楽しもう、もう一回‥とやっているうちに、あっという間に全部食べてしまった!
Fるあぷ「ちょっとご飯がすすみすぎて、後半の配分が大変でしたね!」
ホントですよ、全く‥しかしこの内容で3450円は間違いなく安い。予約なしだと土日はえらいこと待つというのも納得です。
ただな、やっぱりな‥夜にタクシーで来るところと見つけたり。
その後はせっかくの近江八幡、鮒寿司を買ってラ・コリーナさんの焼きたてバウムを買って帰ったのでした。
近江牛 毛利志満 近江八幡本店 滋賀県近江八幡市東川町866-1