地粉で打ったそばを地元の野生イノシシ汁で食べるですって…?これこそ那珂川町でしかできない贅沢! そば処 一徳(那珂川町)

夏だ!鮎だ!ということで、私の中の四万十川である那珂川の鮎を食べなくては。林屋川魚店さんで鮎を購入しましょう。

さて、鮎を買って時計を見れば11時半、お昼を食べていこうかな。この辺でランチとなると‥やはりソバになるか。行ったことないところにしてみよう。ヘイ、Siri!

Siri「はい、これらのお店があります」

ふむふむ‥あ、このお店知らない。林屋さんから車で10分弱か、よし。

着いた着いた。10台ほど置ける駐車場が残り1台のすべりこみセーフ。人気店みたいですね。

そば処 一徳」さんです。Siriに聞いてからちょいちょいと調べてみたところ、地元産のそば粉を使用しているそうですよ。

駐車場も広いが店内もなかなか広いので待たずに座れそうです。2人がけのテーブルに座ってメニューを見ましょう。サラダそば辛み大根そばが気になるところですね。

暖かい方には好物のがいるぞ。隠れ好物のカレー南蛮そばもいいし、ニラ玉そばも栃木感がある‥でもせっかくの地元産そば粉なら、冷たい方がそばそのものを楽しめるかもしれん。

あっ、壁メニューに八溝ししまるつけ麺があった!八溝ししまるというのはここ那珂川町あたりの野生イノシシです。八溝ししまるそばを出すお店には何度か行きましたが、おいしかった記憶しかない。

地元そば粉に地元イノシシという地産地消メニュー!これはいただかないわけにはまいりません。お願いしましょう。

出てきたお茶は濃くておいしい‥あれ?この特徴的な色は小砂焼き、この辺で焼かれている器ですね。器まで地産!

お茶をすすりながらキョロキョロしてみると、お店の壁に色紙がいっぱいあります。どんな人が来たんじゃろと思って見てみると、石川遼‥なるほど、ゴルフ場が多いからプロゴルファーがたくさん来るのかな。

そして10分ほどでやってきました、八溝ししまるつけ麺!シンプルというか剛直というか、無駄を削ぎ落としたグッドルッキングです。

塗装の剥げ具合も見事なせいろです。今まで何回そばを盛ってきたのでしょう。そのそばは象牙色でみずみずしい。食べやすそうにざっくりと盛られて、いかにもおいしそうです。

そばだけちょっとつまんですすってみましょう。ツルツル。

ふぁ〜!ビシっと冷えて、ふわっと香って、するーっと喉を通り抜けていく!こういうそばを待っていた!夏にこんなにウマいのか。新そばの時期はどんななんだろう。

イノシシ入りの汁は‥見たところはネギがぷかぷか浮いているだけですね。

ちょいちょいとつけてズズっといってみましょう。

冷たいそばがズっと入ってきて、温かい汁がついた部分が来ると醤油とそばの香りが一緒に鼻に抜けて、2・3回もぐもぐと噛むとしっかりとした旨味が来た!やあ、これがイノシシの旨味か!鴨汁にも負けない素敵なお味。

そばうまい、ツユうまいと夢中ですすります。おや、イノシシさんの肉が出てくる出てくる。ネギ・肉・そばをからめてムシャーといきと、うま〜い!フル・オブ・山の幸!

イノシシうまいよイノシシ。豚にちょっと鉄とか野の香りがプラスされるからウマいのか。つまり鴨と同じように、ネギと二身合体しての相乗効果というやつか。イノシシもネギをしょって登場するのがいいのだな。

こんな汁が残せるはずもないので、そば湯を注いで飲みつくしましょう。おや、ここはそば粉を溶かない真のそば湯だぞ。うれしい。

最近そば粉マシマシのお店が多いけど、このくらいが一番サッパリしますよね。あと口よく締まってごちそうさま!そばそのものも素晴らしかったので、また来るっ!

そば処 一徳 栃木県那須郡那珂川町松野1001-1

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