淡路島を離れてなぜか姫路城を見学して、三宮でレンタカーを返却したらにしむら珈琲さんでコンポーザーのM崎さんと合流しましょう。
今回の旅の目的は「M崎さんと三宮の焼き鳥屋さんに行く」ことだったのです。浅草で真鴨を食べてから実に5日目、ようやくゴールが見えてきました。焼き鳥で始まり焼き鳥で終わる、と。
あいにくの雨なのでじっくりと写真は撮れませんでしたが、こざっぱりとした白のれんが粋なお店が今回の最終目的地たる「佐々木六然」さんです。
SAVVYという京阪神の情報誌で紹介されていて、ここ大変じゃない?とM崎さんに記事の写真を見せたら「大変だ!」ということで即決、今回やって来た次第であります。
神戸で飲む時はいつでもいる気がするドッターのOデーンも合流、3人揃ったところで注文しましょうか。席だけ予約しましたけど、どうやらコースがメインのお店みたいですよ。
Oデーン「この3つ?5500円の澄然コースでいいんじゃないの」
すると本日の刺身盛り合わせからはらふくるるものまで全部入るのですね。いいじゃないですか。
いちおう単品メニューも見てみましょうか。追加炭火串焼きとかあるから、やっぱり基本はコースなんだな。見事に鶏と野菜ばかりで魚介は珍味系がほんの2・3品という潔さ。
生ビールはソラチ、瓶ビールはコエドでハイボールはイチローズとお酒の品揃えが只者ではない。が、重要なのは日本酒・・
はぇ〜、文句のつけようがない美酒銘酒がズラリ!愛媛の石鎚を・・90ml単位なのか。二合徳利ってできます?できますか。じゃあとりあえずそれでお願いします。
M崎「とりあえずで二合」
Oデーン「平常営業だね!」
お通しがわりに大根の鬼おろしと漬物が来て・・驚くじゃありませんか、スタートから生つくねと雲丹です。なんとビューティフルで豪華な前菜だ。
M崎「生のつくねって初めてです〜」
練馬の名店でいただいたことはありますけど、他では初めて見たなあ。鶏の鮮度が素晴らしくないとできないのでしょうね。そこにウニまでのせちゃうとかいきなり贅沢にも程がありますね。
生つくね・ウニ・ネギ・紫キャベツのスプラウト(と思う)を海苔と大葉で巻いてスダチと特製だし醤油をかければもう大変、口内が旨味と香りのバトルロワイアルです。困ったな〜、いきなり大好きだぞこれ。
Oデーン「日本酒に合うんだろうね。飲んだことないから知らんけど」
この上なく合います。ところで「合います」を最初にアイマスって変換するのはやめてください、PCさん。
本日の刺身盛り合わせと聞いたらマグロにカンパチにイカとか思うじゃないですか。でもなんとこちら、ぜ〜んぶ鶏!レバーにキンカン、ムネにモモ、丸ハツに白子に砂肝・・あとなんだっけ。とにかくすごいんです。
(撮影:M崎)
M崎さん側から見た光景もお見事。モノによっては低温調理がなされているそうなので色々安心です。
牛ではご禁制、鶏レバーはぷっぷりぷくーのあっまあまーでとんでもなく美味しい。アンキモより好みかもしれん。
白子ウメー!丸ハツはコリっコリじゃー!と大喜び、そして驚いたのはこのキンカン!
至高のメニュー第一弾・卵の黄身の味噌漬けと見まごう美しい半透明、お味は・・ちょっと待って、漬け込んであるタレにトリュフの香りは気のせいか?タマゴの黄身トリュフソースは究極のメニュー第一弾じゃないか。
串はねぎまからスタートです。なんですこのプリプリとした、元気に地べたを走っている姿が見えるような鶏肉は!愛媛の媛っこ地鶏っていうんですか?なんだよ愛媛〜、みかんだけじゃないのね!
フォントがかっちょいい黒七味と山椒があるので味変も自在です。さあ、次の串もドンと来い!
はい来ましたよ、丸ハツ!丸は血が残りやすいのでものすごく丁寧な下処理が必要と聞いたことがありますが、こちらは低温調理で提供できるほどにピッカピカ!血生臭さゼロ、コリンプリンな歯ごたえを楽しみ放題です。
こちらは首肉‥つまりせせり!せ・せ・り!せ・せ・り!焼き鳥でも最愛に近い部位ですよこれ〜。コッココッコと元気に動く部分ですから筋肉の発達が違います。たぶん。
野菜串は大皿に乗った色々な串から好きなものを選んで焼いてもらうステムです。
M崎「私ズッキーニです」
Oデーン「神戸シャンピニオンって何かと思ったら、立派なマッシュルームなのね」
私はホワイトアスパラ。素晴らしい、アスパラとシャンピニオンはグラナパダーノチーズがこれでもかって振りかけてあるじゃないの。
M崎「ズッキーニもおいしいけどチーズはズルいですねっ」
缶詰でないホワイトアスパラからアスパラ汁がブッシャーと飛び出るし、チーズがウマすぎるし‥こんな幸せな野菜串があるかっ!
というあたりで前半終了。後半に続きます〜。
佐々木六然 兵庫県神戸市中央区中山手通1-13-2 木村ビル 1F
SAVVY 20〜30代女性向けの京阪神情報誌・なぜか定期購読をしております