京都一泊であわただしく帰るわけですが、せっかくですからあそこに寄っていきましょうか絵師のKさん。
「もちろん寄る〜!」
ぶっちぎりで異議なし!そんなお店は京都が誇るパンの名店「たま木亭」さん!
たま木亭さん専用コインパーキングに車を置いて、とことこと歩くとなんかすごい行列がある。パチ屋の新装かな?
「いや、恐ろしいことにたま木亭さん待ちみたいですよ」
土日は混むと聞いていたけどホントというか、聞きしに勝るな!さらに今はアレで店内に入れる人数が少なくなり、ソーシャルなアレで列は伸びるし・・やれやれ、ですね。
「一番大変なのは行列をさばきながら車の出入りまで管理する守衛さんですな」
もう声が枯れているよね・・というわけで、待つこと約50分で入店、買い物を済ませました。
「なんでモンハンのタマゴみたいに山ほどパンを抱えてるんです」
袋はいらないと言ったはいいけど、エコバッグを車内に忘れていたよ。長いままの食パン2本と惣菜パン数個を抱きかかえて車まで歩くハメですよもう。レジで駐車場のサービスコインをもらい忘れるし、ぼかぁもうぼろぼろです。
お昼時にサービスエリアに寄って、さあ、そんな苦労が報われる時が来たぞ!
たま木亭の語り部であるMくん絶賛、前回食べたKさんも絶賛、一切れもらったぼくも悶えた梅しそチキンカツサンド!
パッケージオープン!どうですこのトリコロールなナイスビジュアルは。たま木亭さんは少しジャンキーな方向に振っている商品もありますが、こちらはその代表格な気がする一品。腹ペコさんの心を鷲掴みにしてきます。
迫力のチキンカツにさっぱり大葉が合うのはもちろんのこと、本来ヘルシー素材なのに妙にジャンクな風味をかもし出す梅ペーストがガツンと来る!御仏の掌のような食パンが個性的なメンバー全てをまとめます。
正直に言おう、人生サンドイッチでベスト3入り確実。もはやチャンピオンかもしれん。
帰宅した翌朝はたま木亭さんを代表する2点、堅焼きバターとパンシューを軽く温めて贅沢モーニングです。
むちっと歯応えのパンからまろび出るゴロゴロベーコンにジャガイモ、味付けは塩味強めのエスカルゴバターという迫力満点のパンシューはやはりうまい、うますぎる!パン界のシューターだ!
堅焼きバターはその名の通り、堅いパンをガブリとかじるとバターが飛び出すびっくり仕掛け。よくできた餃子みたいにホントにバターがピューと出るんです。ほら、表面は堅いけど中はもうバターしみしみしっとり。
たま木亭さんのパンは全体にわんぱくなバター量のところ、この子はさらにマシマシなんです。好き。
お初にお目にかかります、角食さん。こちらはわんぱく度低め、みっちり詰まったもちもちパン。バターのみのトーストもいいけど、なにかしら具があるとさらに映えそう、ということでチーズとハムをのせてみたり楽しみました。
こちらは田舎風山食さんです。耳はパリパリ中はふっくら、バゲットのようにしっかりとした粉の風味がたまらない。これ好き。ハムにチーズとさらにハラペーニョなんてのせて風味に対抗しましょう。ああ〜、しわわせじゃ。
パンでこんなに並ぶのか〜と思うけど、京都に行くと寄りたくなってしまう魔力がある・・生麩とたま木亭さんのパンが京都のマストアイテムになりつつある、ので、また行くっ!
たま木亭 京都府宇治市五ケ庄平野57-14