とある用事で母と那珂川町に来まして、せっかくここまで来たのだから「そば処 一徳」さんのご当地蕎麦粉を使った美味しいおそばを…と思ったらこの日は火曜日、定休日だぞい。
母「お腹すいたよ」
他にこの辺の名物といえば、まずは鮎…こんな時期にいるかそんなもん。ああそうだ、たしか猪と馬のお肉がおいしい。
母「どっちもやだ。それなら普通の豚の方がいい」
難儀な方ですね。するとあとは…山だからなあ、やっぱり蕎麦になるのか。ヘイSiri、この辺の蕎麦屋を教えて…ふむふむ…あ、ここ行ってみたかったんだ。
県道224号を馬頭温泉郷に向かって進み、案内看板が見えたらホントにここか?という狭い道に向かって右折、舗装も怪しくなってドキドキしてきたあたりで「そば処 霧ヶ岳」さんに到着、到着〜。
そば屋さんとしては大きい、まるで青少年自然の家のような建物ですね。外にはバーベキューの設備もある。正式名称は霧ヶ岳山村文化体験村というそうで、なるほど自然の家っぽいわけだ。
スリッパに履き替えて中に入ると薪ストーブにラグビーやかんがお出迎え。なんて絵になる組み合わせだ。
店内は広々、席の間隔も広くとられている上に、テーブル上はアクリル板で仕切られている。対策はバッチリ。
おっ、そば打ちスペースは厨房でなくホールなのか。こんな時期でなければそば打ち体験なんかもできるんでしょうね。
メニューはシンプルです。冷たいそばはもりとざるのみ、両方同金額なのは珍しいな。あとは300円の天ぷら、温かいそばはかけとかき揚げ、以上。季節限定は今はナシ。
母「私は天もり」
心得ております。そして天ぷらの半分くらいはこちらに来るであろうから、もりそば2枚に天ぷら1つでお願いしましょう。
お茶をすすりつつそばを待つ…あれ、この湯呑みはご当地の小砂焼ではないですか。粉もご当地八溝蕎麦粉らしい。好きな言葉、地産地消!やったぜ!
やあ、まずは天ぷらが来たぞ。見えているのは大きなかき揚げに茄子に葉っぱ(ウド?)ですが、その下からゴロゴロ出てくる山盛り仕様。蓮根、さつまいも、ふきのとう、ぶなしめじ…これで300円はお得すぎるぞ。
これはシェアで正解と言いたいところですが、アクリル板で天ぷらのやりとりがなかなか大変でした。困った世の中になったもんだ。
天ぷらとあまり時を置かずしてそばも来た。おお〜、これまた700円とは思えぬグッドルッキングデース!
そばは星入りで切り幅1.5ミリくらいのちょい太め、いかにも田舎そばといった風情です。山で食べるのにピッタリじゃないか。
きんぴらごぼうとタクアンというオマケがうれしい。このタクアンがシンプルな塩干しですごくうまかった。売ってくれないかしら。
そばだけでズズっとすすってみましょう。二八よりつなぎが多いかも、七三くらいに感じるうどんライクな歯ごたえだ。後から穏やかなそばの風味がふわっと来ていい感じじゃないですか。
汁はなかなか力強くて、そばの半分もつければ十分です。汁をつけるとそばの風味がアップするから不思議なものだ。いや〜、やっぱり八溝蕎麦粉はうまいなあ。
そばの風味がいいから薬味はいらない気もするけど、ワサビは好物なのですこし使おう。「蕎麦はツユと山葵で食うもんだあね」と言っていたのは迷亭さんでしたか。
そばも終盤の頃に抹茶塩をつけてふきのとうを食べましょう。これがまた、いやがうえにも春の到来。
汁にネギを入れて〜の、そば湯でほっこり。汁が良いから楽しみだったの。
いや〜、そばも天ぷらもうまかった。イモやキノコが大きめだったのでお腹もすっかり満足だ。
母「かき揚げ食べたら苦しいようだよ」
天ぷらはどう考えても300円の内容じゃないですよね。お会計はなんと2人で1700円。安い、うまい、腹いっぱい。そばというものはかくあるべしだなあ。
そば処 霧ヶ岳 栃木県那須郡那珂川町小口507