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チーズと牛乳をたっぷり堪能した後は、ナナファーム須磨で買い物をしたりとテキトーに時間を潰して夕食の予約時間を待ちます。メシだけ食べに神戸まで来ているようですが、その通りです。
頃はよし、向かうとしましょうか。
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やって来たのは板宿のお寿司屋の名店「鮓 ちかもち」さん。「またか」とか言うな。たしかに毎月のように来ているけど何回くらいなんだろ・・Googleマップさんによると16回目だって。
カウンター9席のみ、6,600円と11,000円のおまかせコース、予約はインスタのDM推奨です。
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一番奥のご不浄に行きやすい席をいただいて、本日の日本酒メニューをオープン。紀土でスッキリ行くか、奥播磨でコメのウマさを堪能するか、おっと房嶋屋?飲んだことない。しかも純米吟醸無濾過生?ください!
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無濾過生って文字列を見ると頼んじゃうんだから・・おお、良いシュワ感と良い酸だ。これは魚の味を底上げしちゃう食中酒だ。
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淡路島の天然もずくでスタート。もずくも良ければポン酢も良いねえ。心地よい酸味で胃が戦闘モードに突入します。
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春と言えばのホタルイカ!タケノコの枕なんてさらに春!少しずつ色々なアテが出てくるスタイルが大好き。
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おなじみの一品、穴子の湯引き。おろしとポン酢は全てを幸せにしてくれる。
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カツオの造りを酒盗ソースで。初ガツオの潔い食感と爽やかな風味が好きなんです。そこに旨味のエキスである酒盗ソースなんて酒泥棒にも程がある。
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ホカホカどころかアツアツのホタテ茶碗蒸し。
ランチセットの茶碗蒸し→いつ食べたものか扱いに困る
コースの途中で茶碗蒸し→ほっこり息継ぎポイントで嬉しい
なので、今は嬉しい。底の方にはアナゴさんがいらっしゃって、さらに嬉しい。
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息継ぎをしたのでお酒も入れ替えましょう。紀土 春の薫風を願いま〜す。
その名の通り、あまりにも薫風です。華やかで爽快です。
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カツオに続くお造りは、なんとタイとタイの白子をポン酢で!フグのそれを少し軽くしたような切れる白子、シャッキリポンのタイ、やっぱりフグを思い出しちゃう鴨頭ネギ。こりゃたまらんよ、あまりに清冽なウマさに甘く華やかな紀土がバッチリだよ。
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ここでガリが置かれて握りのスタート。初手、ヒラメ!もっちりした白身とエッジの立った酢飯が見事に絡まりあう。ふあ〜、寿司ってやっぱりウマいなあ!
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柑橘と塩で甘さが引き立つハリイカ。
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アカガイの肉厚っぷりと味の濃厚さにビックリ、思わず産地を聞いたら長崎だそうで。閖上ばっかりじゃないんだなあ。
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ウニは軍艦でなく杯に入って登場。2・3口に分けて食べることができるので、ツマミとしてはこっちの方が優秀かも。
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ぼくはちかもちさんちのシマアジが大好きなんだ。青魚と白身のいいとこ取りで、最高のどっちつかずだこンちくしょう。
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ホンマグロ ああホンマグロ ホンマグロ。
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明石前だけどこればっかりは江戸前代表、クルマエビ!めでたいなあ。
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ただでさえ無敵の炙り寿司。そのネタがノドグロと来た日には日下開山で国士無双。
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ノドグロに陶然となったところに蒸しアワビの肝ソースで追い打ちとはあまりにエグい。なんでアワビの肝ってこんなにウマいんだ。そりゃ儒教国でも親子で取り合いになるわ。
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カリッと焼かれたウナギは手渡しで。白焼きと海苔のW香ばしさはお酒の甘さに染まった舌を蘇らせます。
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握りのラストは蒸しアナゴ。しっとりむっちりで甘く、デザートっぽさもあるナイスな締めです。
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赤出汁で終了〜、本日も美味しゅうございました!と言いたいところですが、この日は神戸の友人の誕生日が近かったので、
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「誕生日っぽいモノ」を出してもらうようお願いしてあったのでした。
用意してくれたのは須磨の名店ボックサンのショートケーキ!流石の老舗、ふんわりとしたスポンジにたっぷりとした生クリームと、ケーキらしさを突き詰めたケーキだなあ。友人の方にはローソクまで立てていただいて、良い感じにビックリしてくれてめでたしめでたし、でした。
鮓 ちかもち 兵庫県神戸市須磨区平田町1-1-20 谷崎ビル 1F