京田辺でほうじ茶パフェをいただいた後は一路、神戸へ。三宮の東横インにチェックインして、軽くゴロゴロしたらそろそろ約束の時間です。
三宮駅近く、東門街ゲートのところにありますサブウェイ・サイドビル。
DQとFF両方のパクリが並ぶ看板がちと怪しいですが、こちらの8階にあります「ムラート」さんにやってきました。神戸の友人、コンポーザーのM崎さんお気に入りの店で以前ランチに来たことがあります。
その際ケバブのおいしさに驚いて、これは夜に来てお酒を飲まねばと思った次第。ああ、M崎さんも来た。先に入っているとしましょうか。
本日のメンバーは全部で5人。最近よく見る気がする神戸シェアオフィスのtkokさんとOハラさん、こちらは久しぶりの京都の開発者Mッサくん。店内で待っていたらぞろぞろと揃いました。
さっそく飲み物を頼みましょう。私はなんと言ってもトルコのお酒、ラクからいきます。スタンダードらしい水割りで。
M崎「私もラクからいきますよ。チェリージュース割りで」
tkok「じゃあそれでいきましょう」
Mッサ「では水割りでいきます」
Oハラ「アルコールなしのチェリージュースにしよう」
ボトルに入っている時は透明ですが、水で割ると途端に白くなるお酒、ラク!ラキとも言うみたいです。その色から獅子の乳と言われているそうですが、お味はどうなんでしょう。
は〜い、かんぱ〜い。初ラクいただきま〜す。
おっ、なかなか強烈なアニスの香り!さわやか〜。もう一丁いく?押忍!
M崎「はやい!でもほんと、アブサンに似た感じでおいしいですね〜。チェリーとも合う」
tkok「‥‥」
Mッサ「‥‥歯みがき‥‥」
確かにそんな風味ですが、おかげでアルコール度が高いのにいくらでもいけてしまいますよ。これは危ない。
M崎「このお店はラム肉を最高においしく食べさせてくれるんですけど、前菜もすごくおいしいんです。いろいろ楽しみたいから6種盛り合わせをお願いしましょう」
いいですね〜。今回のオーダー奉行はM崎さんにお願いしますか。
M崎「シガラボレイも前菜にいいですから頼みましょうか」
Mッサ「シガラとか言うからにはタバコに関係あるんですか?」
M崎「タバコの形をしたチーズ揚げなんです」
tkok「チーズ!いいね!」
色とりどりの前菜6種!窓際の席なので外のネオンの色が入るので不思議な色合いですが、色とりどりなんです。
見慣れない料理の数々、そして大型モニターで延々と流されるベリーダンス。ここは神戸なのかイスタンブールなのか。
これらの未知の前菜をエキメキという自家製トルコパンと一緒に食べるわけです。
tkok「パンだけでうまいじゃないですか」
そうなんですよね、やれと言われればこのパンとワインだけでいけます。ラスト晩餐会になっちゃうからやらないけど。
私のお気に入りはこちら、フムス。ひよこ豆とゴマのペーストにクミンが香って、自家製パンと合わせるとラクがすすむことすすむこと。
Oハラ「このマンジャ、ヨーグルトの和え物だけど本場なお味ね!」
いやー、ヨーグルトを使わせればインドとトルコが双璧ですかね‥いやちょっと待て、あなたトルコも行ったんことあるんです?色々な国に行きすぎじゃない?
Oハラ「イスタンブールは行った方がいいわよ!料理だけじゃなくて街そのものが最高よ!」
これがシガラボレイですね。なるほどタバコだ。白チーズをイタリアンパセリと和えて春巻きの皮で巻いて揚げる‥こりゃウマいに決まっている上にマネしやすい。素晴らしい。
tkok「チーズは救いの神です」
M崎「そしたらなんですけど」
M崎「トルコ風ピザ、ピデっていうんですけどこれを頼みませんか?」
ほうほう、カルシュックピデザヤがミックス、ラフマージュナが挽肉のせの薄焼き、ぺイニルピデザヤがチーズピザに当たるわけですか。
tkok「ベイニルピデザヤでいきましょう」
さすがチーズナンの使徒、迷いがありません。
トルコのチーズピザというぺイニルピデザヤがやってまいりました。葉っぱというか舟というか、面白い形にたっぷりのチーズ!すんげ〜うまそう!
tkok「これはもう合法ドラッグでしょう」
M崎「美味しいです〜!前食べたミックスよりシンプルで好きかも」
もっちり生地にたっぷりチーズなんてこれはもう一切れでラク2杯いける。たまらん。しかも合法という素晴らしさですよ。
M崎「ケバブも盛り合わせでお願いしちゃいましょう。大勢で注文するときにもオススメって書いてありますし」
ついに羊の登場ですか!獣肉は羊・山羊・熊が推しです。ああ、馬も。
カルシュック・ケバブ!ケバブ盛り合わせの登場です。ラム・チキン・トルコ風肉団子がドーンと盛り込まれて、真ん中にはトルコ名物サーデピラフという豪華な一皿。
ラムはもちろんなんですけど、トルコ風肉団子のキョフテがクミンとパセリがっつりでウマいんですよね〜。スパイシー硬派一口ハンバーグです。
これはラクもいいけどやっぱりアレだな。
ワインを飲まねばなりますまい。アンゴラをハーフボトルでいただきましょう。
ピデはピザの起源説(ちと怪しい)でピラフは元祖(確定)という歴史がすごすぎるトルコ料理、ワインも最古に近いらしいです。ヒッタイトの頃にワインについての記述があるとか‥
日本人が土器に縄で模様をつけて喜んでいた時、トルコの人たちは鉄器を作ったりワインを飲んだりしていたの?どういう差なんだ。
MッサくんやOハラさんがバクバク食べるのであっという間に盛り合わせがなくなりそうです。シシケバブの追加と、王様のお気に入りなんて面白そうな名前のメニューがありますが。
M崎「焼きナスのピューレに羊と野菜のソテー!どんなお味なんでしょう」
想像がつかないものは食べればわかる‥!と思ったら、口が勝手にヨーグルトケバブを頼んでいた。
Oハラ「ヨーグルトとトマトソースのケバブじゃ仕方ない!許す!」
ですよね〜。その組み合わせは反則!
そのヨーグルトケバブ、なんて美しいんだ。
ラムにトマト、ヨーグルトにクミンにオリーブオイル!配分を間違えればカレーになりそうだけど、全てがラムの風味を底上げする程度にとどまっているのが素晴らしい。あくまで主役はラムだっちゃね。
Oハラ「あのラムはアグネスラム由来でしょ!」
黙っていればわかりませんって。
追加シシケバブにもサーデピラフがついてきたわけですけど、これがまたあっさり塩味でケバブと一緒に食べると非常にワインがすすみます。
M崎「ショートパスタ入りのご飯って不思議な感じですけど、ケバブの付け合わせに最高ですよね」
肉をおかずにメシを食うんじゃなくて、肉の付け合わせとしてピラフを食べるという感覚ですね。主従が日本とちがうけど、どっちもウマくていいじゃないか。
みなさんはシメに有名なのび〜るアイスのドンドゥルマや、有名かどうか怪しいバクラヴァを召し上がっているようですが、私は満腹だ。
M崎「バクラヴァ、くるみがたくさんでおいしいですよ〜」
tkok「全力で甘いけどおいしいです」
甘い時はこれ、トルコチャイ!葉っぱを煮出すので渋みたっぷりだけどおいしい。砂糖を入れるもよし、バクラヴァに合わせるもよし‥私はそのまま飲もう。渋い!もう一杯!
なんだかんだ3時間くらいおいしく飲み食いしましたね。いや〜満足。神戸に来たらトルコ料理だ!
ムラート(MURAT) 兵庫県神戸市中央区中山手通1-4-5 サブウェイサイドビル8F