加賀屋のテッペン、天游に泊まろう・朝食編 優しき能登の朝食をいただいて、帰りにケーキを買うまでが加賀屋さんです 加賀屋(七尾市・和倉温泉駅)

和倉温泉「加賀屋」さん最強の部屋、天游に泊まってしまった話、最後です。

ラウンジ飛天のワンドリンクチケットをいただいたり、歌劇団のレビューが再開していたりしたのですが・・お腹いっぱいかつ酔っ払い、そこまでたどり着くワケもなく

目が覚めたらだだっ広い部屋に一人転がっておりました。メガネもかけたままじゃないか、よく寝たなあ。さすがエアウィーヴです、すごく腰が軽い快適な目覚め。

障子を開けると素晴らしい天気じゃありませんか・・今日は帰るだけなんだけどな。兼六園に行く時だけ降りやがって、くそー。

朝早くから長風呂を決めて、朝食は7時って伝えておいたんだったな〜と人をダメにするソファーに転がってウマ娘を開く・・

ピンポーン。6時45分、呼び鈴が鳴った。は〜い。

仲居さんが新聞数紙とお茶を持ってきてくれました。小梅でお茶、目が覚めますねえ。

仲居さん「ゆっくりお休みになれましたか」

HPもMPも満タンです。RPGのように瀕死の重症を負っても一晩で全回復するかもしれない。そう、加賀屋さんならね。

お茶を飲んだら仲居さんの案内でエレベーターへ。

昨晩と同じ月見茶寮に到着、掘りごたつ席に座ります。おお、ブログに挿入できるデータ量に収まりきらないほどの品数がズラリ。変なトリミングなのはそういうことです。

朝に嬉しい果物は夕食の時に食べきれなかったものだな。

昨晩の食事中にティッシュをもらったからでしょう、今朝は最初から置いてくれている。これが加賀屋流か、素敵だ。

和なドレッシングがおいしいサラダでベジファーストを決めます。

熱々の味噌汁に鯛がいるのが海辺のお宿。

まずはひと口のお粥で胃を覚醒させてくれるわけですね。

ちりめん山椒にタラコに海苔の佃煮等、お粥とメシの友は勢揃い。甘めに炊かれた海苔には菜っ葉が入って食感が面白い。やたら香ばしくてうまかった小袋入りの焼き海苔とあわせて買ってしまいました。

綺麗なお新香たちを見ると白メシが欲しくなります。

仲居さん「ご飯はどのくらい召し上がりますか?」

そうですね、茶碗に軽く程度でお願いします。

まさに軽く盛られた適量ご飯。普通のペースでいったら絶対に足りなくなるので、おかずだけモリモリ食べないとな。

いや、朝から白身魚の漬けなんて出されては困ります。控えめに言ってメシ泥棒じゃないか。

珪藻土のミニ七輪で炙るカレイも軽くてうまいんだよな。朝市にあったから買って帰ればよかった。

湯豆腐もポコポコと良い音がしてきましたよ。朝から飲りたくなるじゃないか。

仲居さん「だし巻き卵が焼けました」

タマゴ料理は何種か選べた気がしますが、和朝食ならだし巻き一択ですよね。熱々でフルフル、うんめえ〜。

筑前煮だっけなんだっけ、とにかく煮物も温かいまま運ばれてきます。うまい 麸 うまい。

朝からこんなに食べていいのかしら・・幸い胃に思いモノはないし、チェックアウトまでゴロゴロすれば大丈夫でしょう。

おおそうだ、のむヨーグルトをいただいて腸を元気にしておこう。能登ミルクのお店はすぐ近くにあります。全ての乳製品がうまいです。

仲居さん「緑茶と番茶はどちらがよろしいですか」

もしかしてこの辺の番茶って棒ほうじ茶なのでは?番茶でお願いします。

やっぱりそうだ〜。棒ほうじ茶が好きすぎて、ポッカサッポロのペットボトルのヤツをいつも飲んでいるんですよ。本場で淹れたてを楽しめるなんて嬉しいなあ。

母「コーヒー飲みたいなあ」

仲居さん「お食事はお済みですか?ではご案内します」

チェックインの時に抹茶をいただいた雪月花倶楽部に移り、和倉温泉の街並みを見ながらアイスコーヒーでゆったりします。熱いコーヒーには水出し緑茶もついてちょっと羨ましい。

部屋に戻って1時間ほどゴロゴロして、名残惜しいけどチェックアウトです。仲居さんが部屋まで荷物を取りに来てくれるのが加賀屋の流儀。帰りに取りに来てくれるのは珍しいですよね。

支払いを済ませ、加賀屋提灯の前で母だけ記念撮影をしてもらって、お世話になった仲居さんともお別れです。

母「まだ手を振ってくれてるよ。毎年いい人だけど特にいい人だったねえ。来年もあの人だといいね」

まったくですね・・え?今なんて言った?

お見送りをしてもらって恐縮ですが、ほんの数十メートルで止まって「ル ミュゼ ドゥ アッシュ 和倉店」さんにお邪魔します。加賀屋さんの帰りはここでお土産のケーキを買うのが母のルールらしい。

ただ「5個を1箱にして10箱お願いします」とかマイケル買いをするので、前日に予約しておきました。すごく丁寧に梱包してくれるので車でも安心、確かにお土産にいいかもしれない。

ケーキを受け取って、能登食祭市場へ向かうところで電話が・・あれ、加賀屋さんだ。なんだろう。

「充電器のようなものがお部屋に・・」

なんと締まらない話だ。ププーと戻ったら仲居さんが待っていてくれました。どうもすみません。

ミュゼドゥアッシュさんのケーキはまことにウマい。今年は5個入り8箱で40個買ったわけが2つしか食べられなかったな。なんでだろ?

母「全種類食べたよ。どれもおいしいね〜。来年は何を買おう」

ちょっと待ってください。「来年」って何度もあなた。また行くんですか?

母「そんなの動けるうちは連れていくんだよ。決まってるでしょう?」

はえ〜、強めのMacBook Pro買ってお釣りが来るくらいなんだけどな・・まあ年に一度くらいはいいか、次は白韻で・・(そして電話で口がすべる定期)

加賀屋 石川県七尾市和倉町ヨ部80番地

ル ミュゼ ドゥ アッシュ 和倉店 石川県七尾市和倉町ワ65-1 辻口博啓美術館

白韻宿泊の朝食

天游の部屋

天游の夕食

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