宇都宮で接待はもちろん餃子‥じゃなくて、ジンギスカンなのだ!切りたて生ラムのうまさに国境はないのだ そら豆(宇都宮市・宇都宮駅)

長岡で美味しいラーメンチャーハンをいただいて、道の駅でお土産を買って、宇都宮に戻ってきました。

ちょうどこの日はオリオン通りでアニメイベントをやっていて、ご当地キャラまろに☆え〜るのライブなんて大盛り上がりでした。イチゴと餃子と干瓢を広めるアイドル‥瓜カップ‥とちぎテレビすごいな。

さて、いったんホテルにチェックイン。夕食を予約した19時近くになったら出発だ。

宮の橋からホテルニューイタヤのあたりを南下、脳脊髄センターの向かいにあります「そら豆」さんに集合します。初栃木の友人にまずは鯛しゃぶを食べていただきましたが、お次は肉。ジンギスカンで勝負をかけましょう。

餃子じゃないのかと言われましても、友人がワイン飲みたいと言うので‥そら豆さんのハウスワインは安くておいしいチリワイン。ブドウが活きたチリワインとタレの効いた羊さんは約束された組み合わせです。

ジンギスカンのメニューはラムロインとラム肩ロースの二種のみと、絞りに絞っています。その両方と野菜をバンバン出してもらえるコース4,500円を3人前でお願いしてしまいましょう。

飲み物はもちろんそら豆ハウスワイン!友人たちはとりあえず生で喉を開く作戦のようです。

お手頃価格のものが多いチリワインと言ったって、さすがにボトル3,000円はありがた山のこんこんちき。グラスがかっこいいので、黙っていれば見た目もお味も高級ワインです。いやホント。

お通し兼口直しのキムチが登場します。辛すぎ、やや甘味が強く、ビール以外にも万能な雰囲気。

紙エプロンを装備して、いよいよジンギスカン鍋とお肉の登場です。上着やバッグはしまってもらえますし、退店時には消臭スプレーも貸してもらえるので煙モクモクでも安心。バリバリ焼きますよ〜。

さあ出ました、ねぎ塩ラムロイン

店員さん「焼き方はご存知ですか?」

はい、問題ナシです!これから始めるので京都の友人、よく見てくださいよ。

と言っても難しいことは何もない。やっとばかりに鍋にのせ、軽く炙ったらひっくり返す。そんだけ。

両面をサッと炙ったらレモンを絞りネギをのせ、いただきま〜す。

友人「え、何コレ?本当にヒツジ?」

あまりに純粋な赤身肉の結晶。アイオブリブとかではなくお尻の方の肉らしいですが、とにかく「こんなに綺麗な味の羊肉があるのか」と驚嘆するほかありません。

前回来た時はにぎやかな宴会に出くわしましたが、このお肉を食べた途端に食への集中力が高まり、余計な情報を一切遮断するATフィールドが展開されたのは言うまでもありません。

ワインに合うも合わないも最高じゃないかということで、瞬く間になくなるラムロイン。お次は本丸であるラム肩ロースです。

店員さん「コースでは一人あたり二人前のお肉が出ますので、あとでお皿がもう一つ来ますからね〜」

なんたる大盤振舞。サービスサービスぅ。

店員さん「お野菜は並べておきましょうか」

そうですね、そこはプロのウデマエでお願いします。

美しく仕上がった野菜サークルの中央に脂、そして肉!ジュジューと焼ける景気良い音はこの上もなくジンギスカン!

さっきよりはよく焼きの方がいいんだろうな。そろそろか、そろそろOKか?

繊細な味となめらかな舌触りだった先ほどのラムロインから一転、力強い風味に適度で心地よい噛みごたえ!思わず白メシを探してしまうタレ!ものすごく肉を食べている充実感!

ラムのウマ汁とタレを吸ったモヤシがまた天国への直行便じゃないか。焼肉の時は焦がして敗戦処理気分になりがちな焼き野菜ですが、ジンギスカンになるとなぜにこんなにうまいのか。

一皿食べ終える頃に、本当にもう一皿来た〜!さらに嬉しいことに、一味・カレー粉・おろしニンニクといった味変部隊も勢揃いしております。

第4弾・5弾と焼いて焼いて焼くのだ〜!ああ〜、カレー粉いいね。よく考えなくてもラムに合わないはずがないじゃないか。

ジンギスカン鍋が空に近づき、さすがにお腹にたまった頃合いに出される俵おにぎりの優しさ。そのままでよし、わずかに残ったモヤシにタレをたっぷりつけて一緒に食べるも‥良すぎて芋のロックをお願いしてしまった。

お腹に余裕があったらハーフ冷麺を頼もうなんて思っていたけど、そこまでたどり着くはずはなかった。コースに含まれるたまごスープで塩分と水分を摂取、シメの麺が欲しくなる酔っぱらい脳をうまいこと騙しましょう。

焼き鳥屋さんの後にラーメン寄りたくなる病でしたが、シメに鶏スープをもらうことで完治しました。ライフハックというやつだな。

そら豆さんにはなぜかブルーシールアイスがあります。北海道のお株を奪うジンギスカンの後に沖縄名物のアイスなんて、北から南まで日本をシメたようなものじゃないですか、ねえ。

3人でおいしくお腹いっぱいお肉を食べてお酒も飲んで二万円台なんだから、お得どころの話ではありません。京都の友人も満足してくれたようで、宇都宮の食パワーを見せつけましたね。もっともぼくはグンマ民なんだが。

仕上げは釜川沿いのバーで一杯。おしゃべりしているうちに、そういえば栃木は食べるだけで観光してないよね、なんて話になりまして‥翌日一箇所行くことになってしまいました。つづく。

そら豆 栃木県宇都宮市二番町1-11

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