在りし日のマイコン少年たちが集まりしベーマガイベント。つぐ美さん以外に女性の姿はなし、圧倒的おじさん率の逆サバトで大変楽しゅうございました。
が、古い機種ばかりなので機材トラブルの頻発、そして内容の盛りすぎで、とにかく長い長い。13時開始18時半終了のはずが、19時を回っても終わる気配がない‥
実はこの後に飲もうと19時の予約があるんですよね。19時15分か‥もうちょっと続きそうだけど脱出してしまおう。最後にどんな告知があるのか、そっちは友人たちに任せた。
会場の大田区民ホールからごく近く、徒歩3分程度にあります「鳥樹 蒲田店」さんです。鳥貴じゃないよ、鳥樹だよ。
予約名を告げると2階の座敷席にどうぞということです。どうやら間に合ったようでやれやれ、でした。
1階のカウンター席から見える厨房では目の前で丸鶏を捌いていますね。こりゃ期待するなと言う方が無理だ。
2階のお座敷もフルハウス大入りじゃないか。ガヤガヤどころでなくギャハハと大盛り上がりな喧騒はいかにも蒲田？なんとなく赤羽味もあるわね。
お酒は菊正宗一点突破といった感じ。あ、樽の冷酒があるじゃないか。焼き鳥に菊正宗の樽なんて比翼の翼で連理の枝。ぜひいただきましょう。
イベントに最後まで参加していた3名も来た。ぼくが出てから10分くらいで終わったということか。それではかんぱ〜い。
お通しは鳥スープと納豆。スープがうまい鳥屋さんは総じてうまい。はい、もう安心。
一名納豆が苦手と申し出ればサッと大根おろしに交換してくれたりと、サービス面も安心です。
焼き物は串ではなくお皿で出るみたいですね。ももタタキとわさびのはさみを頼んでみよう。
事前調査によると、名物はどうやらむねの唐揚げらしい。一般的にはももの方が人気だよね。よし、両方お願いして食べくらべとまいりましょうか。
とり刺身とささみアボカド和えにお新香といった、早めに出そうなメンバーも忘れずに。
ホントにすぐ出た、とり刺身！もちろん鳥さんですからね、完全なナマではなくタタキ風になっていますよ。
大変淡白なお味で、むっちり食感とやけに効くわさびを楽しむ感じ。
ささみアボカド和えもビシッとわさびが効く〜！樽酒の香りと合うねえ。
わさびのはさみ‥わさびがカブったどころかオールわさびになってしまった。わさび好きのぼくが注文したから仕方ないね。
いやでもホラ、コレすごくうまいよ。しっとりして旨味がにじみ出て、皮無しのむねだからこんなにうまいののカロリーゼロなんて幸せだなあと油断した頃にわさびがツーン！嬉しい不意打ちじゃ！
お新香をぬか漬けの方で頼んだら、大きめのキュウリ一本分がドーンと来た。これが浅漬け以上古漬け未満のまさしく頃合い。しかもですよ、今どき味の素をパラリとふってくれてあるんですよ？まさしくショウワ・ヌカヅケ！ぼくは今猛烈に感動している！
そしてこちらはもも唐揚げ。もも肉らしいウマ汁天国、薄い衣、鳥の味を活かすあっさりした下味。ものすごく好みで白メシが欲しくなる、まさにあらまほしき唐揚げ。だというのに、コッチでない方が名物なの？
真のメインイベンター、むね唐揚げ！なんと半枚分をまるっと揚げちゃったのか！
細心の注意と数多くの工程の結果、この色の鶏肉を安全に出すことができるのでしょう。全くもって頭が下がります。
その苦労は完全に報われ、むね肉とは到底信じられない滑らかな舌触りとあふれ出る旨味。添付の塩はいらないくらい絶妙な味がついた薄い衣。ご飯のオトモではなくツマミとしての唐揚げなら、ぶっちぎりで今年一番うまい！
こちらはあまりにも香ばしく仕上がったももタタキ。歯ごたえ、脂のり、これぞもも肉の醍醐味。ネギだれも中毒性が高いなあ。鶏肉好きには天国みたいなお店だなあ‥ココで飲むためだけで蒲田に来るのもアリだぞ。東横イン至近だし。
うまい鳥料理で飲みつつ、いにしえのマイコンについて語り合う‥インターネット以前の老人会とはいいものですね。
新じゃが素揚げなんてどう考えてもうまそうなものがあったからお願いしましょう。
友人「アツ！アッツ！！」
そりゃそうだ、揚げたてのイモなんて鉄砲仕掛けなんてレベルじゃないよ。ネギマより明確なオチですよ。ハフハフ食べれば大地そのものの味です。新じゃがうめえ〜。
あれれ、また唐揚げが届いたよ？あまりにうまかったので、ももとむねの両方をリピートしてしまったのでした。
混雑時は2時間制とか書いてあったけど、3時間くらい居座ってもラストオーダーとか言われなかったのは食べ物もお酒もバンバン頼んだからでしょうか。
このご恩を返すため、蒲田近辺で飲むとなったらこちらにします。もっともこの辺に友だちいないけど‥カウンターで一人飲むかな。そのくらい気に入ったのでした。
鳥樹 蒲田駅 東京都大田区蒲田5-18-11