年に一度のお楽しみ、鳩をいただくため五反田のフレンチへ Restaurant May(品川区・五反田駅)

夏が来れば思い出す、はるかな五反田‥そうだ、五反田の「Restaurant May」さん、夏だというのに鳩料理の告知がないじゃないか。

HPをマメにチェックしていたら、ついに「小鳩」の文字が出た!なるほど今年は秋メニューだったのですか。よし予約、予約〜。

五反田駅で降りるとうどんを食べたくなってしまうけど、今日は浮気しないようタクシーでお店に直行よ〜。

場所は五反田駅を東へ徒歩4分、お店の前だけ森になっているのですぐわかります。

ウルトラ渋滞で30分以上遅れて申し訳ございません。ドカ遅れでも優しい対応のスタッフはさすが。

鳩を選べるのは16,500円の「Menu May」より。6杯12,000円のペアリングもつけてもらいました。最初の白は‥あらやだ、忘れちゃった。

一口のお楽しみからスタート。左のスプーンに乗った物はパンとトマトか。いきなりワインがはかどってしまう。右はお芋です。秋です。

トウモロコシのスープは、この世のコンポタ全てがひれ伏すキングオブポタージュ。

次の料理に向けてのワインはブルゴーニュ・シャルドネ トマ・モレ。かつてモンラッシェを手がけた方のワインとか物騒なことを言っています。

実に体幹が強いというか、飲んでいる側の背筋まで伸びてしまうキリリとしたワイン。うまい、後で探して買おう。

バゲットもうまい。おかわりはミルクパンなどに変わります。

焼き茄子のババロワとカニ‥ですが、ぼくのは天使のエビ

なめらかこの上ない茄子ババロワにカニの旨味がたっぷり。カニのエキスはOKと伝えておいてよかった。

シャルドネがまた冗談みたいに合います。全魚介にワインは合わないとおっしゃった某漫画は反省するべき。でも数十年前に牡蠣とワインの問題提起をしたのは立派な功績なんでしょうね。

フォアグラ茶碗蒸し風にマッシュルームのヴルーテ。そしてこの香りは‥松茸だーッ!

濃厚なのに後味は軽いフォアグラに油と合わせて大吉なマッシュルーム。この両者でとんでもないのに、トドメに香る松茸はどうだ‥!

合わせるお酒はワインならぬ日本酒。三重のKINO(帰農)です。旨さと飲み口がしっかりで頼もしい。フォアグラのぶちかましにドーンと胸を貸しつつ、香り控えなので松茸の邪魔はしないという、まさにこの料理のためのお酒。

鱧のベニエにモン・サン・ミシェルのムール貝

松茸に続いて鱧と、まるで京都にでも来ているような。鱧といえば梅と思ってしまいそうですが、バター豊かなソースでもうまいもんですねえ。あまりの美味しさに変な声でた。

鱧とムール貝って、ワインは何を合わせるんだろ。

出ましたものは、メヌトゥ・サロン ブラン オノリーヌ ラ・トゥール・サン・マルタン

名前が長くて大変ですが、華やかでフレッシュなソーヴィニョンブランです。ムール貝と不思議なくらい仲が良い。

カマスと舞茸アルベールソース。ソースに舞茸パウダーを使っているそうです。

舞茸ってなんてうまいキノコなんでしょう。完璧な火加減のカマスとあわせると幸せが過ぎる。

カマスのオトモはドメーヌ・ヒデ マスカットベーリーA。日本のワインは謎なくらいサカナと仲が良い。

メインに向けて、シャンタル・レスキュール コート・ド・ボーヌ。なぬっ、メインを鳩でお願いしたからタンニンと鉄の風味がバッチリ系かと思いきや、なんだかフレッシュなのが出ましたね。

そしてメインの仔鳩だーッ!ピジョーン!

文字通り血のしたたる胸肉の圧倒的歯ごたえと深い深い旨味!鳩を使った濃醇でクリーミーなソースはお皿までなめてしまいたいようだ。

‥鳩を噛みしめた後にワインを含むと、爽快な風味が鉄の風味を綺麗に洗い流してくれる。なるほど、そういう合わせ方もあるのね。

なんだか恐ろしいような爪ですが、手で持って食べるにはちょうどいい部分。歯ごたえたっぷりのもも肉をワイルドにいただきましょう。

奥の手羽元もちっちゃいけど味がぎっちり詰まっているねえ。その辺は鶏も鳩も変わらない。

添えられたレンズ豆の中にはなんと鳩の内臓が入っていて、まるでこってりソウルフード。

鴨よりも濃い鉄の味、うずらよりも強い野の香り。鳥類のうまい所を集めたような鳩肉‥なぜ日本では流行らないのかしら。逆に言えば、鳥類のクセを集めたような味だから?お寺でグルグルポッポー言っている存在だから食べ物に見えないのかな?

MAYさんのメインは裏面もあり。なんと鳩の手羽先その他をゼリー寄せにしたコロッケですって。

クラシックな料理の後に、いわゆるホルモンを使って革新的な料理を出してくれる。楽しい二段構えであります。

シャインマスカットとソルベなんて素敵なデセールで見事に締まった‥と思いきや、

たまたまこの週が誕生日という友人と来たので、記念のケーキなんか頼んじゃったのでした。ちゃんとローソク付きのものが出てから切り分けてくれまして、良い部分は友人へ。スポンジがしっとりで美味しいね。

コーヒーと

塩キャラメルミルフィーユで今度こそ締め。

大変美味しゅうございました。やっぱり鳩はうまい!ピジョンばんざい!

シェフがテーブルまで挨拶に来てくれまして、「ジビエの季節には蝦夷鹿を丸ごと仕入れて、数に限りはあるけど内臓も出したい」と!なんだなんだ、鳩以外も大変なことになっているじゃないか!また来る!

レストラン メイ 東京都品川区東五反田2-7-7

昨年の鳩

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