四条で朝7時から中華粥。朝のお粥は目も胃もバッチリ覚醒、どんな試験も及第だ! 富小路粥店(下京区・四条駅)

京都三泊四日メシだけツアー、三日目の朝です。昨晩は高級居酒屋でしこたま飲んでしまったので、朝は軽めのものか、胃に良い刺激を与えてくれそうなものがいいか‥

思いつく候補は4つ。ペッパーカルネ、前日に食べた朝うどんリピート、中華粥、京風スパイス出汁カレー

どれも捨てがたいけれど、そうだな‥美味しんぼ21巻や沈夫人の料理店を読むと食べたくなる中華粥にしようか。

おとなしく東横インの朝メシを食え?いや本当にそうなんですけどね。

四条通から富小路通に入ってすぐ、その名も「富小路粥店」さん。朝の7時から中華粥を食べさせてくれる、なんともありがたいお店です。やはりお粥は朝に限ります。

カンフーハッスルを見ても食べたくなるよね、中華粥。粥麺屋というものが近所にできてくれないものか。

お隣の焼肉店は見たことある‥ああそうだ、何年も前に宴会をやったことがあるお店だよ。グンマ人が京都飲み会の幹事をやるとか、当時は何を考えていたのだろう。

記憶をさかのぼっている場合ではない、開店時間になったからお粥を食べよう。

入店したらすぐ注文するシステムだったはずなので、店外のメニューを見ておこう。基本の中華とり粥に、おばんざいを何か一つもらおうかな。

中のボードで本日のおばんざいを見ると、350円で大根餅があった。点心な雰囲気でいいじゃないか。計1,350円を支払い、二階のイートイン席へ。先客は一名、そして後からも続々と入ってきます。人気朝食スポットですね。

中華とり粥の登場!大根餅は揚げているので少々お待ちくださいとのことです。

油条・トリ肉・ネギ・揚げ蓮根・煮卵にナッツまで入る豪華仕様。病人食イメージのあ日本のおかいさんと違い、中華粥はスタミナ栄養食です。

お粥のくせに消化器官を休ませる気などさらさらないのでは。朝からこのくらいガッツリ行く気合いがないと、科挙には受からないということだな。

もちろんベースのお粥はまろやか〜で優しいのです。胃の腑まで染み込む鶏の滋味はどうだ。軽い二日酔いだったけど一口でふっとんでしまう。

肉味噌・ニラ醤油漬け・アミ塩辛と味変アイテムも揃います。

出汁の旨味に対して塩分は最小限なので、アミやニラを投じるとその味が映えること。

クタクタになりつつある油条はもちろん、アミの塩分をまとったトリ肉もうまいうまい。

おっ、揚げたての大根餅もサーブされましたよ。

揚げ焼きではなく、ほぼ揚げ物。ざっくりした歯ごたえと香ばしさは‥これはもう餅ジャンルじゃないね、立ち食いそばのかき揚げに近い。しかも大当たりのヤツね。

立ち食いのかき揚げポジション‥つまり出汁がうまいこのお粥に投入するが大吉!大根餅の油で粥がうまくなり、粥の出汁で餅がうまくなる。

そこそこの量がありますが、たちどころに完食。不思議だ、食べる前より胃が軽いようだ。やっぱり朝粥はいいね!

昨夜のお酒はすっかり抜けて気分爽快!暑いけどちょっと散歩とかしちゃおうかな。そしてお昼に続きます。

富小路粥店 京都府京都市下京区徳正寺町41-2