お座りウン万というお店の居酒屋形態!高級店ゆかりの味をお手頃に 呑小路 やま岸(中京区・京都市役所前駅)

いかにも京都らしい西京焼きコースで満足なランチでした。せっかく外に出たので蟷螂山の鉾建てでも見るか‥と思ったのですが、ダメだよ、暑いよ。

近くのお店でワインだけ仕入れ、逃げるようにホテルへと戻りましょう。Switch2をいじって夜を待つのだ。

18時前、まだ陽は落ちないけど晩酌タイムだ。本日のディナーは京都市役所前駅近くの「呑小路 やま岸」さん。

本店の富小路 やま岸さんは、お座り七マンとかの超高級店。そこの居酒屋形式のお店として、お手頃価格で高級店ゆかりの味を楽しめる‥らしいです。もちろん人気店なのですが、ポンと予約が取れたので来てみました。

10席程度のL字カウンターはほぼ満席と、みなさん早いうちから結構ですな。一人分のスペースは少し狭いようですが、ぼくがデカいだけで普通の人なら問題ないでしょう。

生・エビス・黒エビス・京都クラフトと、ビールに不自由はしない感じ。でもいつものデンでいきなり日本酒だ。奈良は吉野の鬼道 純米大吟醸を二合いただきましょう。

おお〜、正しく二合たっぷりで嬉しいねえ。

純米大吟醸でもコメの味がしっかり、名前の通りパワフルなお酒。この後もう一本もらってしまった。

店員さんよりシステムの説明があります。まずは四品7,000円のミニコースをいただき、その後にアラカルト注文ができるのだとか。

コースの3・4品目はお選びいただけますとのことですが、3品目の鱧かハンバーグのどちらかってなんですか。こんなの選べる訳ないでしょ。

‥ま、祇園祭の時期だからお約束の鱧にしましょうか。野菜はずいき胡麻あえで願いま〜す。

先附は鮎がゆ。鮎の香りがしっかり染み込むお粥は歯ごたえが残る仕上げ。さらに青々と香るのは万願寺とうがらし。むせっけえるような夏の風味がたまらない。最初から普通の居酒屋では出ないようなスゲーの来ましたね。

お造りにあたるのは鯖きずし

ごくごく浅く〆た鯖をお揚げさんと一緒におろしポン酢で食べる、ひとひねりあるシメ鯖です。これは面白くておいしい。他のお店にもマネしてほしい逸品ですね。

選べる強肴は鱧やき霜

目の前で骨切りをして炭で炙ってくれるので、食べる前からもう美味しい。極めてレアな焼き加減のところをいただけば、もちろんすごく美味しい。

ニヤニヤしていたら焼いていた方と目が合いまして「いかがですか?」と聞かれました‥が、何そのドヤ顔は!もう答え知ってんだろ!

ずいき胡麻あえは胡麻のうまさとずいきのショキショキ食感で、なんとなくお新香のような役割。つまりこれから頼むアラカルトと一緒に、ゆっくりいただくべきでしょう。

この辺で他の席には選べる強肴のハンバーグが出てきたのですが、とんでもなくうまそうな肉の香りが漂っちゃうんですよ。ソースもフルーティーでなんとなくハワイアンな香りなんですよ。やっぱりどっちか片方なんて殺生な話じゃないですか?

さて、お好み注文タイムに向けてお酒を頼んでおくか。京都のお酒をリクエストして、出ましたものは伏見の蒼空 美山錦 純米酒。純米酒を謳うだけに吟醸香はナシ。旨口で、いかにも料理を引き立ててくれそう。

おすすめ黒板の手羽先からあげは頼もうと最初から決めていた。はい、鳥類大好きです。

焼物は目光かな‥?いや待て、大好物のサザエつぼ焼きがあるじゃないか。あとはそうだな、一品コーナーからこれまた大好物を選んで、と。

大好物、それはカラスミ。アイスクリームのアレで無造作にすくったようにどっさりと。のせるための大根もたっぷりと。そうだよ、カラスミはこう食べたいのよ。

ちょっと珍しい味噌のような味。そしてネットリ艶やかな舌ざわり。さきほどのずいきと交互にやるとお酒が止まらんです、はい。

カレーとかニンニクとかの不純物はナシ、シンプルで力強い手羽先唐揚げ!パリッとした皮から飛び出る鶏ジュースに酔いしれろということですね。ンマーイ!

サザエつぼ焼きは鱧と同じ炭火という嬉しさ。しかも焼き上がるその時、バターをひとかけ入れてくれる芸の細かさ。そうか、アワビなんかもバターで炒めるとうまいもんな。

とんでもないツマミが連チャンするもんだから七合ほど飲んでしまった。食事モノと芋のロックで〆るかな。

うまさが約束された鯖ずしに‥和牛胡麻カレーってなんだそれ!いか焼そばとかラーメンなんて麺類もいいよな‥

結局いか焼そばを頼んだところ、ボーナスどころかアラチャンまで確定の神ビジュアル!

シャッキリ炒められた細麺、これでもかと盛られた切りイカ、みんな大好き揚げ玉、もちろんゲソも入り、トドメにたっぷりの紅生姜。なんと肝をおさえたグッド焼そばでしょう。

高級店ゆかりの素材と技術で、こんな気取らない美味しいお皿を出してくれるなんて‥実は一番感動したのはコレだったりして。

お会計をお願いすると、デザートのアイスが出てきました。最後までしっかりですねえ。

料理といい店員さんの対応といい、高級店と居酒屋の良いハイブリッドっぷりでした。こりゃデートとかちょっと気合いの入った会食には良さそうだなあ。

いずれもぼくには縁のない話ですが、〆のいか焼そばorカレーを食べるためにまたソロで来てもいいな。

呑小路 やま岸 京都府京都市中京区下白山町293-3