金沢うまいもの案内士、O尚さん主催のくいだおれツアー。初日の夕食から究極の牡蠣鍋と至高の牛鍋でしあわせいっぱい、おなかもいっぱい。
O尚「二次会に和食とか金沢おでんとか思ってたけど、これはちょっと無理かもね」
鍋物の時点で二次会はアウトな気もしますが‥でも一杯飲んで余韻に浸りたいくらいの美味しさでしたから、ほんとにちょい飲み的一品くらいなら。
O尚「ん?これってお店かな」
(友人撮影)
え?いやだなあ、こんな真っ白でモダンなお店、ネイルとか綺麗なお洋服とかに決まって‥おや?
これって鰹節ですよね‥お店の前の看板のような案内のようなプレートを見ると、ちょっと信じられないことにおでんのお店らしい。
おでんなら大根と飲み物一杯なんて注文でもOKであろうと、「barrIer」さんに入店してみることになりました。
真っ白な空間、フェルメールを元にしたアート、茶釜。入ってみてもやっぱりなんだかよくわからん、とにかくおしゃれな空間です。おでん屋台の大将とはかけ離れた、やっぱりおしゃれなお姉さんがカウンター席に案内してくれます。
おでん鍋はわかる、でもこれはわからないサイフォン行列。カフェの一面もあるのかしら。
あれれ、メニューを見たらコーヒーのコの字もないじゃないか。
金澤おでんはちゃんとありますね。車麩と紅茶鴨ってすごく気になるけど‥う〜ん、やっぱりお腹いっぱいだよなあ。下の方にあるぼたずしってなんだろ?
店員さん「お寿司のご飯くらい小さいぼた餅のような、オリジナルメニューです」
ミニぼた餅?へ〜、それなら1つ2つイケるかな。それではそのぼたずしを、味はほうじ茶と和三盆で願いま〜す。あと‥国産ジンの翠と金沢アレンビックHACHIBANをロックで‥
店員さん「どちらですか?」
いやそのすみません、ふたつともお願いします。
アレンビックHACHIBANって初めて。たしか世界的な品評会で金賞を獲得したんですよね。
グレープフルーツのような爽やかな香りですね〜!カカオニブも入っているの?なんとも複雑で面白い。しかしツマミなしでも飲めてしまって危険だね。金沢の酒屋さんを探せば買えるのかしら。
そしてぼたずし。蒸したもち米にほうじ茶と和三盆の味。みたらし団子の醤油餡のような砂糖醤油でいただきます。
ぼたもちよりも餅に近い‥いやコレは米粒が見えるだけのお餅だ。むっちんむっちんなお餅に和三盆。そんなのバチが当たらないはずはない。砂糖醤油で甘さを自在にブーストできるのもいいですね。ほうじ茶の方も素敵な香りだなあ‥オレンジのカケラで口直しすればもう2個くらい欲しくなる。
おいしいよコレ。おでん4品くらいで飲んで、ぼたずし2つ食べて1時間で次へ、なんてハシゴ的飲みもやってみたくなる。2階では出汁を使ったコースがいただけるそうで、そっちも覗いてみたくなりました。
‥はっ、あのサイフォンはコーヒーでなく出汁用だったのか‥!
さすが食都金沢、歴史あるお店以外にも色々とできているのですね。くいだおれツアー初日からすっかり満腹満足、明日はさらに満腹度アップらしいからしっかり寝るぞ〜。(バーで飲んでいたメンバーも‥)
barrier(バリア) 石川県金沢市尾張町2-14-21