沖縄観光黒帯のT氏と巡る沖縄本島、続きです。
はい、素晴らしいランチでした。さて・・
T氏「何が見たいとかどこに行きたいとかある?」
いくつかありますが、とりあえずブルースクエストに行きたいです。
T氏「なんだそれ?」
なんでも「幻の味ブルース」という、自称からすでに幻!のお菓子があるそうなんです。幻なだけに、那覇のスーパー1店舗で細々と売っているだけという。
T氏「じゃあ那覇にもどる?でもたった1店舗って、どこかわかるの?」
いや、実は恩納村に本店があるそうで、さすがに本店ともなれば何個かあるんじゃないかしらと思いまして。
T氏「なかったら?」
サーターアンダギー専門店らしいですから、それはそれでウマいのでは?
ということで、沖縄市から車で30分、恩納村に到着!
T氏「おんなの店とかおんなの駅とか、エッチな店みたいな看板ばっかりだったなー」
おんな村って名前がすさまじいですよね。あれ?ナビが到着と言っていますが、どこでしょう?・・・非常に目立ちませんね。店舗からすでに幻な雰囲気。
でもホラ、サーターアンダギー専門店の文字も誇らしげな「琉球銘菓 三矢本舗」さん!!見つけましたよ!なんだ、交番の目の前じゃないか。
さんや?みつや?さんし?もうりもとなり?悩みましたが、どうやら「みつやほんぽ」さんみたいです。
サーターアンダギーと、三矢琉球・・ド・ドラゴンボール?その名前大丈夫ですか?そして一番下にありました!幻の味・ブルース!
T氏「あっさり見つかったけど、ほんとに幻なの?」
うーん、少し自信がなくなってきました。でもホラ、開店早々売り切れかもしれませんよ?
中に入ると、どうやらイートインもできるようで、小ぶりですが綺麗なカフェのよう・・あ、さっそくありました!しかも結構山ほど!
「しっとり もっちり ふんわり」三大食感が楽しめる!直売店だから安い!魅惑的すぎるコピーがおどっていますよ。
まあ、ブルースの由来が。材料の配合を間違えた→もったいないから食べちゃった→踊りだすほどウマかった!というわけで、「幻」の正体はレシピが幻でした!
ちなみに先代がブルースが好きだったので「ブルース」だそうです。なんとなく某ジークンドー創始者のファンだったのかしらと思っていましたが、淡谷のり子先生の方だったか。
では買いましょう!えーと、フレーバーはプレーンと・・プレーンと、なんだ、プレーンばかりですね。おお、ブルーベリーが一個だけありました。ブルーベリーの文字は手書き、プレーンは文字通り(?)記載ナシです。一個がA5の紙くらいあります。意外とデカい。
T氏「俺も買う。アンダギーも買う」
そうですね。店員さんがハーフ以上の外人さんフェイスでかわいくて、しかも感じがいいですしね。今日は沖縄初日ですので自宅に送ってしまいたいところですが、要冷蔵と書いてあります。クール便かしら?
店員さん「開封しなければ常温で20日とか保ちますよ。開けたら要冷蔵です。でも冷やすとおいしいですよー」
おお、味わい的に要冷蔵でしたか!では送ってしまいましょう!
ここで話は帰宅後に飛びます。いざ実食!1個しかないブルーベリーは知人に奪われ、プレーン2個は別の知人にお送りして、残りプレーン4つは母がバラまきそうになったのでストップ!
・・と思いましたが、超音速で配ってしまった母。なんと残り1個のさらに2切れのみでございました。ふー、危なかった。一応冷蔵庫には入っていました。
おお、きれいに切れているのですね。これは食べやすい。
母「なんか最後まで切れてなかったから切っちゃったよ」
・・・えーと、底2mm程度が切れずにつながっていたそうです。他の人も言っていたのでそういう仕様のようです。下まで切らない理由?知りません。
では実食!パクリ。もぐもぐ・・・こ、これは・・ウマい!
「しっとり ふんわり もっちり」のコピーがそのまんまですね!その食感に、通常のカステラより黄身感が強いカスタードの味!そして甘さは控えめ。「ヤマザキのダブルソフト・プリン味」といった感じです。夏は冷やしブルースで決まりですね!
これはサーターアンダギーも期待できる!たしか八種類くらい送ったはずですが、食べたかったモカとチーズはどこですか?
母「みんな食べちゃったから残りはこれだけだよ。みんな喜んでたよ」
・・おおっと?各フレーバーを2・3個ずつ送った気がしたのですが・・仕方ない、紅いもアンダギーをば。ああ、すごいイモ味。そしてけっこうミッチリ粉がつまっております。なかなかお腹にたまる。しかしここんちのお菓子はうまいですね。ドラゴンボールも買えばよかった。
うまいスイーツとなると、通常ではラフロイグのようなクセのあるウイスキーを飲みたくなるのですが、こちらは沖縄のお菓子たち・・・
ということで、10年物の泡盛古酒にお出まし願いました。瑞泉キングクラウン10年!角がとれながらも泡盛らしい無骨な風味もしっかり残る、漢な酒です。
漢な酒とスイーツなんて合うのかしら?と思いますが、アンダギーにもブルースにもバッチリ!紅いもアンダギーの後に飲むとなんとなく芋焼酎な気分になるし、冷たいブルースをもちもち噛んで、飲み込む頃合いにキングクラウンのロックを飲むと、脳裏に抜けるような青空とエメラルドグリーンの海が・・・
そう、まだまだ沖縄です。無事に幻の味もクリアしたところで、美しい空、美しい海を見ながら次にまいりましょう!
琉球銘菓 三矢本舗 恩納店 沖縄県国頭郡恩納村字恩納2572−2
「美味しくて踊り出す」でモガーを思い出した
モガーと食べてしまうウマさ・・かもしれません